見出し画像

アメリカの入国審査 -英語と文化-

英語でやりとりすることにおいて、もちろん聞かれたことがわかって答えるという基本がありますが、言語には文化も関わってくるので、教科書のようにそう簡単ではありません。

今回のLAの旅、初日のハイライトは入国審査でした。コロナ渦での人員削減とその後の人手不足で空港が混乱しているのはニュースで見てましたが、USJのアトラクション待ちかな?と思うほどの長蛇の列に対応している入国審査官は2人だけでした。そのうち4人に増えましたが、2時間近く待った気がします。今回は一緒に旅する友人がいたためにおしゃべりで時間を潰せましたが、1人だったなら相当辛かったと思います。

通常、入国審査で聞かれることは3つ。

1 入国の目的

仕事か観光か聞かれます。

Are you here for business or sightseeing? -Sightseeing.

2 滞在期間

どれくらいいるのか聞かれます。

How long are you going to stay?  - For a week.

3 滞在先

泊まる場所を聞かれます。

Where are you staying?  - At △△ hotel.

実際に使われる表現はバリエーションがあるので、単語やフレーズが聞き取れたら、それに合わせて答えたらいいです。

ただ、英語圏の国では機械的な3つのやり取りで終わらないところが多いんですよね...

仕事に対する緊張感が日本と違うので、機嫌が良いと鼻歌を歌ってる入国審査官も結構います。

アメリカに留学で入国したとき、わたしのパスポートにスタンプを押しながら、入国審査官はThe CrusadersのStreet Lifeを大声で熱唱していました(1分39秒くらいからがサビ)。

アメリカっぽいな〜という印象が強くて今でも覚えています。

イギリスに家族旅行したときは、当時小4の息子にジョークを言われたし(お前はdoctorか?とか何かそんな感じ)、もう、入国審査から英語がわかるわからない以上に身構える瞬間が来るわけです(わたしは常に何か気の利いたことを返そうと頑張ってしまう。そして大して気の利いたことは言えない笑)。

公の場では事務的でまじめでお堅い日本と違って、英語圏の人たちはちょっとした会話を楽しむことは大切なコミュニケーションだと思っています。

今回は女子2人旅なので、二人で一緒に進んだんですが、なぜか若い彼女の方に"You look so pretty!  You must have a lot of boyfriends!”(かわいいね!たくさん彼氏いるでしょ!)とニヤニヤし出す黒人のおっちゃん。思わず、ちょっとちょっと!なり、"You didn't say that to me!"(なんでわたしには言わないの!)と口を挟んだら、"Oh, are you jealous? You have a boyfriend, too?"(なんだ羨ましかったのか? お前も彼氏いるのか?)と切り返されたので、"I have a husband!"(残念、わたしは結婚してまーす)って何とか反撃したつもり(笑)。

指紋取る時も手触ってくるし、セクハラでしょ!って思いましたが、若い旅仲間がそこそこ嬉しそうにしているのを気にして何も言わず...(一人だったら普通に怒ってたかも笑)

基本向こうのペースなので、辿々しくも答えられたらOKですが、会話を楽しめたら旅の気分が上がると思います!

ということで旅の間、旅行で使う英語や文化の違いを皆さんにお伝えしていきます。


英語や教育、それから旅に関するあれこれを書いてます。皆さんの価値が英語を通して世界に広まるお手伝いをしています。