本を読むひと

中田紫菜。25歳。人間。

彼女は本を読む。沢山読むわけではなく、お気に入りの何冊かを繰り返し読む。

彼女が読んでいる本は日本語の美しさを最大限に活かした本と少し寂しい本。

どの本を読むかで大体の人の趣向が分かる気がする。

彼女は言葉にならない景色に色をつけて表現する。夕暮れの景色、ちょっぴり寂しい感情を「淡紅藤」と言った。

言語化が難しいことを色で表現する。
美しすぎる。面白すぎる。

彼女の色で表現をすることを真似た。
人のセンスを真似ることは難しい。
ただ、誰かの知識を借りるのは楽しい。

彼女は数年振りにお気に入りの本に出会ったらしい。しかもまさかの漫画。
彼女が漫画から得る表現を早くしりたい。
期待を大きくしても、彼女はそれを越してくるだろう。

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