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最近のエンタメ吸収まとめ

本の読んだ感想投稿を継続しなければと思っていたのだが、後回しにした結果、少しばかり面倒になってしまっていた。読んだ本、ディズニー、映画やドラマなど語りたいことが山積みになってしまったため今日の内容は盛りだくさんになるだろう。


まずは読んだ本について。book and bed tokyoという泊まれる本屋をコンセプトにしたホステルでのステイにより1日に3冊、読破した。中でも気に入ったのは「新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか」という作品だ。先日池袋駅で1時間近く迷子になり、池袋駅は地下ダンジョン過ぎると感じた。それと同じ現象が起きそうだと感じたのが新宿駅だ。新宿駅の空間構造に詳しい作者と新宿駅を舞台にRPGゲームを作り上げた作者が書いた本で、どういう構造なのか、どうしたらゲームとしてよりリアルになるか。日々変化していく駅を舞台にするからこその葛藤など新しい発見と知識をつけることができ、これを読んだ後なら新宿駅を闊歩できる気になっていた。本だけに没頭できる日は多くないためなかなか充実していた。機会があればまた泊まりたいと思う場所の1つだ。そしてその後、村田沙耶香の「コンビニ人間」、映画化もされて話題になった「青くて痛くて脆い」を読み、読書生活を楽しんでいる。


ディズニーについて。ディズニーに行き、ソアリンに乗った。ソアリンはメディテレーニアンハーバーの丘に建つ博物館、ファンタスティック・フライト・ミュージアムが舞台で、ドリームフライヤーに乗って世界中の景色を楽しむアトラクションである。このアトラクションではジェットコースターとも違う高揚感と浮遊感を楽しむことができ、においや視覚をいかした五感で楽しむことかできる。一言でいうと圧巻であった。初めてのこの高揚感は誰にも味わえないような感覚で、私の語彙力では足りないほど圧倒的であった。ディズニーの世界観の作り方恐るべし。


映画について。SING~ネクストステージ~を初日に鑑賞してきた。もともと見に行ったきっかけはSixTONESジェシーが出演していたことだったが、SING前作を予習してからいざ映画館へ。ストーリーもディズニーらしい元気のもらえる内容であったが、それよりも私が感動したのは歌の部分だった。前作に引き続き、ミーナ役のMISIA、アッシュ役の長澤まさみ、ジョニー役大橋卓弥、グンター役斎藤司、ロジータ役坂本真綾(敬称略)という歌唱力の高いメンバーに加え、アルフォンゾ役ジェシー、ポーシャ役アイナジエンド、クレイ役稲葉浩志と誰にも代えがたい声色を持つ3人が加えられ、よりパワーアップした作品になっている。見ごたえ聴きごたえたっぷりの圧倒的歌唱エンターテイメントの金字塔が打ち立てられたのではと感じた。


最後にドラマについて。今季見ているドラマはいくつかあるのだが、特に執心して見ている作品が朝ドラ「カムカムエブリバディ」である。初めて朝ドラを継続して見ている。正直朝ドラをなめていた。毎日見るのってなかなか難しいし、続けてって飽きちゃうよねと思っていた。本当にそう考えていた時の私をぶん殴りたくなるほど今作「カムカムエブリバディ」はいい。親子3代の物語を半年で描くスピーディーさと繊細な演技、細かな演出には脱帽する。繊細な演技という中で私の一番印象に残るのは、岡山大空襲後焼け野原となった愛する故郷が焼失したショックと自分の指示に従って亡くなった妻と母を思い慟哭する金太のシーンである。自分の大切にしてきたものと人が一瞬でなくなる喪失感を演技とは思えないほどリアルに、むせび泣く金太の姿が何か月たった今でも忘れられないのだ。あの時の金太のような悲劇がまさに今、ロシアのウクライナ侵攻で起きていると考えると到底他人ごととは感じることができない。この作品はまさに戦争のむごさと2度と繰り返してはいけないという切実な祈りが込められていると感じている。戦争が繰り返されている地球で戦争を知らない我々が、原体験とはならなくても、感覚として近く感じられるのがこの作品だと思う。もちろん戦争シーンだけでなく、時代の流れとともに変化する英語、ラジオと変わらない和菓子、家族の形。変わらないものと時代により変わっていくもの。3世代でつなぐ物語でありながら、我々の生きる時代とも重なる我々の物語でもあるのだ。

最後までこの物語を追い続けていきたい。

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