読書、はじめました

最後のタグは誤字とかではなく、私が敬愛するバンド、レミオロメンのドラマー・神宮司治さんが某liveで発した言葉である。わりと気に入っている。
もう夏ですねという訳ではないが、冷やし中華的なタイトルを付けてみた。

最近、読書欲が人生で最大と言えるほど、高まっている。
きっかけは何だったか、恐らく俳優の上川隆也さんが某番組ー彼が好きだと公言しているアニメの特集で、恐らく後述する遺留捜査の番宣だった気がするーに出演していたのを見て、(推している分野に違いはあれど)こういう語彙力豊富で品の良いヲタクになりたいと思ったことと、遺留捜査の小説版があること、冤罪死刑という作品が気になった時期がほぼ一緒だったことかもしれない。

平日の日中は仕事があるためー土日祝は休みだが、早起きは三文の得と言うように休みを長く過ごせて得な気がするので同じ時間に起きている―、基本、読む時間は朝方、厳密に言えば明け方4時~5時台。
最後にも記載するが、起き抜けの身体で自室の学習机の明かりを点け、Spotifyの曲を聴きながら、小説に集中する時間が好きだったりする。

感想をネット上に書くのは、そんなに好きじゃないので差し控えるが、作品名のリンクにあらすじが分かるページを載せ、購入及び読みたいと思った理由―ほとんど不純な経緯ばかり―を綴る。

なお、ほとんどがメディア化された(される予定)サスペンス系の作品で、「作品名/作者名」で表記する。

読了・途中まで既読・積ん読(購入してこれから読む)作品

1.ここは退屈迎えに来て/山内マリコ
映画化の際、私が敬愛するバンド・フジファブリックが音楽と主題歌を担当すると聴いて、公開前に原作を購入、読了した。
私がはじめて自分のお金で買った小説である。
分類としては、短編恋愛小説―ここに記述する小説の中では唯一ジャンルが違う作品である―ということだが、1編1編がリンクしている印象を持った。

2.遺留捜査/尾西兼一・坂田義和・池上純哉・徳永富彦・伊藤洋子 脚本
市川哲史 ノヴェライズ
2011年からほぼ毎年テレビ朝日系列で放送されているTVドラマの小説版。
第1・第2シリーズが小説化になっており、両方購入。2は最近届いたので、またいずれ。
DVDの特典に納められている未公開映像のシーンやドラマでは描写されなかった登場人物の設定等も描かれていて―逆にドラマでしか描かれず、本書では省かれていたシーンもあった―、先々月の22日まで挫折することなく楽しんで読むことが出来た。

3.冤罪死刑/緒川怜
2013年に2時間ドラマとしてテレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」にて放送したが、ドラマも原作も未視聴・未読了。
前述した「遺留捜査」で科捜研係官役として出演している甲本雅裕さんがペドファイル(小児性愛者)の死刑囚役として出演。
「遺留捜査」の感想をネットで見ていたら、このドラマの感想や絵が載っており、気になってあらすじを見たら、「遺留捜査」で主人公に振り回されまくって色々と不憫な目に遭っている人と同じ人とは思えない役柄に衝撃受けて、マジで3日ぐらい落ち込んだ。
少しだけという軽い気持ちで小説の某シーンをはじめて読んだ時、さらに半泣き状態になったので、ドラマ見たら涙腺崩壊状態で目元をぶくぶくに泣き腫らしている未来まで見えた。
ついにはSpotifyで(個人的な)イメージソングを集めたプレイリストまで作ってしまった(重い)。

4.黒鳥の湖/宇佐美まこと
今年7月からWOWOWにて放送されることになったドラマの原作。
V6の三宅健さんが出演すると聴いて、キャストとストーリーに惹かれ、原作を購入、未読了。読みたい本が多いので、放送前には読み終われない。
単行本を購入した後に文庫本が出ることになったことを知ったので、両形態を1冊ずつ持っていることになる。
こちらも少しだけ読んだが、「健ちゃん……凄い役やるね……」と呆然としてしまった。
あと、「何かこれ何処かで似たようなの見たことある……」と既視感を感じていたら、「冤罪死刑」だった。

5.緊急取調室/井上由美子 脚本 相田冬二 ノベライズ
2014年からテレビ朝日系列で放送されているドラマの小説版。
第1シリーズが2冊に分かれている。
文体が少し変わっており、事件関係者を含めた登場人物それぞれの目線で描かれている。
恐らく「取調」がメインなので、それぞれの感情が分かるようにと考慮された物なのだろうと推察した。
今夏、2年ぶりに新作が放送され、興奮やわくわくでいっぱいの木曜の夜になるだろう。

今後購入予定・購入検討中の小説
1.重力ピエロ/伊坂幸太郎

レミオロメンの「プログラム」をBGMに読みたい(某動画の影響)。
映画もTVで見た(ことがあったと思う)し、この前、近くの書店に売っていたので、少し立ち読みしたのだが、細かく章分けされていて読みやすそうだなという印象を持った。

2.片想い/東野圭吾
以前、WOWOWでドラマ化されていたこと――中谷美紀さんがめちゃくちゃ美しかった――も理由の1つだが、LGBTをテーマにした小説を読みたいと思っていた。
ドラマはめちゃくちゃ良かったけど、ネットで調べたら、ドラマ版と結構違いがあるみたいで逡巡している。

3.道化の華/太宰治
某番組に秦基博さんが出演されていた時、彼が衝撃を受けた1冊として挙げていた作品。

4.臨場/横山秀夫
「64(ロクヨン)」等、サスペンスではよく名前を聞く作家さんの作品。
昔、テレ朝で刑事ドラマ化&映画化された。
映画は2、3回くらい見たし、この前もやっていたので、録画を残してある。
ただ、かなり濃そうというか、一応読書初心者の身としては、結構ハードそうな予感がする……。

5.ハッピーバースデー/青木和雄
小6の給食前、ぼろぼろになってた本書を何回か読んでいて、また読みたいと思っている。
カテゴリーとしては児童書らしいが、今の自分でも読めそうな内容だと思う。
初版の’97版と加筆修正された’05版を買う予定でいる――が、まずは、積みに積まれた本達を何とかしてからだ。

バリバリの文系人間の割には、そもそも集中力が瀕死―そもそも集中ってどんな状態か分からない―しているので、読書なんて…長い文章なんか読んでられっか!!と毛嫌いしてきた(が、集中力が付いた訳ではない気がする)。
明け方という世界が静寂に包まれている時間帯にその小説に合わせた―というか、イメージソングのようなノリで勝手に選曲してプレイリストを作成している―曲を聴きながら読むのが私流の楽しみ方だ。
速読なんてのもあるが、小説なので作者への冒涜に当たる行為だと思うし、その世界に浸りながら読みたいから、ゆっくりと時間を掛け、語彙を得ることを目的とすること、登場人物の状況等を頭に入れておく派。
たまに寝坊等で読めなかったりする時は、展開が気になり落ち込むことも。

今後、随筆や評論といった小説以外の書物を読むかと言われたら、好きだったり気になる本しか読まないので、縁はないだろう。

そういえば、母親が若い頃は結構な読書家で、私も学生時代の読書時間用として勝手に持って行ってた記憶があり、今も棚にあった小説を何冊か持っている(が、読んではいない)。
地震の影響で半壊状態になったためリフォームしたが、前の家の私の部屋の棚には、ガラス板を隔てて、ずらりと本が並べられていた。
あの棚があったら、本(文庫本もだが、教科書や参考書、雑誌や書籍)やDVD、CD等の置き場にも困らなかっただろうなと狭い部屋の中にわりと大きめの棚とその置き場―母親が嫁入り道具としてもらったでっかいタンスが部屋の片隅にある―を欲しているが、書物に埋もれる前に何とかしたい。