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【FNCTを知る⑤】FNCTを送るときの注意

2023年2月にフィナンシェがIEOしたFNCT(フィナンシェトークン)について、短く簡単な表現でまとめる記事シリーズの第5弾です。こちらの記事では"FNCTを送るとき注意すべきこと"について、ご説明します。

【FNCTを知る①】でご説明したとおり、FNCTはEthereumブロックチェーンとPolygonブロックチェーンの両方に存在し、相互にブリッジする(移動する)ことが可能です。これを受けて、次の順番で説明していきます。

  1. Ethereumブロックチェーン上でFNCTを送る場合の注意

  2. Polygonブロックチェーン上でFNCTを送る場合の注意

  3. EthereumブロックチェーンとPolygonn ブロックチェーンの間をブリッジ(移動)する場合の注意

  4. コインチェックにFNCTを送るときの注意【最重要!見落とし危険⚠️】

では、いきます。


1. Ethereumブロックチェーン上でFNCTを送る場合の注意

ガス代のETHがかかります

Ethereum上でFNCTを送る場合、ETH(イーサ)という暗号資産建ての手数料が必要になります。ETHはEthereumブロックチェーンを動かすガス代とも言われます。
これは、FNCT以外の暗号資産をEthereumブロックチェーン上で移動する場合も同様です。

ETHを手に入れるには

ETHは、日本国内ほとんど全ての暗号資産取引所で購入することが可能です。もちろん、FNCTが上場しているコインチェックでも購入できます。

ETHは高額

ここ一年間、1ETHは最も高い時は¥40万以上になりました。最も安い時でも1ETH ≒ ¥14万です。一度の取引に必要なガス代は0.001ETH等、小数点以下の量ですが、時価は常に変動し、ガス代の相場も変動するので注意が必要です。

FNCTをつかうときにETHが必要になる主なケース

■暗号資産取引所にFNCTを入金するとき

■Ethereumブロックチェーン内でFNCTを移動する時

■Ethereumブロックチェーンから他のチェーンへFNCTを移動する時
■他のチェーンからEthereumブロックチェーンへFNCTを移動する時

2. Polygonブロックチェーン上でFNCTを送る場合の注意

ガス代のMATICがかかります

Polygon上でFNCTを送る場合もMATICという暗号資産建ての手数料が必要になります。MATICはEthereumブロックチェーンのETHと同様、Polygonブロックチェーンを動かすガス代です。
もちろん、FNCT以外の暗号資産をPolygonブロックチェーン上で移動する場合も必ずMATICが必要です。

MATICを手に入れるには

MATICは日本国内の取引所で購入することができます。しかし、ETHほど多くの取引所で取り扱われている訳ではありません。
また、MATICはFNCTと同じく、PolygonブロックチェーンとEthereumブロックチエーンの両方に存在しますが、ガス代として使えるのはPolygonブロックチェーンのMATICなので購入する時は注意してください。
2023年8月現在、PolygonブロックチェーンのMATICが買える日本の取引所は以下です。

Ethereumブロックチェーン上のMATICはwMATIC(wrapped MATIC)と表記されている場合もありますが、普通にMATICと表記されている場合もあります。Ethereumブロックチェーン上のMATICはPolygonブロックチェーンのガス代として使用できません。購入の際はお気をつけください。

MATICは安価?

MATICはETHに比べると安価です。ここ一年間の1MATICの価格は、最も高い時でおよそ¥210、最も安い時でおよそ¥46でした。Ethereumに比べると、かなりお手頃な暗号資産であることがわかります。ETHと同様、一度の取引に必要なMATICは0.001MATICほどです(相場は変動します)。
しかしながら、この安さと便利さ(処理の速さ)もあって、最近Polygonブロックチェーンは混雑しているので、ガス代相場は上昇傾向にあります。
ガス代を支払う際は、MATICのガス代に気を遣ってみてください。

FNCTをつかうときにMATICが必要になる主なケース

■Polygonブロックチェーン上でFNCTを移動する時

■FNCTをロック(ステーキング)するときと、ロック解除するとき
■ガバナンスにFNCTを投票するとき

■Polygonブロックチェーンから他のチェーンへFNCTを移動する時
■他のチェーンからPolygonブロックチェーンへFNCTを移動する時

■報酬のFNCTを受取申請するとき
■FNCTでコミュニティトークンを購入するとき
■FNCTをコミュニティに贈る(ドネーションする)とき

3. EthereumブロックチェーンとPolygon ブロックチェーンの間をブリッジ(移動)する場合の注意

"FNCTはEthereumとPolygon間を移動できる"と何度か説明してきましたが、この移動することをブリッジと言います。
ブリッジはPolygonのウェブサイトで行うことをお勧めします。

Polygonのブリッジサイト

EthereumブロックチェーンからPolygonブロックチェーンに移す場合はDeposit、逆にPolygonチェーンからEthereumブロックチェーンに移す場合はWithdrawから行います。
ブリッジには概ね数時間を要し、ETHとMATIC両方のガス代がかかるので、ブリッジすべき量をよく検討して、なるべく1回にまとめて行うことをお勧めします。
ブリッジの仕方についての詳細は別の記事で説明します。

4. コインチェックにFNCTを送るときの注意【最重要!見落とし危険⚠️】

FNCTを取り扱う上で、最も注意していただきたいのが、こちらです。
絶対にPolygonブロックチェーンのFNCTをコインチェック口座に送らないでください。
もし、PolygonブロックチェーンのFNCTをコインチェックの口座に送金してしまった場合、そのFNCTは消失し、何があっても取り戻すことはできません。
コインチェック口座にFNCTを送る場合は細心の注意を払ってください。
コインチェック口座にPolygonブロックチェーン上のFNCTを送りたい場合は、必ずEthereumブロックチェーン上にブリッジしてから送金してください。

誤って送金してしまったFNCTは、たとえフィナンシェであっても取り戻すことはできませんし、補償することもできません。

自分が動かそうとしているFNCTがどちらのブロックチェーンにあるか確認する方法

自分で管理するウォレットには必ず「ネットワーク」が表示されています。このネットワークを確認して、自分が今送金しようとしているFNCTがどちらにあるのかを確認できます。
MetaMaskでは、左上アイコンの隣にネットワークが表示されています。

👆このFNCTはEthereumブロックチェーンにあります

上の場合、Ethereumブロックチェーン上にあるFNCTなので、コインチェックに送っても大丈夫です。

👆このFNCTはPolygonブロックチェーンにあります

上の場合は、Polygonブロックチェーン上にあるので、このままコインチェックに送ってしまうとFNCTが消失します。Ethereumブロックチェーンにブリッジしてからコインチェックに送金してください。



以上です。今回も長くなってしまいましたが、この記事は超重要なので、しっかりとご理解を頂けると嬉しいです(T_T)


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