見出し画像

またきんしゃい 〜銀行エンジニアが退職という事実に向き合う〜

今日も寒空の中、元気に生きてます ながおです!!
今日も、銀行がなかなか攻めそうにない話題を攻めてみようと思います!!

はじめに

出会いがあれば、別れもある。
今の時代、4月の新卒入社以外が出会の季節ではなくなりましたね。
もちろん、それは私たちビジネス開発部も例外ではありません。
毎月入社があるぞー!なんてタイミングもあれば、
退職のタイミングもあります。

退職という事実の捉え方は人それぞれですが、
残る私たちにできることは
その人のその後の社会人生活の幸せを願うこと・・・。
できれば何かのきっかけでまた一緒に仕事ができたり
悩みがあればいつでも聞いてあげられる

そんな感じで、お別れの寂しい中にも

「出会えてよかった」

と少しでもお互いが思えるといいなと思ってます。
※個人の見解です

なかなか触れられないであろう、去りゆく人に色々質問してみました。

Q1:自己紹介

まずは自己紹介

ゆうちゃん

(以降:ゆ)
ゆ:今年で3年目、ポジションはエンジニア、新卒(採用枠)で(営業店業務を経験せず)開発業務に携わった最初の人間です

ながお

(以降:な)
筆者です。中途採用で入行。銀行でスクラムマスター/アジャイルコーチ(自称)をしています。
具体的に何をしているかは下記の記事から・・・。

https://note.com/ffg_oig/n/n87b3c9e50d94


Q2:入社の決め手

な:入社の決め手を教えてください

ゆ:初めての(エンジニアを新卒で)採用だということもあって、面白そうという気持ちが大きかったです。新しく改革していく上で、1期生として関わっていきたいという気持ちがありました。

な:どんなところに成長できそうだと感じましたか?

ゆ:就活をしている時が、仮想通貨バブルが始まった時期でした。そんな中でFFGはフィンテックを推していました。
当時(学生当時)、友人との間で仮想通貨のことについて話していて、今後(フィンテックは)伸びていく分野なんだろうなと思っていました。
入社する頃にはFFGでも仮想通貨をやる構想などがあって、そこにも惹かれました。

Q3:成長を実感

な:成長できたことってなんですか?

ゆ:技術力です。スクラムをやったからだとは思うのですが、コミュニケーション能力も成長したと思います。
高専だと、低いレイヤーしか教えてくれないのでwebに関する知識はありませんでした。現場に入ってからwebの概念なども知りました。その学びの中で、いくつかのサービスを作れたことは大きかったと思います。
コミュニケーションに関しては、(私が)もともとエンジニアになりたかった理由が「人と話したくないから」でした。しかし、スクラムという手法に出会い、より良いものを作っていくために適切な表現を使いながら日々業務にあたることで、コミュニケーション能力は身についていったと思います。

な:低いレイヤーとはなんですか?

ゆ:プログラムを書くといっても、組込み系とかのレベルで書いていました。C言語などが多く、HTTPやOSI参照モデルとかの話とかもなく、その領域を触ったことはありませんでした。
(経験年数3年目として)学生時代の先輩や同期をみわたしても、開発業務(設計ー製造工程全ての工程)に携われている人間は一握りしかいないようなので、いい経験ができました。
(※テスターだったり、excelでキャプチャ切りはりだったりの業務が多い印象のよう)
大きい会社の中で、ベンチャー的な思考を試していこうということは、
安定した基盤の中で色々試せることだなと思いました。
これが入社の決め手です。

Q4:アジャイルチームのいいところ

な:アジャイルチーム(私たちの所属する課のこと)のいいところはなんですか?

ゆ:最初の古い感じを変えていくというところで専門の人材が入ってきた中、銀行とは違う文化を取り入れて表現していったところがありました。例えば、心理的安全性を高めるにはどうすればいいか。そのためには広い場で発言するようにするなどです。
心理的安全性につながる部分でもありますが、楽しく仕事をするという点がアジャイルチームの強み。楽しく仕事ができました。

な:「銀行とは違う文化を取り入れて表現する」に。おぉってなりました。(そんなことを感じていたのかという意味)

Q5:今後どんなエンジニアになっていきたいか

な:今後はどんなエンジニアになっていきたいですか?

ゆ:エンジニアというか、将来としてはPMなども含め色々な道はあると思います。しかし、マネジメントができるほど、専門的なベースとなる知識がまだありません。今後はもっと広く様々な経験をして、知識を深めていきたいです。アジャイルチームで2年半色々な仕事をさせてもらいました。(今後は)何か一つ尖ったものを作れるようなことをしてみたいです。

ご(実はサポーターとして参加の後藤さん):ゆうちゃんに質問です。こんなものを作っていきたいというような明確なイメージがあったら教えてください。

ゆ:色々と広く経験させてもらったとは言いつつも、その中でバックエンドの知識を多く学んだと思います。なので、今後もバックエンドを作っていくことになると思います。
私の性格上、鳥のひなのように、最初に出会ったものについていくようなところがある。
なので、FFGで学んだ「バックエンド」「Web」「認証認可」を深く掘り下げていくんだろうなと思います

Q6:アジャイルチームに贈る言葉

な:それでは、最後に、アジャイルチームに贈る言葉はありますか?

ゆ:この現場だから色々と勉強できたと考えています。なので、アジャイルチームの皆さんにはとても感謝しています。変な言い方にはなりますが、エンジニアはもっと薄暗いような人ばかりだと思っていました。しかし、実際にはそんなことはなく、楽しく仕事ができました。ありがとうございました。

Q7:退職を決意した理由

な:今回、退職を言える範囲で聞かせてもらえますか?

ゆ:自分はエンジニアとしては全く優秀ではないですし、技術力もなければ休日や業務後の時間に個人でサービスを作っていくようなエネルギッシュなタイプではないです。
この会社の特徴は、

  • サービスの企画や調査

  • 資料作成

  • 会議

  • 開発

  • テスト

  • 運用

  • 保守

という広い部分に自分で携わることができて幅広い経験ができることだと思います。
これらはそれぞれの役割や実態を理解していることで、より深くプロダクトについて考え改善していくことができると自分は考えています。
しかしまだ、自分は全部を幅広く学べるフェーズではなく、その土台となるような尖った何かが必要なのではないかと感じました。
そのため、外に出て新しい経験や価値観を得ながら、エンジニアとしての技術力を磨いていくことが今後の人生でも必要なことなのではないかと思い、転職を決めました。

終わりに

私、ながおはゆうちゃんの所属するチームのスクラムマスターでした。
自分の3年目の頃と比較しては失礼なくらい、技術力も振る舞いもしっかりしていて、常々刺激をもらっていました。
さらに自分の道を見つけ挑戦する姿を見て、
開発チームを見るスクラムマスターとしては退職は辛いものの、
チームメンバーの人生における!?成長も見届けたいスクラムマスターとしてはイキイキと更なる挑戦を始めようとすることには嬉しさを感じていました。

どの会社でもタブーであろう退職という話題を、こうして公開しようと思えたのも、成長を喜び、退職したという字面だけのネガティブなもので終わらせたくなかったからなのかもしれません。

私がどこまで成長に貢献できたかはわかりませんが、この先も何かあったら、私だけではなくアジャイルチームの誰でも頼ってもらえたらいいなと思います。

おふざけ系ライターのポジションを確立しようとしている私が、なんだかしんみりしてしまい申し訳ないですが・・・

とにかく

Good Luck ゆうちゃん!!!!

また会いましょう!!
※今回は、採用募集のリンクは貼りません