あんたのが返ってきた

数日前、母親からそう言われたのだ。
なんのことかと思えば、以前ヒッチハイクした時のことをその日の後に話した。この街のあの年代の人は、とりあえず否定的なことを言う。どうやって責任取るんだとか、容体が急変したろどうするとか、大抵なにをしてもそんな調子だ。それにうんざりしていたところもあるが、言い合いをしても仕方ないのでその場は、まあそうかもねと話を納めた。それから数週間経ってまた話していると、駅で親切にされた、PASMOのチャージに戸惑っていると声をかけてくれた人がいたそうで、ヒッチハイクのことを思い出したらしい。PASMOの磁気が弱くなっていて、それを若い人が声をかけてくれたそうです。別に一人でもできたんだと相変わらず言い張っていましたが、嬉しかったのかわずらしかったのかわかりませんが、興奮気味に返ってきた返ってきたと。
昔から私がボランティア活動をしていると、そんなことするなとか言っていて、返ってきたなんて言うようなタイプではなかったのですが、少し世界の捉え方が変わったのかも知れません。返ってきたのか実際はわかりませんが、本人がそう言うならそうなんだろうなぁ。
そこまで、大そうなことではなくて、まあついでじゃないかとどちらも思う。