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過食して アウトドアチェアで 眠る日々

今日に至るまで結局のところ過食が止まらず、食べたらアウトドアチェアで寝て夜を明かすという生活をしている。

私は風呂に入らないとベットに潜り込めないタチなので、食べた後は気持ち悪さと共にアウトドアチェアに倒れ込む。

ちなみにアウトドアは趣味じゃない。なんでこれ買ったんだろう。

最近の寝床 寝心地は最悪


家や会社を出たら、虫のように光輝くコンビニやスーパーの灯りに引き寄せられ、セーブポイントのように中へ入り、身体と心にとことん悪いパンやお菓子やジャンキーな食べものを買い漁る。

食べたものを写真におさめることもせず、買って即座に封を開けて口へ詰め込む。早く口に入れたくてたまらないのである。
咀嚼もそこそこに飲み込んで、次から次へと詰め込む。喉元過ぎれば味なんてどうでもいい。

今まで過食は自分を慰めるためにしてるのだと思っていたけど、これは自傷行為なのではないかと最近思う。

自分を傷つけて傷つけて、悲劇のヒロインというぬるま湯に浸かる。
身体が不焼けて苦しくなって罪悪感まみれになると、私の前に妄想の世界が現れる。
妄想の世界に足を踏み入れると、過食して脂肪を蓄えつつある現実の私は消えてなくなり、特別な存在でスーパーウーマンな私が頭の中いっぱいに広がって、心の穴を埋めてくれるのだ。

これを人は現実逃避という。

やめたい気持ちはある。
でも、やめられないだろうなぁ…という気持ちも心の片隅に潜んでいる。
特別なスーパーウーマンの私を手放すのは惜しい。
この気持ちが隠れ潜んでいる限り私の過食は止まらないのだ。

毎日寝るときに、「明日から普通に食べて、普通に仕事に行く」と決意表明しながら眠るのに、朝起きると身体をベットから起こすことができない。
毎日出鼻を挫かれて落ち込んで食べて妄想へ旅立つ。

今私がすべきことは、食べるのをやめることでも、精神状態を立ち直らせることではなく、妄想の中の私を殺すことなのだ。


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