Lの告白と回想(学生時代編)
僕は、今年6月にまた1つ年を取った。
そしてその日の夜(正確には誕生日の次の日の夜中)、ある「告白」をした。
僕は、幼い頃から恋愛的な意味で女性が好きで、片想いをしてきた。
そして、現在は、恋人もいる。
恋人に関しては、また別の記事で触れるが、自分なりに回想した「僕と同級生の記憶」を覚えている限り、この記事に記していこうと思う。
また、今の恋人以外の女性の人物は、アルファベットで表記するとともに、片想いで終わっている。
まず、幼稚園時代。
今もそうだと思うが、先生は女性の方が多く、好きな先生もいた。
友達は少なかったが、それなりにいた。
これといったエピソードは特にない(友達の1人と高校で再会したことぐらい)。
小学校時代
今思えば、ここからはじまっていたと思う。
なお、これはあまりないケースなのだが、小中の義務教育の9年間、担任の先生が女性だった(その中に好きな先生もいたが、後述のSちゃんほどではなかった)。
低学年の時、僕が違うクラスの男子と付き合ってるという噂が流れたが、僕はそんなつもりなんかさらさらなかった(その男子とは、ただの幼なじみで某施設にて知り合っている)。
その男子と6年生の頃に同じクラスになるが、何らかのいざこざに巻き込まれた僕は、彼から唾を吹き掛けられ、めっちゃキレた記憶がある。
5年の頃、クラスは離れていたが、委員会もクラブも偶然一緒になったSちゃんという女の子がいた。
Sちゃんは、絵が凄く上手で、性格的にもおだやかで、何より学年きっての美少女だった(僕的に見て)。
前述のことがきっかけで、休憩時間によく遊んでいたが、会う度によく抱きついていた。
彼女と同じクラスのMちゃんから、「レズか」とたまに言われたが、言葉があまり普及してなかったのか、僕はその言葉の意味を当時はよく知らなかった。
中学時代
小学校が一緒だった子が多かったが、別の小学校から進学した子もいた。
3年間、合唱部に所属していて、顧問の先生が男性だったが、時に厳しく、やさしくて良い先生だった。
余談だが、中3の夏の離任式(この年は、震災があり、先生方の異動はこの季節だった)の見送りの時に人目も気にせず、結構泣いたが、僕の目の前に来た時、「頑張れよ」といった声を掛けてくれたことをよく覚えている。
また、Sちゃんとの仲も継続(美術部に所属し、3年生の時は部長か副部長も務めていた)していたが、中2の頃に合唱部に入部したNちゃんのことも好きだった。
3年生の時、3人とも同じクラスになったことを友情的にも恋愛的にも喜んでいた。
明確ではないが、この時からか、「友達」と「恋人」の境界線が分からなくなっていたし、人によって答えは違ってくると思うが、今でもよく分からない。
高校時代
ここからさらに加速していった。
Sちゃん、Nちゃん、そして僕はそれぞれ別々の学校へ進学した。
中学高校と制服が膝下のスカートだったからか、ロングスカートが好きになり、高1の春にNちゃんとお出掛けに行くことが決まったことをきっかけに、はじめて購入した。
入学式の時に話し掛けられたことをきっかけに(僕の後ろの席だった)、Aちゃんのことが好きになるが、彼女と同じ中学で、仲が良かったLちゃん(外国の子ではなく、姓名ともに既に使ってるのでLを使用)に嫉妬していたし、心底嫌っていた(つめたくしていた時期もある)。
高2・3年は、圧倒的に女子が多いクラスになる(元々、男女共学な学校だった)。
中学にひきつづき、Aちゃん、Lちゃんとともに3年間合唱部に所属していた。
2・3年と同じクラスになり、部活も一緒だったR君とも仲良くなるが、(そもそも互いに恋愛感情なんか存在しなかったこともあり、)友達という関係で終わる。
卒業後、Lちゃんは就職、Aちゃんと僕はそれぞれ別の専門学校に進学。
髪をベリーショートにして、男装しようとしていたが、叶わなかった。
2年間、僕はパンツスタイルで学生生活を送っていた。
ただ、そこからの2年間、特に2年生の時の環境が極悪だった。
何度自主退学を考えたことか、僕が見る景色は灰色に染まっていたし、檻の中にいるような生活だった。
きっかけは、同じクラスだったS君との関係である。
彼とは、班になって活動する課題があって、同じグループになったのがはじまりである。
そして、僕も彼もただ、「「友達」として」仲良くしていただけだった。
なのに、クラスの男子から恋人扱いされ、毎日のように囃し立ててきた。
そいつらと仲が良かった女子までもそういう扱いをしてきた。
そんなつもりなんてさらさらなかったから、ひたすら否定したりはぐらかし続けたが、分かってもらえなかったし、何より本人達が認めてもいないのに、男女が一緒にいるだけで勝手に恋人扱いされることに得体の知れない気持ち悪さを覚えていた。
しかも卒業研究の際、その男達と同じ班になり、担当の先生も厳しいことで知られる先生だったので、この時の僕は人生でどん底だった(特に話はしなかったが、同じ班だったもう1人の女の子だけが僕のいやしだった)。
数年経った今でも、笑い話にならない。
さらに、この頃にTwitterをはじめるが、そこで某番組がきっかけに知り合った男がいるが、彼については社会人期でも出てくるので、その記事で話す。
専門学校編まではここまでだが、この後社会人期(バイト期、就職期)と続く。
しかし、これ以上進めるとこの記事が巻き物のようになってしまうので、ここで1度区切りにする。
人生で2回も恋人がいると根も葉もない噂を立てられた僕は、男性と一緒にいない方が良いんだなと思いはじめるようになる。
勿論、世の中の男性全員が全員そうだと限らないことは知っている。
しかし、次回お話しすることも含め、僕は女性と一緒にいる方が居心地良いと知った。
また、回想を続けていくうちに、僕は、男性に対して恋愛感情は芽生えないんだなと思った(行っても仲良くするだけ)。
いつかは忘れたが、おそらく学生時代。
僕は、「もし異性に告白されたとしても、秒で断るだろう」とうすぼんやりと思っていた。
そして、それは、この記事を書いている今でも全く変わっていない。
そういえば、今年だか去年に両親が「早く孫の顔が見たい」と僕と4つ上の姉に言ってきた。
普段仲が悪い僕ら姉妹であるが、この時は、「子供嫌いでしょ」と揃って母親に反発した。
僕は、今回お話ししたことを家族には打ち明けていない。ネット上だけだ。
気付いたらこんなように長文書いているくらいの僕だが、いざ打ち明けるとなると、手紙で伝えるとしても言葉も文章も浮かばないし、反応も怖くなる。
理解あるかも分からないし、反応も怖い。
裏切るとは違うけど、悲しむのではないかと。
人と違うからこそ、戸惑うけど、伝えなきゃいけない大事なことというのはたくさんあると思う。
現代は、多様性の時代と言われるが、そういう大切なことも気軽に伝えられる世の中になればと思っている。