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上手な子どもの躾

公共の場でのマナーや礼儀作法など、お子さまのためにも必要な「しつけ」。小さなうちから身につけてほしいものの、幼いからこそなかなか理解してもらえなかったり、身につかなかったりすると、イライラしてしまうというのは子育て中ではあるかもしれません💦
そこで、親子でイライラしたり、大きな声で叱ったりしないですむ、しつけのコツをご紹介します💡

「~しなさい」ではなく「~しようね!」

お子さまにとって社会のルールは未知なもの。
周りの大人の真似をしながら、少しずつ社会性を身につけていきます。
では、真っ白な状態のお子さまに対して上手にしつけをするにはどうすればいいのでしょうか。

まず心がけたいのは、「~しなさい」ではなく「~しようね!」に語尾を変えてみることです。
どのような状況でも、大人がいきなり「~しなさい」と命令口調で言うとお子さまは戸惑ってしまいます。
中には、反抗的になるお子さまも出てくるでしょう。
大人でもいきなり頭ごなしに「~しなさい」と言われるとイヤな気分になるのではないでしょうか。

しつけをするときは、その理由をきちんと納得できるように説明し、「~しようね!」と提案することが大切です。
そうすることで、「自分で頑張った」という自主性をお子さまが感じるようになるでしょう♪

「~しないでね」ではなく「~してね」

しつけをするときに大切なポイントは、「否定しない」ということです。お子さまがしていることに対して、ついイライラして「~しないでね」と言ってしまうこともあるでしょう。
しかし、お子さまは自分がしていることを否定されるとイヤな気分になり、素直に大人の言うことが聞けなくなってしまいます。

そこで大切なのは「やってはいけないこと」を言うのではなく、「やってほしいこと」を伝えること。
ポイントは「具体的にやってほしい行動内容」を伝えることです。

お子さまは、イメージができないとうまく行動に移すことが難しい場合があります。
例えば、「汚い手でおにぎりを食べないでね」と大人が言っても、なぜダメなのかがお子さまにはわかりません。
「汚い手でおにぎりを食べるとバイキンさんも一緒にお口の中に入ってしまうから、おなかが痛くならないように、きれいな手で食べようね」と言うだけで具体的なイメージが湧きやすくなるでしょう。
このように、なぜそうすることが良いことなのか、ということを伝えれば、お子さまも納得して行動に移しやすくなります。

「やらなかったことを叱る」のではなく「できたことを褒める」

しつけをする際にやりがちなのが、「やらなかったことを叱る」ということです。
しかし、叱るとそのときは従うもののイヤイヤやることになってしまうでしょう。
その結果、「バレなければいいや」という気持ちが芽生えやすくなりますので、次につながりにくくなってしまいます。

また、褒めるとお子さまはそのことを好きになり、自主的に動くようになるかもしれません。
褒めるときのポイントは「えらいね」や「すごいね」だけではなく、「おかげでママ助かったわ」や「きれいにお片づけできて気持ちがいいわね」などの言葉で伝えることも大切です。
お子さまの行動の結果、どんないいことが起きたのか、ということも一緒に伝えると、よりお子さまのやる気につながりやすいでしょう。

大きな声ではなくできるだけ落ち着いた声で

お子さまがうまくできないときなどに、つい大きな声で叱ってしまうという方も多いのではないでしょうか?
そんなときほど、できるだけ落ち着いた声で話しかけることが、しつけをする際の大切なポイントになります。

少し低めの声で、しっかりと目を見て話すようにすれば、よりお子さまに気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
お子さまの目線までしゃがんで話すと、威圧感も軽減できます。
また、ショッピングモールやスーパーなどの大勢の人がいる場所でも、大声でお子さまを叱ることは避けましょう。
お子さまの自尊心を傷つけることにもなります。
お子さまは保護者や周りの大人たちの行動をよく観察しています。
大人自らが礼儀作法の見本となるような行動、振る舞いを心がけるのも、しつけにおける大切なポイントになるでしょう。

こんなときは叱ってもOK

そうはいっても、しつけをするということは、ルールを教えるということでもあります。
ケガにつながるような危険な行動があった場合は、しっかりと叱るということも必要になってくるでしょう。
それでは、どんな場合に叱ってもよいのでしょうか。

危険なこと(刃物で遊ぶなど)をした場合
命にかかわるような危険なことをした場合は、叱ることも必要でしょう。
しかし、その場合もなぜダメなのかをしっかりと伝えることが大切です。
例えば、お子さまは、遊びに夢中になって道路に飛び出したり、興味があることに気を取られて危険に気づくのが遅くなったりすることがあります。そうした場合は、その場でしっかりと叱るようにしましょう。

叱るときはなぜダメなのかということをしっかり伝えながら、「その場で」叱ることが重要です。
時間が経ってから叱っても、どれだけ危険だったのか、なぜいけないことだったのかお子さまには理解しづらく、「叱られた」という印象しか残らなくなってしまうでしょう。

大切な約束事を守らなかった場合
約束を守ることはもちろん大切ですが、もしも、お子さまがその約束事の重要性が分かっていなかった場合、ただ単に約束を守らなかったからという理由で叱っても、お子さまには納得できないかもしれません。
では、保護者が叱ってもよい約束事とはどのようなものなのでしょうか。

例えば、ケガに結びつきそうな危険な遊びをしていた時に、危ないからという理由で、その遊びはしないという約束をした場合はどうでしょう。
お子さまは危ないからという大切な理由を理解し、約束をします。

しかし、子供ですから約束を破ってしまうこともあるでしょう。
そこで保護者のかたが「危ないという理由で約束をしたのに」と叱ったとします。お子さまはどう思うでしょうか。
叱られても仕方ないという気持ちを持つのではないでしょうか。

このように、守らなくてはならない大切な約束を守れなかったときは、叱ってもよいでしょう。
しかし、しつけだからと、どんなことでも約束をして、守れないからと叱ってばかりいる状態にはならないよう気を付けてください。
保護者は約束事の内容が、叱る必要のあるものなのかどうかを判断することも大切です。
もちろん、約束を守るということも大切ですので、叱るほどの約束ではないと判断した時は、叱るのではなく話し合ったり、態度によっては注意したりということでもよいのではないでしょうか。

しつけは愛情を持って根気強く

しつけには、根気と体力が必要です。
いっぱい褒めたほうが伝わりやすい子もいれば、ゲーム感覚で取り組むことで自然と身につく子もいるなど、お子さま一人ひとりに合った方法があります。
しかし、いくら工夫しても、保護者とお子さまの信頼関係がなければうまくいかないこともあるでしょう。だからこそ、普段からお子さまの「意欲」や「できたこと」などを認めて褒めてあげることで自尊心を育み、信頼関係を構築しておくことが、しつけをしやすくする一番のコツかもしれません。愛情を持って、丁寧にしつけをしていくようにしましょう。

感情にまかせて力でコントロールするのは虐待

虐待は、保護者が子どもの上に立ち、感情にまかせて力づくで子どもをコントロールすること。そのため、子どもは恐怖を覚えるものです。
保護者のほうが体も力も強いことを利用し、威圧して子どもを支配するものであり、次の4つの種類があります。

・身体的虐待
・心理的虐待
・性的虐待
・ネグレクト

暴力をふるうことだけでなく、暴言を吐いたり、子どもに食事を与えないといったケアを怠ることも虐待となります。

子どもにしつけを行うには、大前提として子どもと保護者の信頼関係が成り立っていることが大切です。

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