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仲介手数料無料のからくり

賃貸物件を探している際に「仲介手数料無料」という広告を目にすることがあるかもしれません。通常、賃貸物件の仲介手数料は家賃の1ヶ月分が相場ですが、これが無料になるというのは魅力的です。では、この「仲介手数料無料」の背後にはどのような仕組みがあるかを共有します。

1. オーナー(貸主)からの報酬

賃貸物件において仲介手数料が無料になる主な理由の一つは、不動産会社がオーナーから報酬を得ているためです。通常の賃貸仲介では、借主とオーナーの両方から手数料を受け取る場合が多いですが、「手数料無料」を謳う場合は、オーナーが全額を負担しているケースがあります。

2. 賃貸物件の広告・集客戦略

「仲介手数料無料」は、物件の集客を目的とした広告戦略の一環として行われることがあります。特に空室期間が長くなると、オーナーは早く借り手を見つけるために手数料を負担することを決定し、不動産会社と協力して「手数料無料」のキャンペーンを行います。

3. 自社管理物件

不動産会社が自社で管理している物件に関しては、仲介手数料を無料にすることがあります。これにより、管理費用や更新費用など、他の方法で収益を確保しつつ、入居者を迅速に確保することができます。

4. 契約条件に含まれる別途費用

仲介手数料が無料である一方で、他の費用が発生することがあります。例えば、鍵交換費用、クリーニング費用、または高額な敷金や礼金が設定されている場合があります。これにより、表面的には手数料が無料でも、実質的な初期費用はそれほど変わらないこともあります。

5. 提携業者からの収益

仲介手数料が無料でも、不動産会社が提携している引越し業者や保険会社、インターネットプロバイダーなどから紹介料を受け取ることで収益を確保している場合があります。このような提携関係を通じて収益を確保し、手数料を無料にすることが可能です。

まとめ

実は不動産屋としては損をしているわけではないってことです。要は仲介手数料を無料にする代わりにどこかしらで収益を得ています。
特に管理物件を持っていない不動産屋で仲介手数料無料には注意をしましょう。
気になる方はコメント欄にて聞いてください!


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