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ピアノが弾けて良かったこと

今日は皇太子殿下の誕生日だ。新聞を読んでいたら5月の即位を控えた殿下のお気持ちなどが記されていた。

私の母はアマチュアのビオラ弾き。学生時代から弾き始めてもう40年ほどになる。皇太子殿下はビオラを弾かれるので、母が外で楽器紹介をするときはそんな話もするらしい。今日は新聞記事を読んでいて母が祖父からビオラを買ってもらえたときのエピソードを思い出した。

ビオラを買うことに祖母は反対したらしい。それは役に立つのか、と。祖父は文化的なことに理解があったようで、うまいこと言って買ってくれたようだ。役に立つか立たないか、ということより「やってみたいかどうか」を尊重する関わり方は見習いたいなぁと思う。

音楽は役に立つのかという問い。音楽で食べていくことは難しい、と親に言われて育った。音大を出てどれだけ稼げるのかという点についてよく言い聞かされてきた。たまたま周りに音大卒の知り合いがいたからだろう。私には「手に職を」ということで結果的に医療職で就職することになった。手に職をつけてみたものの転職後はあまり稼げなくなってしまったけれど。

さほど演奏に興味はなかったが、幼い頃からピアノのレッスンに20年ほど通えていたのは先生が良い人だったからという理由に尽きる。最近DTMをやってみて「もっと耳コピ能力が高ければ!」と感じているが、このDTMに挑戦できたこと自体もとてもありがたいことだと思っている。上手くなくても、仕事や家事から離れて音楽を作るのはとても素晴らしい時間だからだ。

読んで下さりありがとうございます。読みやすいコラムを目指します。