フロスを教えてくれたひと

関口遥。24歳。人間。

彼女は口内に異常に気を遣う。
口内の衛生を徹底して守りたい人だ。

それは彼女の幼少期からきている。

彼女が小学生の時、虫歯が4本見つかった。
しかし、治療の激痛に耐えられなかったらしく、親には完治したと嘘をついて通院を辞めた。

中学に上がり、学校の歯科健診で、虫歯が深刻だと診断された。
もう、真っ黒になっていたのだ、そしてそれが隣の歯に移り、虫歯は6本に増えていた。

結構深刻そうに話されたらしい。それは、彼女に歯医者に行かないと生きれないと思わせた。

歯医者に通った。完治した。
彼女は覚えのない口内の爽快感を感じた。

その爽快感維持のため口内に気を遣いはじめた。
それが彼女がフロス語るきっかけになった。

彼女は「歯磨きだけじゃ歯なんて磨けてない、歯ブラシ+フロス+洗口液じゃないと」と中学生なのに口内の環境を守る普及をしていた。時代の先取りをしていた。

彼女に言われた通り中学の頃の私はフロスをするようにした。

初めてのフロス。忘れられない。あんなにも歯間に食べ残しが残っていたなんてと唖然とした。私は彼女の普及活動に助けられた。

あれを無視していたら、歯医者では面倒な患者になっていただろう。

是非皆にもフロスをして欲しい。そしてびっくりして欲しい。私のおすすめは糸が太くなるタイプ。あれは本当に素晴らしい。

関口遥に感謝。





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