旋律に愛されたバンドに心を囚われてしまった話

聴けば、きっととらわれる。旋律に愛されたバンド。

このキャッチコピーを持つバンドをご存知だろうか。
大阪府吹田市出身の男性4人組ピアノロックバンド「SHE'S」である。

私が彼らを知ったのは、3rd Single「よろこびの」のMVを見たことだ。
それから、「Dance With Me」(3rd Album 「Now & Then」収録)や
White」(2nd Album 「Wandering」収録)、「Letter」(4th配信限定Single)、
Chained」(5th Album 「Amulet」収録)とタイアップ曲を中心に彼らの新曲を知っていった。

まず(勉強中&拙いが)簡単にメンバーの紹介をしよう(アーティスト写真お借りしました)(ファンの方、間違いがありましたらすいません)。
ただ説明するだけじゃつまらないので、「before」は私が受けた(完全に見た目だけの)第一印象、「after」は今の印象(私の偏見です)。

スクリーンショット (8)

(写真左から)
|広瀬臣吾《ひろせ しんご》(Ba.)
・竜馬さんとは塾(高校時代に地元のliveハウスで再会)、栞汰さんとは中学が一緒(「ホテル宿泊時は同じ部屋」「車に乗る時は隣」という暗黙の了解がメンバー内に存在)
・シャイな性格と眼鏡が落ちることを懸念してlive時は外している
・趣味は釣りとサウナ
before:ダンディーな印象。髭生やしてたから…?
after:感情を表出することはない(からクールに見える?)が、4人でいる時はお茶目な一面を見せることも多く、よく突っ込みもする。

|井上竜馬《いのうえ りょうま》(Vo. & Key. & Gt.)
・バンドの作詞作曲を担当。楽曲によりキーボードとギターを使い分けている
・愛犬を自身のTwitterやInstagramのアイコンにしている
・ソロ曲としてNIVEA CMソング「ねがい」を歌唱
before:クールな印象。雰囲気が(フジファブリックの)志村さんみたい
after:犬っぽい。live終わりの写真のはっちゃけ具合。
真顔でボケをかましてくるのは関西人ゆえか。

|服部栞汰《はっとり かんた》(Gt.)
・結成当初からネックレスや指輪、ブレスレットを着用
・酒に強く、生配信中に500mlを2本呑んでいた
・好きなギタリストにTUBEの春畑道哉さん、好きな映画は「BACK TO THE FUTURE」を挙げている
before:怖そう…昔の総さん(フジファブリックの山内さん)みたい。
after:liveではよく笑うし、間奏のギターがとんでもなく格好良い。
MCでは、竜馬さんに次いで積極的に話すことが多い(印象)。

|木村雅人《きむら まさと》(Dr.)
・愛称は「キム」(本記事でもこの愛称で記載)。染めた髪が特徴
・真面目で負けず嫌いだが、かなり天然な愛されキャラで、メンバーにいつもいじられている
早口言葉が苦手(の領域を超えてる)(おつかれの時にどうぞ)
before:マジで申し訳ないけど、全く印象ない(土下座)
after:
推しに天然が多いけど、ここまでの天然ははじめて見た。
liveで見せる笑顔に、ホントに音楽を心から楽しんでいるんだなと。

「歓びの陽」を聴いた時は、何の知識もなかったが、全員1992年生まれで、私と同世代(姉と同い年)なことを最近知る。
「ピアノを入れたロックバンドをやりたい」と竜馬さんがメンバーを誘い、2011年(当時大学1年)結成。
翌年、10代限定のロックフェス「閃光ライオット」ファイナリストに選出され、2016年6月「Morning Glow」でメジャーデビュー。
ピアノをセンターに据え、エモーショナルなロックサウンドから心を鷲掴みする珠玉のバラードまで、壮大かつ圧倒的な存在感を放つ。
昨年結成10周年を迎え、今年2月に初の日本武道館公演を行った(今年7月にブルーレイ&DVD発売予定)。
現在「Glow Old With Me」(王様のブランチ4月度ED)配信中。

SHE'Sの魅力
1.楽曲もliveも格好良い
ミュージシャンとして大前提だが、4人それぞれが洋楽をルーツに持ち(竜馬さんのなめらかな英語はここから来た?)、時に心躍り、琴線に触れ、背中を押されるような歌詞も美しくあざやかなメロディーも彼らが「旋律に愛された」理由なのだろう。
ちなみに、個人的Best liveは「Just Find What You'd Carry Out」、「月は美しく」、「Dance With Me」。とりあえず聴け(説明放棄)。
2.わちゃわちゃしてる距離感
時に男子高校生、時に家族(父:臣吾さん、母:栞汰さん、長男:竜馬さん、次男:キムさん)のような。
4人でliveを観に行ったり、移動中の船の甲板で流星群を眺めたり(Starsの歌い出しはこのエピソードのこと)と仲が良い。
1回目の緊急事態宣言下で行った1時間のリモート生配信「SHE'S Room」、メンバーがカフェ店員に扮したり、バンドへの想いを語る「Drip & Drop」、(発信元はSHE'S公式ではないが)対決企画「何処まで分かり合えているのか?」も是非見て頂きたい。

「歓びの陽」のリリースから4年経つことにも驚くが、最近になってカップリングを含めた全楽曲のプレイリストを作り、勉強の成果が出ているのかイントロで何の曲か分かるようになってきた。

WOWOWで放送されていたSP live 「By  the Lake」をはじめ、インタビューやlive映像を繰り返し見たり、過去の雑誌で気になる物を買い、前述の武道館公演のBlu-rayも予約する等、沼に沈み込みつつある。
そこまで来てるならFC入れば良いじゃん!!と思うだろうが、いつかは見なくなるだろうなと。
個人的には、誕生日が近い(同じ)、大阪出身(のメンバーがいる)という縁と共通項が多々あるので、フジファブリックと対バンしてほしかったりする。

と、ここまで長々と書いてきたが、本日6/8は彼らのデビュー日。
早いもので6年目。大変おめでたい。
これからもこの4人が作り出す音や紡がれる言葉、見せてくれる景色にわくわくしていると同時にあなたにも彼らの音楽に囚われてほしい