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6月は和菓子が熱い1 高島屋THE WAGASHI

6月16日和菓子の日 毎年この日は空いている限り高島屋へ和菓子を買いに行きます
それがお決まりイベントになった理由を2年前の記録より

2022年6月 記


元はと言えば、そんな日のあることも知らなかったある年に、たまたまデパートを訪れていたら

「只今より、和菓子の配布を行いますーー」
という声が聞こえてきて、館内の広いスペースに人が集まり列を作り始めました。先頭の人から何やら箱をもらっています。なんだろう?と思いながら並んでいたら、和菓子の無料配布!!!

え?なんで?
と、その時初めて和菓子の日のことを知りました。
これに味をしめた私は毎年この日をチェックして行くようになりました。それがだんだんに知られてきたある年。限定数の和菓子を手に入れるために開店まえにデパートの入り口でスタンバイしていたら、あるご高齢のカップルさんが話しかけてきました。

「何を買われるんですか?毎年この日しか出ない和菓子もあるから楽しみですよね、、」

ほほう、流石に和菓子マニアさんにとってこの日は特別なのね。そのお二人はご兄妹でその日のイベントスペースには若い地方のお店の職人さんたちが 集まって、珍しいお菓子が並ぶことなど色々教えてくれました。
いよいよ開店!
一目散に和菓子の実演スペースに行くと、その兄妹さんもやってきて、店員さんに声をかけました。
うーむ!すごい、常連さんなんだ。と思って見ていたら

「ほら、あなた、こちらの方がね、畑さん! バイヤーさんなのよ!この方がいろんなお菓子を集めてくださるの、すごいのよ」

と紹介してくれました。
バイヤーさん!生まれて初めてバイヤーさんを紹介されました。そうか、、バイヤーさんがこうやって集めて来るのか、、、

確かに普段は見ないような地方のお菓子が並んでいます。
どれもこれも試してみたくて、大量にお菓子を買い、帰宅後すぐにこのバイヤーさんをフォローしました。
この方!次々と投稿を更新しては全国のお菓子をアップしています。しかもあの実演していた人たちは各地の老舗の和菓子屋さんの若き職人さんたちで、「ワカタク」と銘打って、伝統を守りながら新たな創作菓子に挑戦しているメンバーでした。

この年から私の和菓子の日熱はさらにヒートアップし、普段から畑さんの投稿をチェックしつつ、自分もお取り寄せしてアンテナを伸ばしています

そして今年も巡ってきた和菓子の日!
スイーツ好きの友人を誘って、いつものように開店と同時に入店!
ところが、想像以上にすごいお客さんの数!
コロナの制限も緩和されたし、、ちょっと前には「マツコ」の番組にもう一人のイタリア人バイヤー さんが出演したり、ましてその日の朝の番組で、まさにここで実演されているワカタクさんのお菓子が紹介されるなど、情報が煽りまくられたようです。
知る人ぞ知るこの祭り!
無論、事前の準備も怠りなく、目指すお菓子は決まっていたので、人々の合間をぬって私のミッションは完了。スイーツ愛好会は私の家で試食会となりました。
甘い和菓子を食べながら、甘口辛口のにわか批評家になって舌鼓を打つってなんと楽しいことでしょう。

その1週間バイヤーさんの投稿を見ていたら、それぞれの職人さんたちはお互いの技術を交換し、刺激し合い、吸収している様子。どの方も自分のお菓子作りに誇りを持ちつつ、柔軟な心で向上しようとしていることが伝わってきます。

デパートの催し物って、ただその時だけお店が集まって来るだけのものだと思っていたけれど、ワカタクは違う!ここで新しいものが生まれる夢の競演。
来年まで、ワカタクさんたちの地元での進化もチェックしつつ楽しみにしたいと思います







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