2回目の

『ゴジラ-1.0』。

自分の意思で複数回見たのは、マイケル・ジャクソンのTHIS IS IT以来(こちらは5回見に行ったうえに初回限定DVDも買ってポスターを自室に貼ってある)。

ゴジラの存在は知っていたけれど、これまで興味を持ったことはなかった。
息子が見たいというので見に行った。そうしたら私の方がハマってしまった。

30年前に買った、著者のサインつき『ゴジラが来る夜に』(高橋敏夫、1993年刊行)を家捜しして見つけて、仕事の昼休みなどの隙間時間を利用して読んでいる(もう少しで読み終わる)。30年前、私が某予備校に通っていた頃、この先生の小論文の授業がおもしろいから出ろと高校の同級生に言われて出た。もぐり歓迎だったので、もぐって出ていた。ちなみに、論文系の文章力がついたのは紛れもなくこの高橋先生のおかげである。作文力は小学生の頃からあったが(入賞したりしていた)、論文力はこの方のおかげ。当時の「○○大学模試」なんかで、小論文の点数だけ矢鱈よい(全国1位もあった)。本番は小論文「以前」の問題で、箸の先にもひっかからなかったけれど。

1993年は、ゴジラ40周年だった。サインまでしていただいて、私はゴジラ作品自体を見たことがないという理由で30年間読まずに大事に本棚にしまったままにしていた(紀伊國屋書店のカバーがかかったままだ)。

30年の時を経て読んで、これがまたおもしろくて。ゴジラの存在が色あせないように、高橋先生のこの本も全然色あせない。

今日はストーリーをちゃんと追いたいと思って、席が動かないタイプのところで見た。初回は隣にいた息子がちょくちょく私が横にいるのを確認してきたのと、とにかく私もゴジラが怖くて、ストーリーをそれほど深く追えなかった。

「特攻隊の生き残り」とか「技術屋で戦地に行かなかった人」などの存在を、小さい頃から聞いて育ってきたので、じっくりストーリーも追いたいと思い、もう1度見に行ったというわけである。

1回目と2回目の間に、もう一度私の母に「特攻隊の生き残り」の人の話を聞きに行ったり、ゴジラ関係の動画を漁ったり、完全に「マニア化」しかかっている息子にゴジラ誕生の時代背景を教わったりと、あれこれ知識を得てから改めて見に行った。

3回目もできれば見たい。怖いのだけれど、ワクワクしてしまうのも事実。背中が青光りしながら・・・の部分なんて「キタキタキター」と。

お気に入りの「裏話」動画は、コチラ。
正月は、アマプラで初代ゴジラを見てみようと思う(志村喬が出てるし。あ、『七人の侍』も1954年なのか?!)。


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