「9割の買い物は不要である」
「9割の買い物は不要である」(橋本之克 秀和システム)
https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798062938.html
マーケティング&ブランディングディレクターによる、行動経済学による購買行動の解説の本。不都合な情報をスルーする「確証バイアス」(フィルターバブルのようなもの)、返品無料でも手に取ると愛着がわく「保有効果」、支払方法でお金の価値の感じ方が変わる「メンタル・アカウンティング」、割引クーポンを無駄にしたくない「損失回避」、第三者からの情報を重視する「ウィンザー効果」、有名人の発言を重視する「ハロー効果」、時流に乗りたい「バンドワゴン効果」、含み損をなくしたがる「ブレークイーブン効果」、「パーパス」(社会における確固たる存在意義)、目の写真だけで不正は減る、「ナッジ」(人の行動をより良い方向へうながす仕組み)、費やしたコストを無駄にしたくない「サンクコスト効果」、コストコの大きなカートを埋めたくなる、ダニエル・カーネマンらによる「価値関数」、メーカー希望小売価格などによる「アンカリング効果」、喜びや満足がだんだん鈍る「感応度逓減性」「馴化」、新たな損には厳しくても「ついで」では許せる、認知的不協和、衝動買いと時間割引率、AIDMA理論、ポイントカードは思ったほど得ではない、選択肢が多すぎると「決定麻痺」、貧困と「決断疲れ」、「3つからの選択」に心理的バイアス、中間の選択肢を選ぶ「極端回避性」、「おとり効果」、「後悔の回避」のため買いだめ、過去に縛られる「経路依存性」、中古住宅の食わず嫌い、リノベーションと「イケア効果」、「その家に対して、54年間満足できるかどうか」、現在の自分の状態に引きずられる「投影バイアス」、焦点の当て方で判断が変わる「フレーミング効果」、計画を甘く立てる「計画錯誤」、保険と「確実性効果」、「感情ヒューリスティック」「比率バイアス」、ギャンブルと「コントロール幻想」、やめたくてもやめられない「ツァイガルニク効果」、あぶく銭を無駄にする「ハウスマネー効果」などなど。世の中には「〇〇効果」なる用語がたくさんあるなと改めて感じた。
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