人生は映画のよう

僕は人生の主人公だ。そして同時に監督であり脚本家であり演出家だ。

自分の人生は自分でどう進むかを決められる。山場を作ったり、平坦な物語を書くこともできる。とにかく自由だ。

生まれてからたくさんのストーリーをつなげてきた。
死の呪いはかけられずとも額に傷を作った。
あと一センチ届かない恋もした。
親戚や親から太陽の子と言われもした。
自分で作ったものを自暴自棄になって壊したりもした。
両親の喧嘩の声に兄弟と耳をふさいだこともあった。
星を見てゆっくり流れる時間の中で哀愁に浸ったこともあった。
タイムマシンに改造された車に乗って過去の家族に会う妄想もした。

ヒーローにあこがれもした。
自分を偽ってヒールを演じたりもした。
夜道が怖くて後ろを見ない日もあった。
鏡の前でロックスタ―になりきったこともあった。

自分の生き方が誰かに影響を与えることもあるかも知れない。

恋人ができて尊敬される生き方。
子供を育てる立場になって自分のいいところをたくさん真似てもらえるような生き方。

自分の人生は自分で終わり方も決められる。

たくさんの人に看取られる幸せな死。
自分の人生を振り返りながらの孤独な死。
誰かを助けるための犠牲の死。
世界のためになる偉大な死。

これからの人生は長くてあと80年くらい。
まだまだフィルムは余ってるから、どうかハッピーエンドにしたいな。


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