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5大デメリット外資系製薬スタートアップ転職

外資系製薬企業の日本法人設立メンバーになることには、多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。以下に、代表的なデメリットとそれぞれの対策を5つ挙げて説明します。

1.文化の違いによるストレス
外資系企業は、本国の企業文化やビジネスのやり方を強く取り入れていることが多いため、日本のビジネス文化とは異なる点が多くあります。スタートアップは日本法人の規模が小さいためその影響を強く受ける傾向があります。そのため、日本人のメンバーにとっては、ストレスを感じることがあるかもしれません。
そもそもの原因が文化の違いなので本国はストレスを与えるつもりではないことがほとんどで、きちんと本国に「日本では異なる」ということを伝えることで、修正されることが多いです。

2.非正規雇用が多いこと
外資系企業は、正社員以外にも、契約社員や派遣社員などの非正規雇用の人材を多く採用することがあります。そのため、待遇面での不安定さを感じることがあるかもしれません。
雇用契約の際に、雇用形態を含む雇用条件をきちんと書面で残してもらいましょう。本国としては法廷での係争や従業員との揉めごとはもっとも避けたい事態なので、書面に書いてあることを反故にすることはまずありません。

3.厳しい業績目標のプレッシャー
外資系企業は、グローバルでの競争を勝ち抜くために、厳しい業績目標を設定していることが多いです。そのため、日本法人でも業績目標が厳しく設定されている場合があり、それに対するプレッシャーを感じることがあるかもしれません。
業績目標は一方的に決められることはなく、必ず日本の状況を考慮した上で決められます。そのため、とてもチャレンジングな目標になることはあったとしても不可能なレベルになることはごく稀です。業績目標を決めるプロセスで本国の期待値をコントロールすることで達成不可能な目標を強いられることは避けられます。

4.組織変更が頻繁に行われること
外資系企業は、グローバルでのビジネスの変化に対応するために、組織変更を頻繁に行うことがあります。そのため、自分が所属する部署がなくなってしまう、担当業務が変更されてしまうなど、不安定さを感じることがあるかもしれません。
スタートアップは全てそうですが、創業期の形をそのまま残して成長を続けることはありません。必ず変化していきます。その中できちんと評価をされていれば、仮に自部署がなくなるということがあっても会社に必要な人物であれば別のポジションが用意されます。どうしても会社を去らなければならない事態になったとしても、その時点ではスタートアップで培った経験を持って別のスタートアップで活躍できる人材になっていますので、より良い条件で新天地を探すことは難しくないです。

5.高い英語力が求められること
外資系企業は、グローバルでのビジネス展開が中心であるため、高い英語力のスキルが求められることが頻繁にあります。スタートアップの場合は本国との距離が近いためよりその傾向は強くなります。そのため、英語力に自信がない人にとっては不満やストレスを感じることがあるかもしれません。
ただし、PMDAや厚労省への対応が多い仕事の場合は必ずしも当てはまりません。こういったポジションでは日本語能力の方が重視され、外資系といえども必ずしも高い英語力が求められるわけではありません。

以上が、外資系製薬企業スタートアップに入社する5大デメリットです。ただし、これらのデメリットは企業や部署によって異なるため、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。また、企業や部署の文化によっては、上記のようなデメリットを克服する仕組みが整備されていることもあります。

そのため、外資系製薬企業の日本法人設立メンバーになる前には、自分自身がどのような環境に適応できるか、どのようなデメリットに対しても克服できるかを十分に考える必要があります。また、面接時には企業や部署の文化についても十分に調べ、自分がその環境に適応できるかを確認することも大切です。

※外資系スタートアップ企業転職のメリットはこちらに記載しています。

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