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エッセイ「優しさの追求」

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実体験を主にして自分が思う「人への寄り添い方」について書き綴ります。
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#相手

良かったね

大好きだった人が結婚した。 それは、いつもと変わらない日の朝だった。 何の気なしにSNSをチェックしたら、綺麗なウェディングドレスを着て満面の笑みを浮かべる写真が載っていた。 普段はあまり「いいね」を付けることはしないのに、その写真を見た時、思わずいいねを押した。 それは心の底から「よかったなあ」と思えたからだ。 僕にとって、そのウェディングドレスを着た人は「どうしても幸せになってほしかった人」の一人だった。まあ元カノである。 些細なもつれから仲違いになってしまい、連絡も