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【日記】(5/14-5/21)大人の自由研究~水耕栽培で無農薬エディブル薔薇を育てる~

15日目 5/14

 一週間ごとにPHを測る必要があるがこの日は測れなかった。うどんこ病はだいぶ良くなってきた。書いていないが、白い粉のある葉が見えた際は重曹水や水で葉を優しく拭くという介護を続けてきた。

防虫ネットは届いたが、支柱が届いていない。支柱が届いたら昼間はたっぷり日を浴びれるよう外に出すことにしたい。

16日目 5/15 

溶液測定を行った。

PH 6.1 温度26.9

薔薇の水温は26度までに保たなくてはいけないのに、暑いせいで夏ではないのに水温が上がってしまった。これは予想より早くまずいことになった。

アルミホイルをハイポニカぷくぷくの周りに巻きつけ、霧吹きで水を吹き付けた。これで気化熱で中の水温が下がることを願うばかりだ。

この薔薇はドイツ原産なので、暑さには弱いかもしれない。夏は定期的な霧吹きでの打ち水が欠かせなくなってくる可能性を考えざるえなかった。

17日目 5/16

若い葉と枝がかなり伸びてきている。また新しく幼い葉があちこちにできてきた。うどんこ病はかなり良くなってきているようで、白い葉は見えない。この調子で秋の開花まで葉を蓄えられると良い。

18日目 5/17

葉が開いてきた。葉の縁が少し丸まっているのが気になっていたが、改善してきた。成長著しいので溶液については気をつけてやらないといけない。

薔薇は肥料・水食いとして知られているが、水耕栽培では根の浸かる部分の溶液を吸いつくしてしまう危険が出てくる。その場合根の乾燥と植物の死につながり危険だ。これから育てる方にはこまめな確認をおすすめしたい。

しかし逆に考えると、薔薇が吸うことで溶液を新しくつぎ足すことになるため、溶液のPHなどは安定するかもしれない。

19日目 5/18

新しい若い枝が幾本も伸び、それぞれが葉と共に成長してきている。薔薇の育て方本に従えば、一年目の薔薇は秋ごろまでは株の育成に専念すべきとのことだ。初秋に剪定を行い、9月ごろに花を咲かせるとある。それに従い、花芽は摘んで株を育てている。剪定は少し残念だが、今から花が咲くのが楽しみだ。

薔薇は時期によってどの肥料を与えるべきかが異なる。しかし今はハイポニカ液のみで育てており、ハイポニカのみで適したPHになっているのでこれだけを使い続けることにした。エディブル薔薇でなければ別肥料を使うこともやぶさかではないが、肥料の成分の中には植物が消費できないと植物中に蓄積するものもあり、バランスを崩して与えることは食物としてリスクがあると考えられる。

本当はリン酸などの開花を助ける肥料を追加したかったが、まだ勉強が足りないため今回は見送らせてもらった。今後知識が身に着いたらまた試みていく。

余談:農林水産省のサイトはかなり勉強になることが多いが、植物や土壌、水耕栽培についての体系的な知識を得られる資料を探している。農学部のおすすめ図書リストなどを見ていたのだが、マクロ的な視点から農学の意義を説く本が多く、実際的な植物栽培や植物の体の仕組みについては知れなそうだった。引き続き探していく。

20日目 5/19 

昨日薔薇が根が入った上部の溶液をほとんど吸ってしまっていたので、朝500mlの溶液を新たに追加した。生育期なので今後は頻繁に溶液の様子を見る必要があるかもしれない。

 葉が成長するものの、根の成長は止まっている感じがする。やっぱり容器の大きさの問題だろうか。

より大きく育てたいなら大きな容器に移すことを考えた方が良いが、あまりに家の中で見事に成長されても困ってしまう。考え物だ。

 

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