大人になっていくことが

突然だが、私はフジファブリック、藤巻亮太、V6各メンバーのファンクラブ(以下FC)に入会している。
V6関係(森田さん以外)は更新がある10月末まで待つことになるが、今日を以て以上のFCに「さよなら、ありがとう、お世話になりました」と手続きを終えた。

理由を考えた時、FCって入る必要ある?という疑問に行き着いた。
勿論ファンとはいえ色々な事情があるので任意だが、入った所で真のファンとでも言うのか?と感じた。
また、この記事は入会の非推奨・退会を後押しする意図はなく、あくまでも「1ヲタクとしての意見・見解」ということを頭のすみっコに留め、批判等は一切受け付けないものとする。

1.めったに開かなくなった
これが1番大きい。Twitterが主な情報源なので動向等(新情報、オフショット等)はすぐに入ってくるので、開く機会がなくなってしまった。ここ最近だと退会方法を調べたくらい。
昔に比べSNSが普及し手軽に調べられるようになったのは嬉しいし、非会員の方にもやさしいが、その分サイトを開く回数が入会の時より減ってしまった。
入ってても開かないなら正直無意味で無駄遣いに思えて、今の状況で成り立っている、何の不満もないならもう良いかなと。

2.コンテンツ内容への興味の薄れ
上と重なるが、正直言うとコンテンツに惹かれなくなってしまった。
誰が悪いとか暗い気持ちにさせるとかではなく、私の冷めた性格がそう思わせてるだけ。
他のファンの方にはホント申し訳ないが、更新内容を見ても「あぁはいはい」と受け流してるのが現状。
入会時は過去の記事を読んでわくわくしてたのに。倦怠期のカップルか。

3.金銭的理由
流石に何個も入ってりゃなと思うが、引き出す度に表示残高表示が現実を突き付けるように飛び込んできて、心の中で嘆く。
FC費用だけでなく、グッズ代、通院代、食費、ガソリン代等の車関係、他界隈にへの費用等を考えると深刻だ。
不要と思った物、遠方のlive(記念liveを除く)は買わない行かない等、ヲタ活面でも切り詰めてたが、それでもまだ足りなかった。
今日でまたひとつ歳を取った今、冗談抜きでそろそろ金遣いを覚えなきゃならない年頃だと感じた。
物売れば?と言われれば、昔の漫画やゲームで物で部屋があふれてるのでそれまでだが、何せ思い切っておわかれが出来ないタチなのが足枷となっている。
5000万ぐらい欲しい(うるさい)

以上3点が主な退会理由だが、すぱっと割り切れる訳でもなく。

後悔しない?

視野に入れたのが先月頃。
案外早いと思われがちだが、ホントに良いの?と踏み切れずにいた。
1番長いのはフジファブリックで5年前の誕生日(今日)。さらには初のFC入会で、思い入れがあるのに手放した。
しかし、そこまでしないと今の状況を少しでも脱することは出来ない気がするという意味では断腸の思いと言った所か。
バースデーメールをもらったり、FC会員限定グッズ等が手に入らなくなる等これまで出来たことが出来なくなるのは心苦しいが、ヲタ活も私の人生。
1つ手に入れたいなら1つ失う。
色んな経験を何度か積んで、繰り返して、大きくなっていく。
名残惜しいが、今では後悔していない。

再入会、別のアーティストのFC入会
もう絶対どのアーティストのFC入らねぇから!!という訳でもない。
1つ入りたい所があったのだが(以前から好きだった)、数年後に今の状況の再来するのではと懸念している。
(出来るか分からないが)今後上記のアーティストのFC再入会はあり得るのかと聞かれるとどちらとも断言出来ない。
少し改善されて、ご縁があればまた前向きに考えるかもしれない。



FC入会のメリット
そのFCにもよるだろうが、アーティストをもっと知ることが出来る、距離が近くなるといった所か。
そもそもフジファブリックのFC入会を決めたのは、入ってた方がSNSの情報に着いて行けて楽しいかもという安易な理由だった。
あの時の自分馬鹿じゃん、ではなく、今がそうさせただけ。
でも、極端なこと言えば、入ったから何か特別な人にでもなったつもり?
真のファンとでも言うか?会員非会員関係なくファンはファンでしょ?とひねくれているので無意味に感じたのだろう。

「好き」「推す」とは
私はここ最近(と言うか時々)、上記3組を「好き」?「推せてる」?と感じることがある。恐らく気持ちが冷めがちな時に起きがちだ。
動向だけ追って「可愛い」だ「格好良い」だと悶絶して満足していないか?と。
FCをやめたからと言って「好き」が「嫌い」になる訳でも「推す」こともやめた訳ではない。「FC入ってる人だけがファンだ」と言ってるのと一緒。
推し活はある意味「アイデンティティ」、「自分を形成する1つの部品(パーツ、ピース)」の一種だと思う。
私はミュージシャンやアイドルのみならず、俳優さんや女優さん沼にも突っ込んでいて、1つのアーティストや演者に火が付くと、他の推しは弱火にしているイメージだ(数年前の某方のツイートを見てから思ってる)。
母親には白い目で見られるが、そのジャンルや界隈で心を救われる人がいたり、関わる(関わった)物事で視野(世界)を広げたり、好きな物が増えたりする。
そしてその「休息」の時間に心を痛めてはいけないと思っている。
マイペースに、無理せず。推したい時に推す。それが私の信条だ。
推しか私がこの世(表舞台)を去る(去った)時、「愛して(出会えて)良かった」と心から言えるように。


最後に、昨年放送されたドラマ「警視庁捜査一課長」で、犯人に向けた台詞を引用してこの記事を終えることとする。

ヲタク舐めんなよ
ヲタクはな、自分のすべてを懸けて推しを愛し続けることが出来る超人的な奴等なんだ
そういう想いは人を豊かにするんだ
だからヲタクはアンタなんかに到底味わえない
最強で最高な人生送ってるんだ
              「警視庁捜査一課長」season5 第3話より