転職大失敗の要因：打率が悪いエージェントに捕まらない方法

2023年4月10日 22:59

はじめに

転職エージェントは、転職市場で成功を収めるための大切なサポーターです。しかし、成功率の低い転職エージェントを選んでしまうと、転職活動が台無しになることもあります。そんな事態を防ぐために知っておくべきことを5つ、以下にご紹介します。

この記事でご紹介するポイントは下記の通りです。

1.複数のエージェントに登録する

大変残念ですが、現実問題としてポンコツはどこのエージェント会社にもいます。従って、有名・大手エージェントを選択するだけではポンコツを避けられません。

ポンコツに捕まらないための最初の自衛策は、複数のエージェントに登録することです。

一つの転職エージェントにのみ登録するのではなく、複数のエージェントに登録しましょう。

一つのエージェント会社への依存度を減らすことで、万が一ポンコツ担当者にあたってしまった場合でも、他のエージェントにすぐに切り替えることができます。

企業からのフィードバックをエージェント経由で受け取ることは、自分がどのように評価されているのかを客観的に知ることができる貴重な機会です

特に不採用となった場合の理由を聞けると、その次に活かすことができます。

しかし、実はポンコツ担当者だと、このフィードバックを企業から受け取れない場合があります。

企業の担当者は不採用になった候補者の転職が成功するかどうかは全く気にしません。従って不採用の理由を説明する手間はできる限り省きたいと考えています。

それでもきちんとフィードバックを聞いてこれる担当者というのは、企業から信用を得ている人ということになり、優秀なエージェントということになります。

転職エージェントに対して、自分の希望を全て伝えることはとても重要です。具体的な希望や条件を明確に伝えることで、エージェントがあなたにぴったりの求人を探しやすくなります。

エージェントが「希望通り、もしくはそれに近い案件を探し出してきてくれるかどうか」でその人がポンコツかどうかが分かります。

いくら希望を伝えても全然違う案件ばかり持ってくる担当者もいます。そういう人はさっさと見切りをつけて、別の担当に変えてもらうか、違うエージェント会社に切り替えましょう。

エージェントはあなたの転職成功をサポートする存在ですが、エージェントにとってのお客様はあなたではありません。

転職エージェントは採用企業からの成功報酬を売上として成り立っています。

一方で、お客様ではないものの、候補者は売上を上げるための大事な商品です。優秀な担当者はその点をきちんと理解し、候補者もぞんざいには扱いません。

候補者から遠慮のない質問や相談を受けること、求人案件に対する不安や疑問を解消することができる担当者はポンコツからは程遠いでしょう。

エージェント会社の中では、クライアント企業（採用企業）や、募集ポジションの年収レベルによって担当者が分けられています。

当然、年収の高い（＝エージェントの売上も高い）案件はベテランが担当し、経験の浅いエージェントは年収が低いポジションを多く担当します。

あなたがもしまだそれほど年収が高くない候補者であれば、高い確率で経験の浅い担当者が付くことになります。

自分の専任になった担当者がどれくらいの経験を持っているのかを知ることはとても大切です。あまり経験のない人にベテラン並みのことを期待しても無理というものですので、頼り切るというよりも、一緒に頑張るサポーターくらいに考えていた方が無難です。

そして、その担当者では対応できなそうな難しい問題が起きた時には、遠慮なく「上司に相談してください」と言える関係を築いておきましょう。

なお、その担当者がどの程度経験があるのかはLinkedinを見ればすぐに分かります。転職サポートを業務として行なっている人の多くはLinkedinに登録し、職歴を公開しています。

逆にほとんどあてにならないのは名刺の肩書きです。名刺上は「シニア」とか「マネージャー」とか「プリンシパル」のようないかにもベテランのような肩書きがあっても、それは営業用の飾りであることが多いです。

転職を成功させるためには、転職エージェントとの良好な関係が不可欠です。成功率の低い転職エージェントのせいで転職が台無しになる事態を防ぐために、上記で紹介した５つのポイントを意識して活動を進めましょう。

これらのポイントを活用し、あなたの転職活動が成功につながることを願っています。自分に合ったエージェントと協力して、新たなキャリアを築きましょう。

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