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『日本株をやってみよう! その9 人間は投資に向いていない② データファースト、行動セカンド』

投資に目を向けよう。
投資の場合、さらに厄介なのは、「損失回避性」に「焦り本能」がもれなく、くっついてくることである。

結果何が起こるかというと、損が出たときに、すっごい焦っちゃうことである。
とくに、なんらかの外部環境変化が起こっている場合は、その傾向が顕著になる。 「コロナの影響で、このまま株価が落ち続けたらどうしよう。」と思い、ついつい売ってしまう。
外部環境で株価が落ちたときは逆に買い場だと、金融のプロの方々は指摘されていると思うが、本能なのでなかなか抵抗が難しい。

ではどう対抗したらいいか?

そのカギはデータである。
損失回避性は心理作用であり、事実とは違う。事実は利益も損失も同じ重みづけである。
データをみて、利益が損失を上回るなら、勇気をもって勝負に行こう。

焦り本能については、『ファクトフルネス』の著者である故ハンス・ロスリング氏が明確に答えを出している。
それは「データにこだわろう」ということである。
緊急で重要なことならなおさら、データを見るべきだ。
一見重要そうだが正確でないデータや、正確であっても重要でないデータには注意しよう。正確で重要なデータだけを取り入れよう。

「データファースト、行動セカンド」である。

投資において、焦って行動せざるを得ない状況に陥らないように、まずは自分で自信をもって判断できるデータを整えることが重要である。そのうえで自分のアタマで考えて判断できるようにしよう。



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