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映画の盛んな国とそうでない国の違いが判明!

タイムトラベル映画大好きりゅうさんです。

 現在商業映画を作っている国は統計上は約120国。世界の国の数が196国ですから約2/3の国は映画を作っている計算です。

 しかしインドは桁外れの年間約2000作!、作ってない国では1作とか。この差はいったい何でしょうか?

 そこで統計からその謎を探ってみました。

 まず映画を作るのは結構金のかかる仕事ですので経済力のある国の方が映画をたくさん作れるはずです。
そこで経済力の指標である国民一人当たりのGPDと各国の年間映画製作本数との関係をみました。
(データベース:2015年各国の年間映画製作本数はUNESCO、GDPはIMF)

 下の図がその結果ですがあまり相関が無いことが分かります。
スイスやルクセンブルグのようにただお金があるというだけでは映画は作られないという事ですね。

 次に映画もひとつの商品ですから市場があってこそ作られるはずという事で、人口と映画製作本数の関係をみました。
(データベース:2015年各国の年間映画製作本数はUNESCO、人口は国連)

 下がその結果ですが、相関係数0.67とまあまあ良い関係があります。
やはり観客があってこその映画ということでしょうか。

 では最後にお金も有って、観る人もたくさんいればどうでしょうか?
という事で(GDP×人口)と映画製作本数の関係を見てみます。
何と相関係数0.9以上という見事に高い相関が得られました。

 つまり金もあって人も居る国ではたくさん映画が作られるって事ですね。

 これが正しいとすると、今の日本は世界第4位の映画大国ですが、今後少子高齢化で国力も落ちて行くと、そのうち映画もだんだん少なくなってしまうという事になります。

 だから映画大好きの皆さん、これからも映画を観続けるためにも頑張って日本の映画会を盛り上げていきましょう。といっても、統計は嘘をつかないのでなかなか厳しい状況ですね。


映画は観てるだけでも楽しいですが、こうやって映画統計学でも色々楽しめます。
りゅうさんでした。
コメント・ご意見お待ちしてます。


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