将来はプロデューサーかと思ったら、、
20年前、大のオペラファンである私の従姉妹は、京都と東京の二元生活を送る彼女は、関東関西両方のオペラ公演を行きつくしていました。
そして当時小学生の息子Kくんもママのお供をするらしく、小学生にしてかなりグレードの高いオペラも観ています
それだけ良い公演を観ているにもかかわらず、身内の私のコンサートにも来てくれて、それはそれで楽しんで帰ってくれるからありがたい限り
私の猫、フィガロとカールのファンでもあった彼は、その頃私が企画した猫のコンサートも来てくれました。
猫にちなんだ曲を集め、特に猫の二重唱をもとに一人でパペットを使ってイソップ物語の「金の斧、銀の斧」にアレンジした演奏は、Kくんの想像力を刺激したようで、後日感想を送ってくれた従姉妹のメールに
彼は、新しいオペラのアイデアを得たので、
「脚本ができたら劇団四季に持っていって、
Aちゃん(私のこと)に出演してもらう。あのクラリネットの人も来て欲しいな。
演出は粟国淳さんで、カラフを歌った福井敬さんにも来てもらおう」
とか言っています。(最近の彼の音楽鑑賞体験を集約したものと思われます。
クラリネットを間近で聴いたのは初めてで、とても印象深かったようです。
ほっそりした身体と指から、力強い音が出てくるのには私も驚きました。)
人間になりたい猫と猫になりたい人間が立場を取り替える話なんだそうな。
と書いてありました
この微妙にマニアックなところが小学生とは思えない
しかも(当時)ちょっと前に琵琶湖ホールのトゥーランドットを観に行ったに違いない情報です。
一応返事のメールで、彼が将来プロデューサーになったら私に仕事をくれるかどうか確認したら
もちろんだよ よろしくね!
と返信がありました
うーーん では、名プロデューサーが現れるまで現役でいないといかんな・・・
という時代があったのに
現在彼は俳句界のホープ!最年少でさまざまな賞をとりまくり、あちこちで名前を目にするようになりました。
それだけでも、もう驚くばかりだったのに、広告会社に就職して、今度は同期の仲間とデジタル連携広告賞まで受賞したというニュース!
どんどん遠くへいってしまいました。
もうおばさんは彼の俳句を読んでもさっぱりわからない(苦笑
そして彼がプロデューサーになる前に、おばさんの声は出なくなるだろう。
嬉しい+自慢したい+寂しい でも希望の星の一つになってくれました。
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