第24期株主総会・対話会での質疑応答~前編~
こんにちは。
株式会社ファイバーゲートのIRチームです。
当社は、2023年9月27日(水)に第24期定時株主総会を開催し、その後のお時間で株主様との対話会を行いました。
今回の記事では、対話会で頂戴した株主様からのご質問について回答と合わせてご紹介させていただきます。
長くなりますので、前編・後編の2回に分けて掲載いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
※株主総会の質疑でのご質問についてはこちらの記事もご参照ください。
■対話会のご質問
①ホームユース事業では競合会社がいるが、どのあたりが他社と違うポイントなのでしょうか。
最も異なるのは、当社は機器を作っているメーカーでもあるという点です。他のISP会社さんは基本的に機器は作っておりません。
当社も全てのサービスで使う機器を作っているということではないですが、海外メーカーと一緒に組んで、こんな機能があればいいだろうなどといった実際のお客様の声を反映しながら機器開発を行っております。
当社には技術者が複数在籍しており、台湾の別会社のチームも技術者です。例えば大手機器メーカーで衛星を作っていたという社員もいますし、ハード部分にも精通し、ソフトウェアを主な使用領域として専門しているエンジニアもおり、彼らがチームとして開発部門を担っております。それが当社の一番強いポイントであると考えております。
②ホームユース事業において、技術面における優位性というのはどこにあるのでしょうか。
象徴的な例は、今ホームユースの主力になっている壁埋め込み型アクセスポイントです。壁埋め込み型アクセスポイントというものは、今ホームユースの主流となっています。当社はこれを自社開発で作っています。これは当社には技術チームがいたから出来たことです。
これが、完全に弊社独自でというわけではありませんが、先行して開発、そして物件に提供し始めたのが当社です。
技術的な優位性という点で申しますと、一気通貫でやっていたからこそ、製品を自社で作り、先駆けて市場に出したというところに当社の優位性があると思っております。
Wi-Fiの技術革新で、周波数帯だったり規格というのは変わってきますので、当初は2.4GHz帯というものだったものが、5GHz帯だったり11axに対応したものの開発が進んでいます。そういった技術革新への順応も、自社で開発部隊があるからこそできたことです。それから、この技術の進化に伴って、自社の製品もアップデートを続けております。例えば、当初はシングルバンドのWi-Fiルーターだけだったものが、現在はデュアルバンドやトライバンドへと進化しています。さらに、セキュリティ機能も強化され、親機と子機が瞬時に連携できるスマートホーム機能も追加しています。
これらの一連の取り組みにより、お客様からの評価も非常に高く、新規顧客獲得にもつながっています。このような取り組みを通して、他社との差別化を図り、市場でのシェアを拡大しています。
③再生可能エネルギーサービスの提供ですが、何か営業策について(例えば自社だけで営業するだけではなく不動産会社や住宅メーカーとかとコラボレーションして広げていくなど)何かアイディアはありますか。
仰るとおり、実際にはその方向で考えています。再生可能エネルギーシステムを作るためには複数のプレーヤーが必要です。例えばデベロッパーや不動産会社、または住宅メーカーと提携するということは考えています。私たちだけでは、その市場は十分に広がらないと思っていますので、そのような形で広げていきたいと考えています。
すでにいくつかの不動産会社や住宅メーカーとは話をしています。ただ、この市場がまだ新しいので、現状はみなさん様子見という状態です。その中で一番早く動くことができる企業が、最終的にはその市場をしっかりと掴めると考えています。今はまだ詳細をお話しすることはできませんが、営業活動も進行中でございます。
④1年前の円安の時に機器の仕入れコストが上がり、業績にも影響を受けた記憶があります。現在も円安が進んでいますが、業績に与える影響は如何ですか?
当社の場合、ルーターなどの通信機器は固定資産として保有している場合が多く、通信機器の減価償却は10年の定率法で償却します。そのため、当年度でどのくらい影響するかという具体的な数字の算出は難しいところがあります。
確かに円安の影響はコストが上がってしまうため、厳しいところがありますが、為替予約を使うなどで為替の変動幅を調整したり、ビジネスユースでは取引先との販売価格に為替の変動条件を入れたりするなど、販売価格の見直しを随時行い、業績への影響をなるべく抑えるよう努力をしております。
まずは前編として4つの質問をご紹介いたしました。
後編も近日公開いたしますので、そちらも合わせてご覧ください。
引き続きよろしくお願いいたします。
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