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国際結婚手続き 日本で先に結婚する場合 ①

スウェーデン人と結婚をすることになり、日本で先に結婚する場合の国際結婚の手続きについて記しておこうと思います。

国際結婚の場合、相手、自分の国籍によって手続きが異なりますし、日本での手続きは、紙の書類が必要になりますし、海外在住で日本に一時帰国の際に手続きする場合は滞在期間も限られているので、よく調べて準備を進めています。

スウェーデン人と日本人の婚姻の手続きにおいて、日本で先に手続きをする場合、注意事項がいくつかあります。二人とも初婚の場合となります。

国際結婚の手続きの流れ


日本の市役所、区役所の戸籍課で、婚姻届とその他必要書類を二人揃って提出します。その後、婚姻が受理されたら、必要書類を持って、外務省と相手方の在日大使館にて、婚姻の書類が本物であるという証明のアポスティーユを取得します。そして、その書類を相手の国の手順を踏んで、婚姻した旨を登録します。

①日本で婚姻届を提出し結婚
②婚姻届受理証明書と新しい戸籍謄本のアポスティーユ取得
③相手方の国で結婚したことを登録

この記事では、①のみの手続きをお話しします。

必要書類の一覧

  • 婚姻届

  • (日本人側)本人確認書類 運転免許証かパスポート

  • (日本人側)戸籍謄本 本籍地以外で手続きする場合

  • (スウェーデン人側)婚姻要件具備証明書 Marriage Licence SKV7880 

  • (スウェーデン人側) 出生証明書 personbevis

  • (スウェーデン人側) 本人確認及び国籍確認書類 パスポート

  • スウェーデン人側書類の和訳


必要書類の詳細

ここから必要書類を1つずつみていきましょう。

・婚姻届

まずは、婚姻届。指定の内容が印刷されたA3サイズの紙を用意し、記入します。私たちは、日本らしいデザインが良いということで、静岡県富士宮市の富士山と鳥居が描かれた婚姻届をダウンロードし印刷しました。
各自治体で、オリジナルのデザインを持っていたり、デザイナーさんたちが作成したものが販売されていたりと、さまざまなデザインがあるようですので、お気にりを見つけてみてください!

婚姻届の記入時の注意事項がいくつかあります。相手が日本語を書くことができない場合は、署名以外は、代筆することができます。
それから、相手側が漢字を用いない名前の場合は、名前をカタカナに変換し、記入します。私のパートナーは、カタカナに置き換えやすい名前だったので、問題なかったのですが、日本語に全くない音だと、カタカナに変換するのが大変なようです。
相手も自分も海外在住の場合は、現住所には居住先の国名を記入します。そして、本籍には、相手側は国籍のみを記入、日本人側は戸籍に載っている本籍を記入します。

・(日本人側)本人確認書類 運転免許証かパスポート

身分証明証のうち、写真付きの物を用意します。運転免許証が一番良いかと思いますが、ない場合は、念のためどれが本人確認書類として認められるか確認しましょう。

・(日本人側)戸籍謄本 本籍地以外で手続きする場合

戸籍謄本は、本籍地以外で婚姻届を出す場合に必要になります。本籍地で婚姻届を出す場合は、不要です。

・(スウェーデン人側)婚姻要件具備証明書 Marriage Licence SKV7880

スウェーデンは、税務署Skatteverketにて取得できます。申込用紙を印刷し、郵送で提出します。英語の書類かつ、役所のサイン付きのものを念のため依頼します。


・(スウェーデン人側) 出生証明書 personbevis

こちらも、税務署Skatteverketにて取得できます。personbevisでも載っている内容が異なるので、出生地が載っているものかどうか確認して申請しましょう。英語の書類かつ、役所のサイン付きのものを念のため依頼します。こちらは、オンラインで申請可能です。


・(スウェーデン人側) 本人確認及び国籍確認書類 パスポート

当日、本人と一緒に国籍を確認できる本人確認書類としてパスポートを持っていきます。スウェーデンの場合は、personbevisに国籍も載っているかと思います。

・スウェーデン人側書類の和訳

上記の書類の日本語訳を、作成し印刷します。こちらは、政府指定の翻訳者でなくても問題ありません。自分で翻訳して、翻訳者として名前と日付を記し、判を捺印したものを用意しました。

これらの書類を持って、市役所、区役所へ二人で出向き、戸籍課で手続きを行います。

準備の手間と二人揃って行く必要性を考えると、海外在住者の場合、結婚したい日に手続き完了できるよう、日本で円滑に婚姻の手続きを済ませるには、自治体の担当者の方と前もって連絡を取って、準備しましょう。

私は、静岡県の磐田市役所にて手続き予定ですが、質問事項をメールにて問い合わせができて、戸籍課の担当の方がメールにてご返信くださったので、非常に助かりました。窓口に直接か電話とFAXでしか対応できない自治体もあるようなので、メールで丁寧に対応してくださったことに感謝しております。

(ちなみに余談ですが私のパートナーはFAXの機械を見たことがないらしく、多分コピー機でFAXできると思う!使ったことないけど!と、日本のFAX文化に驚いていました、、、すごく最先端な物もあるのにね、不思議ですよね。)


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