一品をシンプルにとらえると献立が楽になるという発見

「家庭科で料理をしたことあります」程度で
家庭を持ってしまった私。
一汁三菜という言葉を元にご飯を作り始めたものの、
メインはともかく副菜がどうしたらいいか、
悩みまくってしばらく過ごしました。

副菜だけの料理本も当時はなく(最近は出てる、便利)
定食屋の小鉢などを参考にしようと思うと
ひじきの煮物だの、カボチャの煮物だの、
それなりに手間がかかるものばかり。
買い物にいく時間が取れなかったり、
段取りや仕込みが悪かったりすると
材料がそろってるとも限らない。
結果、あるもので何かひねり出して
「けったいなもの」を作っては夫に呆れられるという・・
これは非常にきつかった・・

しかし、突然、夏のある日に
「あ、トマト切って乗せても一品だ!」と気づきました。
そりゃそうだ、遅いわ、と突っ込まれるかもしれないけど、
10年たっても覚えてるほどの発見がありました。

それから、トマト切ったの・冷ややっこ・きゅうり切って鰹節乗せたの、
など、シンプルな副菜で稼ぐ(?)という技を得ました。
さらに、西原理恵子先輩いわく、
「肉焼いて塩かポン酢で食べれば何でも旨い」とのことで、
メインもシンプルな方向へ。

後から振り返れば、そりゃそうだろうということも、
渦中の時は全く気付かなかったんですよね~。
継続は力なりというか、
ある程度閾値に達すると何かつかめるものが出てくるというか、
そういうものなのかもしれません。



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