見出し画像

【エッセー】人間含む全てを商品にする経済から降りたいから就活をやめたい

エッセーなんて洒落た見出しをつけたが、本記事はただの一個人のままならない考えを書き出したものだ

タイトルにも、ある通り、私たち人間はあまりにも自らを商品化し、消費し合っていると、私は思う

人を人とも思わなくなったとき、堕落が始まるのね

『歳月』, 茨木のりこ

私は、全人類がこの言葉を胸に刻み付けた方がいいと思う

しかし、冒頭で述べた通り、本記事は一個人の考えを殴り書きしたもの、というか「聞いてくれよ!」を綴った言葉なので、説得力に欠ける

だから、「それでもいいよ」という方は読み進めてもらえればと思う


私は現在、大学の最終学年であり、来年度には社会人になる予定だ
しかし、以前から、マジで就活のやり方が気にくわなかった
先日も、とある企業の書類を準備していた時のこと

「あなたのセールスポイントを教えてください。」

この文言を見た瞬間、「私は商品か!?」としばらく考え込んでしまった
加えて、自分に価値がないと思ってる人間なので、二重の意味で悩んだ

知人に相談し、「セールスポイント→長所」という脳内変換を行うことで、なんとか書き上げ、書類審査は通過したが、「なんなん…?」という想いは消えず…

イヤイヤやってるのが伝わったのか、「求められていそうなスキル」や「熱意」を載せた返答をしたが、面接で落ちた

売り物としてのセールスポイントを述べるという行為は、物に置きかえると機能性、価格、見た目などを宣伝するということ

でも、消費者は目に見えるものだけでなく、「なんか、コレ好きだな」という直感も頼りにして、物を買う

つまり、どんだけアピールしても、最終的には雰囲気で決めてるんじゃないかということ

ボランティアに代表される利他や、お節介からもわかるとおり、人間は全てを合理的に判断している、完全なる経済人じゃない

なのに、自然物、動物、人間、誰かの善意さえも、経済的に評価できると考えるって、「もはや宗教じゃないの?」って思う

宗教で、自然が汚染されたり、労働災害や過労死で人が亡くなったり、女性の社会的地位が低くなったりして「生きづらさ」が生み出されるなら、経済なんていらない

そして、そんな経済により加担する入口「就活」から、私は降りたいと思った


参考資料


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?