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新・おばけキャッチが強い奴と闘うために広島に行ってきた

雲形ひじきと申します。

タイトルの通り、おばけキャッチで闘うために広島に行ってきた。その話をしたいと思う。

X(旧:Twitter)のフォロワー諸君におかれましては、11月からギャーギャーしてて申し訳なかった「おばけキャッチ大会」についてだよ!


おばけキャッチとは

念のためおばけキャッチの説明をしておこう。

おばけキャッチとはボードゲームのひとつである。

ボードゲームって言うのは、人生ゲームみたいにテーブルの上でサイコロ振ったりカードを配ったりペンや紙を使ったりなんだりしてアナログで遊ぶゲームのことね。

毎年大小玉石混交のボードゲームが世に生み出され行く中で、おばけキャッチはたくさんの人に遊ばれていてわりと知名度がある方だと思う。ボードゲームカフェにあるのはもちろん、ヨドバシカメラ、ドンキ、ハンズとかでも買える。

おばけキャッチが強い奴と闘うために広島に行ってきたより

そしてどんなゲームなのか、ルールなどの詳しい説明はこの記事を読むとよいかも

小さい子どもからお年寄りまで楽しめる軽量級のボードゲーム「おばけキャッチ」は、広島の手にかかると鍛錬によって磨かれた力と技のぶつかり合い、強い者しか生き残れない精神と肉体の限界バトルに変貌するので、このおばけキャッチ大会ついて書くとどうしても好戦的になってしまうのだけど、大丈夫な人だけ読み進めてみてくださいね。

あとひじきの日記らしく普通にまた長くなったので、目次をご確認いただいて気になるところだけつまみ読みしていただけると幸いだ。

6月、広島に名を轟かせる

私が広島に行きたい広島はすごいぞと言い出したのは今年の6月からである。
それというのも、おばけキャッチ大会が開かれるという情報をつかんで、チーム戦だって言ってんのに単身乗り込んでみたら、県民的スポーツのように皆が励んでいるわ、探していたような強者はいるわ、たくさん遊んでもらえてすごいすごいとちやほやされるわで大変楽しい思いをしたのだ。

詳しくはこのnoteに書き記した。

東京の友人知人だけでなく、広島の大会参加者にも「おもしろかったですよ」と言ってもらえたのが嬉しかった。でも何がそんなにおもしろかったのか書いた本人はいつものように自覚がない。え、ただの日記ぞ?

大会の振り返り検証会配信でも「ひじきさん」が頻出単語になっていて、にやにやしっぱなしだった。

12月には個人戦もやるよとこの時に聞いていたので、ぜひまた訪れて腕試しをしたいとずっと首を長くして待っていた。

チームは3人1組で、6月は初対面の広島民たっちさんとkeyさんに混ぜてもらったが、次回はどうしても広島に連れていきたい人たちがいる。

ぬかりないひじきは、大会の余熱冷めやらぬうちに根回しを始めることにした。

7月、関東を荒らす

とりあえず関東で暴れておけば強い人が見つかるかもしれないと思い、おばけキャッチと聞けば、知らないところにでも出かけるようにしている。

16日・ボドゲかるた大会

広島のおばけキャッチ大会の配信動画を見て、私を見つけてくれた主催のあからんさんが、埼玉県の大宮でかるた系のボドゲ大会をやるので参加しませんかと声をかけてくれた。配信のアーカイブは公開されていると後で見てもらうこともできるから、ご縁が広がりますな。

この大会も動画にまとめられている。

「関東にいる強い人を探すぞー!」と意気込んでいった結果は、圧勝してしまい、ただただ怖がられたという。
ちなみに2位の人は、今回のおばけキャッチ大会のチームメイトのアンディさんです。
ただの内輪試合じゃねぇか!

あと、なぜかツインイット部門も優勝してしまった(ナンデ?)

27日・コロコロ堂秋葉原店

「どこどこのボドゲカフェの店員はおばけキャッチが強いらしい」という噂を聞くと、恥じらいもなくDMを送ることにしているひじき。
該当の店員さんがシフトの時は、風営法上遊んでもらえないので、いきなりは押しかけないで
きちんと仁義を切ると言いますか、果たし状を送ったうえで道場破りに挑むと言いますか……

いや、気持ち悪いのは承知の上なのだが、強い人と闘いたいんだもん。今回のチームメイトのかもしー隊長もそうやってやっと見つけた遊び相手なんだもん。

コロコロ堂秋葉原店の店長がんちゃんさんが強いというのは、御徒町のボドゲカフェあまやどりの店員さんに聞いた。

3戦ほど遊んでもらい、どれも50枚以上で圧勝

後日、アンディさんもかもしー隊長も以前にがんちゃんさんに道場破りをしかけて成功していたと聞いて、迷惑なチームだな!

友人に話すと、少年漫画扱いされる

そういうことを全部Xにポストしてしまう習性があるので、
頻度が上がれば上がるほどフォロワーたちにひじき=おばけキャッチの意識が根付きつつある。

普段から好きなもののためならフットワークが軽いと言われるが、その最たる代表になってしまったようだ。

そして、ふだんぼんやり穏やか人畜無害なひじきが、おばけキャッチだけなんだか積極的というか「俺より強い奴に会いに行く!あわよくば倒す!」なので、評価がいつもと違うのも面白い。

他にもスラムダンクのうんぬんとかなんかいろんな作品が上がる。それらの少年漫画ちゃんと読んでこなかったけど、そうなのかぁ。正直な気持ちをしゃべっているだけなのだが。猛者を求める戦闘狂なことは認めるしかないようだ。

10月、イベントに顔を出す

さて、12月が近づいてまいりまして
前回から入れてもらっている大会LINEグループに動きが出始めた。
今回はチーム戦と個人戦両方やるという。

1日、大会エントリー

エントリー開始から数分後にチーム戦も個人戦も勢いよく申し込んだ。

チーム名は「東京ひじきーず」

え、なんですか私の名前じゃだめですか?ギリギリまで迷った第2候補は「魔王御一行様」でしたよ?

11月19日締め切りで、チーム戦36人、個人戦24名の申し込みがあったそうである。なかなかの規模じゃないか。広島のおばけキャッチに対する関心の高さがうかがえる。

28日・巨大おばけキャッチ

6月のnoteにも書いたが、巨大おばけキャッチ大会が開催されると参加することにしている。

第2回・3回は優勝したが、4回目となる今回は初代チャンピオンが降臨し、負けてしまった。手足が短い上に体力のないひじきにとって、たくさん走らされるのはキツイ。転んで膝を盛大にすりむいてズボンを捨てる羽目になり1か月ほどでかいかさぶたが取れなかった。

ちなみに今回のチャンピオンのあべりょさんも、広島にいたことがあるそうで、おばけキャッチ界ちょっと狭い。

30日・タイムアタック

チームメイトのアンディさんに情報をもらって、おばけキャッチのタイムアタックに挑戦した。

いや、タイムアタック苦手なんですけどね。カード捲りが下手すぎて自分で自分にイライラする。なので、ほとんどやらない。

ただ、おばけキャッチのイベントに顔を出すことで、誰かが私を見つけてくれるかもしれないし、強い人が見つかるかもしれないから!

初めての曳舟にあるボドゲカフェに恐る恐る行ってみたら、第3回巨大おばけキャッチ大会で決勝を戦ったみずみずさんが店長をやっており、「ひじきさん!」と気づいてくれた。
おばけキャッチ界ちょっと狭い。

レギュレーションに助けられて無事に新記録を更新しました。
このタイムアタックは1か月間開催されていて、掲示されている記録を更新すると1日無料券がもらえるのだが、最終日の夜に行ったので、誰かの無料券GETチャンスの邪魔にはならなかったと思う(謎の気遣い)

11月、そわそわする

大会が近づくごとに広島勢の動きが活発化する。
大会きっかけでフォローしている人が増えたせいでその様子ががんがん目に入る。
うわーん、混ぜてほしいよう、おばけキャッチ留学したいよ~とジタバタしている時期を経て、

練習で磨きがかかってパワーアップしている動画を見て
うわーん、速いよう怖いようとびびる時期

チームメイトのふたりもはじめのうちは「ひじきさんなら楽勝でしょ」みたいなノリだったのが、やばさを感じたらしい。

というわけで、東京組も負けじと練習するぞ!

東京ひじきーず

順番前後してお待たせしたが、
ここでチームメイトを紹介しよう。

かもしー隊長
隊長との出会いとその後の関係については、
前述した6月のnote に詳しく書いたのだが、
2020年、隊長がXにおばけキャッチタイムアタック動画を上げてくれたのを私が見つけてラブコール(果たし状)を送った。
実力が互角な上に、何度でも嫌がらず遊んでくれる壊れないおもちゃ。
こんな隊長と共闘できるチャンスはきっと広島大会のチーム戦だけ、
しかもおそらく1回限りだろう。
本来、大会で力を見せつけた実力者は固まらないように配慮されることになっている。なので私は広島の強い人とはチームを組むことができない。この認定制度(?)を「リーダーズ8」という。
広島でも絶対人気者になれるに違いない。

アンディさん
2021年、私がXで「強い人と闘いてぇ」とつぶやいたら手を上げてくれた勇気ある御方。広島行きにも積極的に乗ってくれた。
情報収集と研究の熱心さはチーム1。
努力型で早くなった人で、チーム最年長ながら大会前には一番の成長ぶりを見せる。

練習場所はかもしー隊長のお店である吉祥寺のボードゲームカフェ「キャラバンズベース」で行った。

11月21日・バトルフィールドがほしい

バトルフィールドとは

大会で実際に使われるレイアウトなのである。

普段遊ぶ配置やルールとだいぶ異なるため、東京の練習にもこれが欲しいと思った。努力型のかもしー隊長とアンディさんは慣れる必要があると思ったのである。

私はおばけキャッチで遊べればなんでもいいこだわりがないというか気にしない質なので単独で広島に乗り込んだときもすぐに順応してしまったが、それは天才型であって努力型ではないからなのだ。

……あのー自分で自分に天才を使うの抵抗がないわけでもないんだけど、じゃあ何「野生」?そうすると努力型が「養殖」ってことになりますけども。

というわけで、かもしー隊長の許可を取り、はがしやすいシールを準備してバトルフィールドを設置した。

東京から行く以上、練習相手の人数や回数では不利だけれど、
本番の不安やアウェイ感を少しでも減らして臨みたいわね。

ゲン担ぎ

私は、かもしー隊長やアンディさんのように、短期集中でめきめきと早くなるということがないので(練習してもしなくてもずーっと同じクオリティでお出しできるので、抜き打ち対戦とかの方が強い)
メンタルコントロールが重要になってくる。
広島遠征にかこつけて、なんかゲン担ぎをしようと思った。

この中だと、シューベルトの魔王は何回か聞きましたね。

広島のぺるてぃさんが、6月の私の印象がすさまじかったらしく「魔王」って呼んでくれるので、魔王を名乗ることになってしまったのである。また肩書が増えたな!

「陰陽師と天狗眼」の歌峰先生にも広島情報を聞き出してかまってもらう。

ヤクザ映画は……ごめん、「日本統一」見てた。今年は昭和東映ヤクザを卒業して、令和Vシネのヤクザを追いかけております。

11月28~30日・仕上がるってこういうことか

広島が毎日練習会するなら、こっちだってしゅりゅのぅ!と最終週は2回集まった。

同じ目標に向けてあーじゃないかこうじゃないかと語り合うやる気の仲間に入れてもらえるのがとにかく嬉しくて。

隊長もアンディさんも、先週からは目に見えて速くなっている。ちょっとでも迷いが生じたり気を抜くと負けちゃうよ。

「ひじきさんと戦ってきたんだから(広島でも戦える)」というのが自信になっているとかもしー隊長は言うけれど、

隊長とはこの時期本当に勝ったり負けたりいい勝負になっていて、
チーム戦は楽できる分、個人戦は脅威だなと感じ始めていた。コマの取り方にすごみが出ている。

私は遊んでもらえる機会が増えて嬉しいんだけど、この大会が終わったらこんなに遊んでもらえないだろうからすでにロスが心配だ。

そしていっぱい遊んでわかったことは、みんな数回でハァハァしてるけど、私はギアさえ上げなければ何十戦でもできそうなんだよな。頭使わないから。

12月2日【前日】おいもをおいもとめて(竹原電撃作戦)

そして広島入り。
この日の日記は、お前は何のために広島に来たのと疑うほどおばけキャッチ関係ないので別のブログに書き記したのだが、読みたい人のためにコピペしておきましょう。

4時台に起床

6時台の新幹線に乗り込み

10時台に広島入り

ホテルに荷物を預け

川沿いのベンチで光合成しながら、買っておいたアンデルセンのパンをもぐもぐする。前回来た時、この川沿いぼんやりをやってみたいと思ったのよね。

11時台のかぐや姫号に乗る

このかぐや姫号は高速バスで竹原市まで1時間半ほどで輸送してくれる。

そう、本日の目的は前回の自由行動でジャガイモを求めた東広島市安芸津よりさらに東にある竹原である

竹原に何があるのか

ジャガイモだ

またしてもジャガイモだ

私、芋研ゼミのゼミ長なので

高速を降りて

山に囲まれた民家は茶色い瓦と、しゃちほこが付いている屋根の家がいくつもある。そういう風習というかブームだったのかな。

12時半頃竹原駅に到着し、観光案内所で予約していた電動アシスト付自転車を借りる。

長野の旅行ですっかり味を占めたんですよ、車がないならペダルをこげばいいじゃない。しかも長野の山より傾斜がきつくないはず、楽勝よ。

瀬戸内さざなみ線の線路と並走して

吉名の駅を過ぎさらにまっすぐ

スキーウェアに手袋、分厚い靴下装備なので寒さは感じず

13時過ぎに目的地である「農家レストラン西野」に到着した。

農家レストラン西野は土日の昼間だけ開かれていておばあちゃんの家庭料理が食べられるお店

ここに吉名のジャガイモ料理が出てくると情報を得まして

潜入!

数日前にNHKのローカルコーナーで紹介されたと情報をもらっていて、混みすぎて入れなかったらどうしようと心配していたが、賑わってはいるが座敷に余裕があった。

わー古民家じゃーおばあちゃんちじゃー

「どっからきんさった?」

席に通されるとまず訊かれて

「東京からです」と答えたら驚かれ

スタッフ全員に「今のお客さん東京だって!」瞬時に広まる

手作りのティッシュケースとみかんが手土産として客全員に配られるシステムのようだったが

東京バフで

ティッシュケースが2個になり

これもあげようとアンパンマンのペロペロチョコもいただいた。本来お子様客用ですよね?

「いっぱい食べんさい」

うわーん、食べますぅ。いただいちゃいますぅ

料理はバイキング形式で

漬物、お浸し、煮物、野菜たっぷり

豚汁やカレーも炊き込みご飯もちらし寿司も!

ジャガイモ料理も複数種類あって

なますもあるし

ポテトサラダもあるし

重ね焼きも

ホクホクかと思いきや

煮っころがしはしっとりしている

コロッケは揚げたてを席まで持ってきてくれる

塩じゃがを調味料にした鶏のから揚げもある

おいひぃ

自分で取りに行くバイキングなのに

おばあちゃんが「よそってあげる」

と各テーブルに肉じゃがやらこんにゃくの煮しめやらを持ってくれる

バーバーイーツか(やめろ)

メイドさんのごとく席に来て話しかけてくれるので

今年のジャガイモは暑さで大きくならなかったとか

近くでも安芸津のジャガイモは海風にさらされているけど吉名は少し中だから潮風には当たらなくてちょっと違うという話を聞く。

「私は戦争孤児でねぇ。貧乏だったから修学旅行、みんなと行けなくて、ずっと悔しくて。東京は靖国神社だけ行ったよ」

西野さんに嫁いだ娘さんのお母さまだった。親子で働いているんだね。

腹パンまで食べてさらに

「このじゃがいもジェラートって食べられるんですか?」と

バイキングメニューにないジェラートも要求するゼミ長

閉店の14時過ぎても追い出されることはなくのんびりしてしまった。

再びチャリを漕ぎ、

道沿いの菓子屋を見逃さずにフィナンシェを獲得し

今度は竹原駅周辺を巡る。

ホテル大広苑にマルシェがあるというので見に行ったが

駆逐された後の残骸みたいなものしかなかった。

絶望するフィナンシェヤクザ

古い街並みを保存している地域は

自転車だとちょっと中をじっくり見るには止まりにくい。

うさぎ食パンなどがかわいいパン屋でカレーパンを買い

道の駅たけはらへ

ここで売っていたジャガイモは「あいまさり」だった。

ここでもフィナンシェが手に入る。

せっかくなのでフェリー乗り場

うさぎの島に行く船が出ているらしい。

そのあとは駅前のケーキ屋を2軒ハシゴ

遠征先でもフィナンシェ狩りを欠かさないフィナンシェヤクザ

だってこういうとこのはなかなか手に入らないじゃない。

帰りのバスぎりぎりの時間まで走り回り

やっべーやっべーと自転車を返しにったら

「ただいま外出しております」

の張り紙と施錠

はぁあああ?

返す時間お知らせしておいたのに、おじさん……どこに行ってしまったの?

あの、バスもうすぐ出るんですけど

次のバス90分後なんですけど

日が暮れて寒くなってきたし帰りたいんですけど

プチピンチ

旅はこれだから楽しいな!

まあ、5分前に「緊急じゃったもんで」とおじさん帰ってきてくれて

無事にバスには乗ることができた。セーフ。

冬山を眺めながら竹原に別れを告げる。

すやすやと眠り、目が覚めるとすっかり暗くなった広島市街だった。

広島駅でお土産を物色。もうここを逃すと買えるチャンスがなさそうなのだ。

楽しくてついついウロウロしてしまう。

最終フィナンシェ成績です。ご査収ください。

ガッチガチになったこの体、明日へのメンテナンスとして肩だけでも揉んでもらうかと

駅前にある福屋の中にあるてもみんに行った。

チェアマッサージは不織布の敷かれた穴に顔を突っ込む仕様なのだけど

不織布のマスクをしたまま突っ込むと、ダブルでふさがれて万年鼻づまりなこともあり呼吸が全然できなくて

ふごっもごぉ、ふぐぉ、んぐっ

リラックスするはずが窒息死しそうだったことをお知らせします。
一番短い時間のコースじゃなきゃ死んでた(マスクを外せよ)
そして右肩はやはり凝っていた。

思えば、昼食をしこたま食べたとはいえ、この私が夕食をどこにしようかと思わなかったあたりで、元気じゃないのだが

ホテルに戻り、風呂に入ったら、めまいが止まらなくなった。
あらあらトイレにも座っていられないわ。
広島で死ぬならせめて仁義なき戦いのテーマ流してほしい。

まあ、ここんとこ毎日ラムネのように頭痛薬飲んでるし睡眠不足だし体重もなぜか落ちていて疲れにダメ押しをしてしまったか。

布団に潜り込んで回復を図るしかない。
明日は大事な大会なのに、どうなるひじき!?

12月3日【当日】チーム戦

早く床に就いたので、5時頃目が覚める。
めまいはない、熱っぽくもない、食欲はある。

ヨシ!(現場猫のポーズ)

体調を成績の言い訳にする気はさらさらないので心配めされるな。

集合は12時

東京組は全員バラバラに広島入りし、ホテルも別、直前まで別行動で

現地集合という自由な感じがすごくいい。

戦いはカロリーと水分を絶やしてはいけないので道中のコンビニで

菓子パン2個おにぎり2個
ペットボトル3本
チョコと飴とバームクーヘンを購入した。
刑事さん、張り込みですか?

チーム戦は事前にくじ引きで分けられたリーグ順に行われ、
我らが東京ひじきーずはCリーグだったので、まずは第2会場で待機する。

すげぇ、大画面でツイキャスの配信をライブビューイングできるようになっている。

バトルフィールドがあり、おばけキャッチで遊ぶこともできる。
飲料とお菓子、そして仁多屋のおにぎりも食べてよいという。

すごいね選手控室みたいだね(選手だよ)

人間を覚えるのが苦手なひじきは広島の参加者のことをよく知らないのだが、6月の経験から

エキシビション四天王戦を戦ったさわこさん、イマムラさん、千代さんがいるので
Aリーグは広島歴戦の猛者が集中していることはわかった。
さわこさんはさらにパワーアップしたとの噂である。

にぎやかな集まりもそこかしこである中で、
ぼんやり画面を見ていたらありたさんが声をかけてくれて一緒に遊ぶことになり、
福岡から参戦のバニラさんも到着したので、「もう神々の遊びが」とか言われながらかもしー隊長やアンディさんも交えて腕を温めていく。
バニラさんは小学校6年生。速いねぇ、楽しいねぇ。
ので、Bリーグ全然見てないや!

そうこうしているうちに移動の時間。
メイン会場は前回と同じプレイフルプレイス

Cリーグ予選

リーグ戦は4チーム総当たり戦で

出場選手は組み合わせのかぶりなく2名ずつ選出する。
東京ひじきーずのオーダー表は基本的に毎回同じで
➀ひじき&かもしー隊長
②ひじき&アンディ
③かもしー隊長&アンディ
にした。
リーダーは絶対2戦戦えるのでいっぱい遊べるドン

「ぴことらまる」ぴーこさん・きじとらさん・まるさんとの対戦
1戦目◯
2戦目◯
勝ち!

「結束おばけ」もりおさん・はるきさん(5歳!)・バニラさんとの対戦
福岡で遊び相手のいない孤高の戦士バニラさん。お父さんがコーチのように付きっきりで声をかけるメンターとなっており、力を最大限に引き出してくれる。
はるきさんは5歳でしっかり大人に食いついてくる。末恐ろしい。
1戦目◯
2戦目✕
3戦目チームメイトの二人に取ってもらった◯

「おにぎり」みんとさん・ありたさん・あられさんとの対戦
1戦目◯
2戦目◯
勝ち!

というわけでCリーグ1位通過

準決勝

敗者復活で上がってきた
「ちよかわVer2.1」千代さん・めろんぬさん・ゆうきさんとの対戦
ちょっと私の集中力が切れましてお手付きなどが出るように

1戦目◯
2戦目✕ 2枚差で落としてしまった
ここで負けると決勝に行けないぴえぇぇぇ
3戦目かもしー隊長奮闘により勝ち残る◯
わかってはいたが、かもしー隊長大活躍である。

決勝

「ヴァーテックス福村」さわこさん・はるかさん・ふくもとさんとの対戦

ここでかもしー隊長の提案でオーダー表を初めて変えた
➀かもしー隊長&アンディ
②ひじき&アンディ
③ひじき&かもしー隊長

1戦目あちらははるかさん、ふくもとさんで来た。54枚で◯
2戦目、ここで決めちゃえるといいなあと思いながらさわこさんとぶつかる

そして

33枚で勝ちました!やったー!

チーム戦、東京ひじきーずの優勝でございます!
きゃらべにトロフィーを飾れるぞ!

6月大会後の時点ではかもしー隊長がいれば楽勝なのではと思ったことを正直に認めるが、広島のレベルがかなり上がっており、観客としてどれも見ごたえがあり、選手として楽をできる試合などなかった。

「壊れないおもちゃいっぱいいますよ」とぺるてぃさんが言ってくれたが、ほんとにね。すごいね!

12月3日【当日】個人戦

間を置かずして個人戦へ

カードを引いて予選リーグが作られるのだが

運命のいたずらか
予選リーグ

千代さん・さわこさん・ひじき・かもしー隊長

という信じられないリーグが出来上がる

24人もいるのにバカなの?決勝戦なの?

1・2位がベスト16に行けるのだが

かもしー隊長1位、さわこさん2位でワタクシ3位でしたね

今日のかもしー隊長に勝てる気がしないぜ

敗者復活戦

にれさん・ボクラさん・ひじき

うう、54枚取るよぅ、私だっておばけキャッチチョットデキルよう

準決勝

1位しか通過できない準決勝

ひじき・めぎさん・イマムラさん・かもしー隊長

だから、なんで隊長来ちゃうんだよ!!勝てる気がしないって言ってんだろ!
(この辺のメンタルコントロールに改善の余地あり)

9枚差で隊長に負けてしまった

6月の大会で勝ち進む障害となったイマムラさんより取れたのは嬉しいね

決勝

さわこさんとかもしー隊長の対決である

とても見ごたえのあるサシキャッチだった

本当に最後までどちらが勝つかわからなくて

会場も異様な雰囲気に包まれた

結果は

さわこさんの勝利

いやー盛り上がった!かもしー隊長、本当にお疲れ様です。

終電の新幹線で帰るためにあわただしくタクシーに乗り込む隊長を見送った。

3位決定戦
完全に終わった気でいたら、
ひじきさん、3位決定戦やりましょうと

……ん?……なんて?

6月もこのパターンだったな。3位決定戦があること忘れがち問題

千代さんとサシキャッチ
やっぱり予選リーグのメンツじゃないのよ!
ずっと星型で遊んできたので直線は違和感がある。

接戦の末、勝ちましたので3位でございます。

東京で2・3位を取ったどー!

閉会後

お楽しみの野良試合タイム

私はこれがあるから終電をはなから諦めていた。

御指名されてバニラさんとのサシキャッチをしたり

大会で対戦しなかったぺるてぃさんや谷さんとやまださんチームと遊んだり

改めて思ったんだけど

私、プレイ中
静かだね?

きゃーきゃーと四六時中リアクション賑やかなやまださんチーム(大会の雰囲気としてすごくいいと思う)や「これは取られたらいけん!」といちいちコメントするイマムラさんだけじゃなく「うわぁ」「早いぃ」「まじか」と少なからず言葉にする人が多い中で、私、しゃべらないね

さわこさんが私のような静かなタイプは(戦う相手として)苦手と言っていた意味がなんとなくわかった。

あんなに人口密度が高く熱気でずっと暑いくらいだったのに、人が段々帰ってしまうとがらんと寒々しくなるプレプレ

主催の村山さん、なかとーさんたちとしみじみおしゃべりしたりする。

今回はかもしー隊長が前回のひじき枠で凄さを見せつけてくれて、

私はいいところがあんまりなかったなぁ。

いや、かもしー隊長を広島に連れてきたのは前回道を切り開いた私の功績ですし(勝手にいばる)、

チーム戦では勢い余ったかもしー隊長のお手つきをほとんどフォローしましたし(味方が正しいコマを取ればお手つきはマイナスにならない)

個人で3位を取っておいてどの口が言うのかという話ではあるのだが。

研鑽を積んだ広島勢にひじきさんになら勝てそうと思わせてしまい、絶対的な強さで薙ぎ払う魔王らしさは失われたと思う。慢心したつもりはないが、知らぬうちに他でもない自分で自分に課していた期待を裏切ったことでしょぼんとしたのは確かだ。

おばけキャッチはメンタルスポーツであり、気の持ちようも大きいから、大会の時は楽しむことはもちろん、もっと「勝ちにこだわる」を意識した方がいいかもしれないな(こだわってなかったの!?)
ギアの上げ方も調整できるのなら、コントロールしたいしね。野良試合できないくらいクタクタに集中できたらどうなるんだろう。

次はまたわからないから。

だから大会はおもしろいんだから。

エクストリーム出社

というわけで、この記事は帰りの新幹線の中でキーボードを叩いている。

眠気にまみれた変なテンションで申し訳ありませんね。今週はちょっと時間が取れなさそうなので、今書くしかないんだよ。

このあと家に帰って手足を伸ばしてゆっくり眠りたいところだが、向かっている先は職場なのだ。

そう、大会が開催されたのは12月3日、月初の日曜日だったのである。

6月は金曜日の夜だったので1泊2日で難なく帰れたが、今回は日曜日、しかも終日開催。

最後まで参加し、野良試合もするとなると確実に終電を逃すが、ひじきは哀しきサラリーマン。月曜日は月初の大事な業務があるので絶対に出勤しなければならない。

そうだ、エクストリーム出社しよう。

私は腹をくくって、「12月4日は午前休だけいただきますんで!」早いうちから宣言していた。
「今から12月の予定?これ書き間違いじゃなくて?」と部長に首を傾げられるくらいだいぶ前からだ。
(その後、12月5日に終日研修・6日にでかい会議がぶちこまれてただでさえキツい月初業務のスケジュールがとんでもないことになるなど知る由もなかった)

5時に起き、空が暗いうちに広島を発つ。

またお好み焼きを食べなかったし、宮島にも行かなかった。

でも、よい思い出ができた。

じっと手を見る。
昨日の朝まではなかった小さな傷がいくつもついている。
激闘の痕だ。
バニラさんなんかバトルフィールドに血を流していたからな。

少しでも寝ようかと目を閉じても
大会の光景が甦り再生される。

この心震わせる余韻はなんだろう。青春かな。

大会を主催・運営してくれたむらやまさん、かまってくれた参加者の皆様、応援してくれた友人諸君、

ありがとうございました!また遊んでください!

あの……すいません、新幹線がこの先で異常を知らせる何かの点検で止まりましたけど……一時運転見合わせって、いつまでです?




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雲形ひじき
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