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かしましかしましまし Vol.4 (藤居)

 おととい、川崎のミューザ川崎シンフォニーホールというホールでモーツァルト・マチネという公演を聴いてきました。僕は普段クラシック音楽はほとんど聴かないし、学も全くありません。ただぼんやり興味だけがあって今回行ってみました。あと安かったのも重要な一因です...(25歳以下の方はこのホールでは大概の公演が1500円とかで聴けるそうなのでぜひ!!)

そんな感じなんでモーツァルトと言っても曲名とか全然パッと思い浮かばないレベルだったんですが、案の定公演の曲目もひとつも分かりませんでした。
ただ、寝ないようにだけしようとか思って臨んだんですが、ところがどっこい眠気が来る余地のないほどめちゃくちゃ良いコンサートで、このゴールデンウィークでのだめカンタービレを完走することを心に誓うほどクラシックいいなーとなっておりました。(のだめもほとんど知らないのです。ただ何故かサントラは持ってました。)

それでさっきモーツァルトのウィキペディア見てたんですが、なんか想像よりも人間味のある方なんですね。

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肖像画のイメージ、金持ちの貴族って感じしますよね。敵だと思ってたんですが就活結構失敗してたり、浪費家で晩年は借金大変だったりで波瀾万丈な人生だったようです。しかも35歳で亡くなっている...

いつもクラシック聴こうと思い立つ時だいたい音楽家に拘らないプレイリスト的な聴き方をしてたんですが、今回を機にモーツァルトのみに絞ってクラシック聴いていこうかなと思っとります。

ただやはりクラシックにも物足りない部分ってありますよね。それは何か。そうです、歌詞です。歌詞がないのですねクラシックは。(あるものもあるのかな...?) 
やはり歌詞は作り手の考えや曲のイメージを知る重要な手がかりであるし、曲を集中して聴きたい時なんかにその手綱になってくれるような気がするのです。歌詞サイコー!

...というわけで、かしましかしましまし第4回目初めていこうと思います。

お馴染みFull Swing歌詞解説のコーナーです。このサムネイルも見慣れたものです。そういえば先日こちらのPVが再生回数1,000回を達成しておりました!ありがとうございます、引き続きFull Swingをよろしくお願いします。

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前回の解説でようやく1番のサビが終わったところでした。身体と心にそれぞれ宿る「自分」についての考え方をつらつらと述べさせてもらってましたね。

今日は2番のAメロからやっていきますよ。
ただ、この辺りはなんてことはありません。本当にただ立て付けの悪い我が家の窓の前でタバコをふかせているとしゅ〜っとその隙間から煙が漏れ出ていったのでなんとはなしに眺めていたという体験談のお話です。多分喫煙者の人は容易に想像できる場面かと思います。ちなみに最近とっても久しぶりにセブンスターを買って吸ってみたのですが、あれめちゃくちゃ美味しいですね。

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そしてなんとなく依存性も強いような...ただ500円以上のタバコは僕にとっては高級品なので、普段はキャメルという450円くらいのやつ買ってます。

話が逸れましたね。とにかくこの文章はあまり意味は持たせておらず、なんとなく虚ろなニュアンスが醸されているかなという程度です。

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きました2番サビです!いいペースですね。冒頭の一文にある「使えなかった言葉」というのは今まで「自分」が自分に対して、はっきりと言葉にしたくないような気持ちや考えのことを指しています。それはつまり1番サビに出てきた「愛の花束」とほぼ真逆に対比できるようなものです。

こうして考えると、脳から発される信号が意識から言葉となり放たれることで他人に届くのであれば、根源的にはぼくという意識は常に脳から「言葉」の中身のようなものを贈られているともいえなくもないのですかね?

それはともかく、感情とか思いは言葉にしてしまうと良くも悪くもその形、輪郭がはっきりし過ぎてしまうと思います。自分自身が今どういう気持ちなのか、どうしたいのかなどの自問自答に答えを出すことでちょっと追い込まれてしまうこともあるとおもうのです。

だからあえて言葉にしない、「使わない」選択もします。曖昧にしといたほうが楽だから、という具合です。ただこの歌詞にもあるとおり、そこで楽するために「使わなかった」言葉たちを飲み下して無かったことにするのももったいないなと思うのです。

したがってこの2文は、自分にとって不都合な言葉たちもみないふりをするのではなく、時がくればしっかり向き合えるように持ち続けていよう、という歌詞であります。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。観念的な内容ばっかりで読んでてしんどいですよね...もっとハッピー!って感じの歌詞もかければいいのですがなんか本当に書ける気がしないんですよね特に最近は。ここからも観念まみれのくら〜いお話ばかりなのですが、なんとかともに完走していただけたら幸いです。お疲れ様でした。

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