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たざわこクラフト市へ
今日は秋田県仙北市田沢湖の廃校で行われている「たざわこクラフト市」へ行ってきました。
私たちが準備を進めているイベントに役立てたいと、運営のあれこれを学ぶためです。
勉強が半分で純粋にイベントを楽しみたい気持ちが半分以上だったりするんですけどね。
校舎だって「もの」だもの
ふらっとてしごといちの会場を廃校に決めたことをきっかけに、先進的な事例を知りたいとパソコンに向かった私は一つのネット記事と出会いました。
秋田経済新聞の2014年5月7日に記事に「たざわこクラフト市」の取り組みが紹介されていました。
記事では40年ほど前(当時)に廃校した旧田沢湖町立生保内小学校潟分校をイベント会場にすることで、校舎の保存に貢献しながら手仕事の素晴らしさやものを大事にすることの大切さを発信する取り組みが紹介されていました。
私は大量消費が当たり前となった現代社会に改めて考えたい思いに深く共感しました。
2012年を皮切りに、毎年5月に開催してきたたざわこクラフト市ですが、新型コロナウイルスの影響で過去2年は中止を余儀なくされていたようです。
感染者数もやや落ち着きをみせ、規模を小さくしながら3年ぶりにクラフト市が開催されるとのことで足を運んでみることにしました。
雨上がりの秋田路を行く
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雫石を越え秋田県に入ると、青々と輝きを放つ田沢湖が歓迎してくれました。
会場まではそこまで複雑な道のりではありませんが、事前に下調べをするかナビがあれば安心です。
入り口には看板とのぼりが立っていたので、分かりやすい目印になりました。
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森の中にたたずむ「思い出の潟分校」に到着。
空の青と木々の緑が年季の入った木造校舎の存在感をより一層際立たせていました。
分校なので市内中心部から結構な距離があるようですが、立地的な不利を補って余りある魅力的な建物です。
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つくる責任つかう責任
たざわこクラフト市は校舎の維持管理費に充てるため、入場料を支払う必要があります。
入場料の徴収に疑問を持つ人もいるかもしれませんが、私個人としてはこのやり方に賛同しています。
すべての責任を主催者や出店者、施設管理者に押し付けるのではなく、一人一人の来場者も責任を分担することで、イベントにかかわるすべての人がより大切にイベントの趣旨や目的を理解することにつながると考えるからです。
たざわこクラフト市の運営に私たちのイベントの将来的な展望も見据えつつ、200円を支払って昇降口へ向かいました。
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これまで、メールでやり取りをさせていただいていた桜田さんに改めてご挨拶。
私たちの取り組みを紹介しつつ、運営方法で気になっていたことを教えていただき、目の前のモヤが少しだけ晴れたような気がしました。
カラっとした女性で単純になんか元気出ました笑。
今回は約30の出店者が参加し、各教室やホールをシェアしながら会場を盛り上げていました。
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陶器やかご、染色、フェルトなど多彩な工芸品に加え、香り高いコーヒーやセンスのいいお菓子などホントに多彩。
余計な装飾や演出を省いた印象で、純粋に作品の数々をじっくりと楽しむことができました。
出店者の一覧はたざわこクラフト市のウェブサイトでチェックしてみてください。
空間に溶け込む
ホットコーヒーをいただきながら見たこと聞いたことをノートにまとめ、少しの間ぼんやり過ごしました。
周りにいる人たちもお弁当を食べたり、買ったものを写真におさめたり、ホントに楽しそう。
たまたま黒板の前に座っていたせいか、帰り際に「先生みたいでしたよ」と声をかけられ、自分の体系的な存在感を再認識しました笑
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勇気と確信を携えて
今回の訪問で私たちが取り組んでいることの意義が腑に落ちるというか、間違ってなさそうだな、というほんのりした確信を持つことができました。
対応してくださった桜田さんをはじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。
たざわこクラフト市は明日も行われます。
明日の予定が決まっていない方は新緑ドライブを楽しみながら足を運んでみてくださいね。
たざわこクラフト市2022
日時 5月28日・29日(土・日)10時~16時
会場 思い出の潟分校(秋田県仙北市田沢湖潟字一の渡226)
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