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【発行の変遷&販売の告知&次号について】ASDのzineをつくったよ!

 プロフィールにも記載があるとおり(2022年5月現在)、ASDのzine『オン』を創刊しました!


ASDのzine『オン』とは?

 「"disorder/障害や医学的視点"というより"culture/思考や感覚、暮らしなどの視点"からASD(自閉スペクトラム症)を覗いてみる」がテーマ?コンセプト?のAutism Spectrum カルチャー(自閉文化)zineです(長すぎw)
本号は、特性や暮らしにまつわるアンケート調査結果、各クリエイターによるエッセイや会話tips等掲載しています。制作もアンケート回答者もすべてASD(未診断、グレー含む)です。
フルカラー、A5、全18ページ。感想は「#オン読んだ」


アンケートページ「ASD/17」冒頭
アンケートページ「ASD/17」人間関係のあれこれ


ASD女性本なのか?

 本号の制作が"ASD女性コミュニティFALの一部有志で構成された"「FAL ZINE部」になっているため「ASD女性本」という認識も見られます。しかし、アンケート調査で回答者に性別を問うことはしておらず、内容も特に女性性を打ち出そうとしたものではなく、あくまで"ASDの思考感覚や暮らし、自閉文化に着目したzine"、ひいては"ASD(性別拘らず)本"です。とは言え、制作側は女性比率高めなので、そこに着目して「(制作が)ASD女性本」「(構成やデザイン等雰囲気が)ASD女性本」となされても仕方がないのかもしれません。今後、ジェンダーに関わるページが組まれる可能性は大いにありますが、それが本誌の特色というわけではなく、生物たるもの、表現たるものに付随してくる/付随しやすい文脈の1つと捉えています。あくまで、メインはASDの思考と感覚、暮らしです。(ここはとても重要かつ慎重に言語化しなければいけない…が、言わんとせんことが伝わっているのか…非常に心配です。)


発行の変遷

  • 2022年5日2日〜9日、全国のセブンイレブンネットプリント®︎小冊子印刷(コピー本)にて初版発行。

  • 同年5月5日〜12日、全国のセブンイレブンネットプリント®︎小冊子印刷(コピー本)にて第2版第1刷(誤字脱字エラー修正)発行。

  • 同年5月7日、『さらけだすzineピクニック vol.2』出展。上質紙中綴じ冊子の第2版第2刷発行。

  • 同年5月11日〜19日、『さらけだすZINE WEB』出展。上質紙中綴じ冊子の第2版第2刷発行。

  • 同年5月21日〜30日、佐賀県嬉野のおひるね諸島で開催される『さらけだすZINEフェス』出展。上質紙中綴じ冊子の第2版第2刷発行。

 「やたら第2版第2刷あるな」と気づいてしまったあなた……。そうです、在庫を抱えてそれを順繰り順繰りイベントに持って行っているだけです。新たに刷ってないです(半泣き)
 ネットプリントでは初版&第2版合計10部、『さらけだす〜』では5部、素敵な方の手に届きました。WEBとフェスはまだオープン中/前なので正確な集計はしていませんが、WEBでは2〜3部、また素敵な方の手(家?)に届くようです。イベント会場で展示本を読んでくださった方はかなりの数で、感想を対面でたくさん頂戴しました。ありがとうございました。そんなに涙脆くないはずなのに泣きました。プライバシーやリテラシーに触れない範囲で、感想を紹介したいと考えています。いつか。


「読みたいよ!」「応援したいよ!」と言う優しすぎる素敵な方へ

 以下の『さらけだすZINE WEB』でまだまだ購入できます!(2022年5月16日現在)

コピー本はコピー本で自分で製本できる楽しさやリーズナブルさというメリットがありますが、機械でちゃんと製本されたzineはめちゃくちゃ立派です!耐久性に優れた厚手の上質紙を使用しているので裏写りが少なく視覚にも優しいです。
あと、在庫を抱えているので「うちに置いてもいいよ!」というzineイベント運営さんや本屋さん等スペースある方いらっしゃいましたらご連絡ください(ガチ)


次号について

 試験的に制作したzineということもあり、創刊号はネットプリントとイベント時の上質紙中綴じ冊子2種でしか用意をしていませんでした。ただ、ありがたいことにPDFや電子書籍、フリーペーパー化など様々なご意見をいただいています。PDFや電子書籍化に関しては、画面拡大やグレースケールなど読者側で色々調整できた方が読みやすいよなあ、低視力や視覚過敏、色覚特性のある方には特にそうだよなあ、と制作側も考えていました。いかんせん制作側も初めてのzine制作かつ私生活や心身の調子諸々あるので、デジタルでの発行はもう少し時間がかかると思います。申し訳ありません。フリーペーパー化はデジタル化より難しいと判断しています。なぜなら、既にそこそこの赤字なので……(笑)フリーペーパーにするならスポンサーやら資金繰りやら何やら色々仕組みを学び、構築してからになるでしょう。(自分の中で確実に落とし込まないと先に進めないのはASDの特性なのかただの性分なのか……。)したがって、しばらくはこのまま紙媒体になりそうです。仮にデジタル化が進んでも製本はし続けます。これは私個人のエゴです。形になる、手元に残り続けることの喜びはこの上ないですね。
 刊行頻度は全く決めていません。年1作れたらいいなとボンヤリ思っているくらいです。創刊号を作ってみて、課題もたくさん見えました。「よく分からない」を「よく分からない」まま、周りを巻き込んで次号に着手するのは気持ちが悪いし無責任極まりないと思うので、ゆっくり勉強していこうと思います。おそらく、様々な悩みや取り組みや勉強具合は『オン』のマガジンで更新していくと思います。宜しければ購読くださいませ〜!

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