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Let's Groovin‼︎オカソウのターン!Vol.25 - Final - (岡村)

ご機嫌よう。オカムラです。

この挨拶の"ご機嫌よう。"は、実は涅マユリ(BLEACH)の名台詞「百年後まで御機嫌よう」から取ってます。
"涅マユリ"VS"ザエルアポロ・グランツ"はBLEACH屈指の名バトルなんで要チェケです。オカムラです。


未だに暑いんか寒いんか、どないやねんっちゅう空模様が続いてますね。
自律神経の阿波踊り不可避です。

まあそんな日々もようやく昨日の台風で季節のページがめくられたってところでしょうか。

気を緩めず、引き続き体調管理には気をつけていきましょう。


ちなみに僕たちはというと先週から引き続き勢力的に制作活動中です。楽曲だけに留まらず、それはもう、勢力的に……ね…

この記事が公開されてる頃には僕たちはとある辺境の地でとある企画のために奔走しております、多分。
詳細は乞うご期待。

てな感じで正直かなり充実してる今日この頃なんですが、物作りって本当に大変ですよね。
創作物っていうのは人間のカロリーとエネルギーの集合体ですマジで。

僕は一人で0から曲を作る力があるわけじゃないんですが、これは音楽に留まらずクリエイティブなこと全てに言えると思います。

例えば楽曲1曲にしろ、映画やドラマ、CMにしろ、なんならYouTuberの投稿1本を取っても。

その大半には物凄い準備期間と色んな沢山の人間の労力とかアイデアとかがギュウギュウに敷き詰められてるんですよね。
もっと大袈裟に言うとその作り手の人生だったり蓄積そのものだったりします。

しかもこれが未だに一番ヤバいなって思うんですが、実際作品として皆さんに届く部分っていうのはそれらうちの本当に氷山の一角というか、表層に過ぎないんです。

大体インプットが100あるとすると、アウトプット(してるつもり)が50、実際に受け手に届くのが良くて25ぐらいやと思ってます。
受け手側の解釈にもよりますけど。
というか手放した時点で受け手側のものになりますし、受けて次第でその様は三者三様、千差万別変化していくんですよね。

だからこそ僕はクリエイティブなことが好きというか、常に関わっていたいし発信したいと思いますし、逆に情けないことに音楽だけでは伝えられないこともある気がしたので僕たちバンドはこうやってnoteを書いていたりするんですね。
押しつけがましくならないように言葉を選んで。

ただ、偉そうにこんなことをのたまわってますが僕自身たまに危ない時もあったりします。

というのも自分たちも日々そんな感じで制作に対し奮闘しているにも関わらず、僕はいざ受け手側に立った時に作り手のそのバックボーンの想像に欠いてしまうことがあるんですよね。
大体そういう時は死ぬほど疲れてる時とか精神的に磨耗してる時とかなんですけど。

こうなるともうどの分野の何を見聞きしようが、二次元的というか、平面的にしか情報が入ってこないので自分にとって何の気づきもないし何の身にもなりません。消費して終わりってやつですね。

マジで常々気をつけてます。
全てにリスペクトを持って。

はい、唐突にアツくなってしまいましたね。すいません。

晩酌しながら書いてたらボルテージも独り高まりましたが、今日だけは許してやってください。

なんとこのFilmlandのnote連載、今回の僕の記事で100投稿目らしいです。
めでてぇ、ありがてぇ。

そして今週の他三人の投稿からお察しの通り、僕の「Let's Groovin‼︎オカソウのターン!」も今回25回目をもちまして最終回というわけです。

マジで文才0のアホが書き殴ってるだけのこのコーナーでしたが、意外と読んでくださってる方が多くて素直に嬉しかったです。

"ナイスベース・ナイスグルーヴな音楽"についてのコーナーは一旦今日でおしまいですが、これまで読んでくださった方々ありがとうございました。


さて、というわけでコーナー最終回、前回からの引き続きです。満を辞しての「Jamiroquaiについて」。


それではいきましょう。

-ジャミロクワイ・歴代ベーシスト徹底比較その②-

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まずは今回も貼らせて頂きます、こちらのファン動画ですね。


てか改めて一パートに着目した動画ってマニアックですごい良いですね…転載ではあるんですけど…笑


前回はこの動画の一人目のベーシスト、ポール・ターナーについて紹介したので、残るレジェンドプレーヤーを見ていきましょう。


Nick Fyffe(ニック・ファイフ) /1999年〜2003年

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ジャミロクワイのメジャーデビュー後、歴代二人目のベーシストですね。

アルバムでは『Synkronized』のレコーディングから参加しており、「Canned Heat」や続くアルバム『A Funk Odyssey』収録の「Love Foolosophy」など後々までファンに愛される楽曲に携わっております。


Synkronized

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Apple Music

Spotify


A Funk Odyssey

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Apple Music

Spotify


さて、そんな彼のベースプレイですが、彼の特徴としてあげられるのが、スタッカートや付点音符とゴーストノートを多用した強いハネ感、そしてそんなハネのフレーズを強調する特有のアクセントです。


彼らのVeronaでのライブではそれらが顕著に現れています。


Love Foolosophy


こちら個人的に大好きな曲です…
オクターブフレーズが中心のベースラインですが分かりますかね。

4つ打ちのバスドラムに対して付点音符と細かいスタッカートを用いることで強烈なハネのフィールになっています。

この曲は僕もコピーしましたが、サビのフレーズが弾いててめちゃくちゃ楽しいです。
頭のスタッカートと途中のスラッププルを上手く挿入できるかが肝ですね。


次にこちら

Cosmic Girl


この曲は彼の加入以前からの楽曲なのでより分かりやすいですね。

音源忠実再現派のポール・ターナーに対し、ニック・ファイフのプレーは非常に派手でアレンジも効いています

音色も太さと抜け感の良いとこどりといった感じで、アンサンブルもベースがかなり前に出るバランスになってますよね。


ベースキッズなら踊り出さずにはいられません。

総じて言うと、彼はオーディエンスを踊らせるバンドのグルーヴの核であり、中期ジャミロクワイには欠かせない最高のエンターテイナーなのです。



Stuart Zender(スチュアート・ゼンダー) /1993年〜1998年

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きました大本命、最後はこの方。初代ベーシストであり一番のわがまま問題児、スチュアート・ゼンダーです。

彼はジャミロクワイがメジャーデビューするタイミングでオーディションに通過したことでバンドに加入しており(ここ大事)、1stアルバム『Emergency On Planet Earth』から3rdアルバム『Travelling Without Moving』まで参加しています。

Space Cowboy」や「Cosmic Girl」、「Alright」、「Virtual Insanity」などの数々の有名曲は彼の演奏によるものです。





個人的にはやはりジャミロクワイのベースサウンドといったら彼のベースが想起されますね。
当時10代後半〜20代前半という若さで既に頭角を現しており、ジャミロクワイがアシッドジャズの代表格として台頭するまでの期間を担っていました。
スティーヴィー・ワンダーやブラン・ニュー・ヘヴィーズなどを彷彿とさせるルーツ的なソウル・R&Bのニュアンスを踏襲しつつ、ファンキーでタイトなグルーヴを司る彼のベースは今なお色褪せることはないですね。


そんな実力者である彼ですが、実はジャミロクワイ史上一番の問題児としても有名です。笑

というのも彼は己の野心を優先する節があり、自己顕示欲がかなり強かったようで中心人物のジェイ・ケイとは確執があったみたいですね。

先程お話したように、本来ジェイ・ケイのソロプロジェクトとして発足したジャミロクワイはオリジナルメンバーはジェイ・ケイのみであり、少なくともスチュアートはデビュー後の加入なのですが、彼は自信をバンドのオリジナルメンバーであると主張していたみたいです…
ベースラインにおいても2ndアルバム以降はジェイ・ケイの意向に背く形で隙あらばオリジナルフレーズをブチ込んでたみたいですね。
彼の自我の膨張は楽曲面ではプラスに働くこともありましたが、ジェイ・ケイには組織を掻き乱す人物として良く思われなかったようです。
「Space Cowboy」ではアルバム再収録時にはあえて別のスタジオミュージシャンを用意してスチュアートにはベースを弾かせなかったり、「Cosmic Girl」ではフレージング段階で音数などのアプローチを巡り一悶着あったみたいですね…

そんなこんなで二人の関係性は悪化の道を辿り、「Virtual Insanity」のリリース後には修復不可能、結果スチュアートは干される形で脱退しています。

いやぁ、若くして才能を開花したプレイヤーとしてスチュアートは実際に驕り高ぶりまくってたみたいですが、それにしてもやはり創作活動って難しいですね…

それぞれの個性が乏しければバンドとしての土台は貧弱なものになりますし、かといって同じ方向を向くことができなくなった時点で組織として破綻してしまうわけです。

この25回(毎回ではないですが)、色んなアーティストやバンドについて取り上げてきましたが、総括して創作活動を続ける難しさ、だからこその作品の尊さというのを強く感じましたね…


はい、そんな感じで少し内容の方向性がズレましたが、このジャミロクワイのベーシスト御三方、サウンドからプレイスタイル、グルーヴ感まで三者三様でそれぞれ違った魅力がありましたね。

皆さんはどのベーシスト、どの時期のジャミロクワイが一番好きでしょうか?


僕はやっぱりスチュアート・ゼンダーですね。


以上、僕の大好きなバンド"Jamiroquai"の解説をもちまして「Let's Groovin‼︎オカソウのターン!」はこれにておしまいです。

改めてこんな散文駄文にお付き合い頂きありがとうございました。


それでは

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サタデーナイトにいつかアオウ‼︎

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