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『日本株をやってみよう! その8 人間は投資に向いていない① 心理作用と本能が邪魔をする』
人間は投資に向いていない。
まずは、その事実を正しく認識し、その上でどう対応したらいいかについて理解してほしい。
ここの壁を突破できないと、人間の本能に支配され、無気力になるか、勝ち目のない博打に走るようになってしまう。
それでは始めよう。
まずはベーシックなところで、利益を得ることよりも損を回避することを重視する、損失回避性という心理作用が働くことがある。
定量的には、利益を得ることに対して損をすることの心理的インパクトは2.25倍、というのがノーベル賞をとった方の研究結果でわかっている。
たとえば、定期預金が大好きな人に、いくら話しても株式投資の魅力が伝わらないのは、ある意味仕方がない。 説得しようと思った場合は、「最悪100万円損することがあるけど、普通にいくと225万円は儲かるよ」と言うと、ちょうど釣り合うということである。
次に、ファクトフルネスで指摘されている焦り本能も、人間が投資に向いていないことに影響している。
焦り本能とは、「今すぐ手を打たないと大変なことになる。」という思い込みである。
日々、我々は焦り本能に急かされている。ダイエットしかり、子どもの勉強しかり、老後の2000万円問題しかりである。
次回どうやってこの2つに対抗するかについてお話いたします。
またお会いしましょう!
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