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鍼灸学科を考えている人へ…

なべっちいです。
しばらく更新してませんでした。
理由は至って簡単です。

激烈に勉強が忙しいんです!

想像以上に大変です。
私の通っている専門学校は、柔整、AT、看護師、歯科衛生士等々、各種学科があるのですが、覚える量では鍼灸がダントツのようです。
看護学科もかなりハードですが、西洋医学なので、まだ耳慣れしている言葉が多いと思います。 

一方鍼灸学科は、東洋医学と西洋医学、中医学といろんな医学概論と理論が必要で、臨床となると、東洋医学の観点で考察しつつ、やるのは西洋医学の知識と東洋医学の知識に基づいて施術します。

なので、1年生の間は基礎知識を徹底的に詰め込まれます。基礎実技で実習もしますが、まずは基礎知識として、私の通っている専門学校では…

解剖学1…骨 骨についてです。骨の部位には名前がたくさんあるんです。あと関節。関節の種類。
解剖学2…筋肉についてです。筋肉って、部位名、起始、停止、支配神経、作用の5つの項目がありますが、これを全部覚えます。ちなみに、鍼灸、柔整、AT、理学、作業療法と、同じ部位名でも、少しずつ違います。違う理由は、大人の都合のようです。
生理学1…本当に生理学です。ガチの生理学です。医学部医学科の生理学と同等です。カタカナ、英語を覚えるのが苦手な人はきついです。
東洋医学概論1…中医学の基礎です。アニメや占いの好きな人には、わりと面白いかも。木火土金水とか五藏六府とか。これをベースに四診を使って証を出していきます。舌(舌診)診たり、脈(脈診)診たり、気(おらに元気を!)の考え方など教えてくれます。(本当はもっと深いというか、この学問は底がないです)
経絡経穴概論…ツボ(経穴)ですね。WHOで361穴あります。線路の途中に駅があって、それに名前がついてて、その駅の名物がある。その駅には住所もありますよね。経穴が駅で経脈が線路(路線)だと思ってください。
はり灸理論…はり(鍼)と灸についてです。衛生操作、医事法、はり灸が治療にどのように使われ、どのように変化があるのかなどなど。
基礎技術…鍼とお灸の実技です。衛生操作も含め実際に、先生や同級生に取穴して鍼やお灸を施術します。まずは片手挿管と艾を半米粒大にちねることからはじめるかなぁ…。
あとは一般教養として自然科学系医療英語保健体育があったりします。

高校からの入学だと既得単位はないので、全科目授業を受ける必要がありますが、専門学校や、大学、短大、大学院などを卒業してから専門学校へ入学すると、既得単位は認定されることがあるので、授業数が少なくなります。

ちなみに私は、自然科学1と英語は免除になりました。
専門学校のシラバスの内容が、卒業した大学や専門学校で取得した単位のシラバスと比較し、同等かそれ以上であれば認定してもらえるようです。
この辺は、入学書類に添付されているとおもいますので、わからなければ事務か、教務担当の先生に聞くのが早いです。

私が大学を卒業したのは、はるか昔でしたので当時のシラバスがなく、覚えている内容で認定していただきました。場合によっては、認定試験があるようです。

おすすめの参考書ですけど…
この2冊はあったほうがいいです!解剖学2の筋肉ですが、仕事で柔整、ATでもやってない限り、この科目は本当に苦しみます。
生理学はこの1冊で2年間もつと思われます。

経絡経穴は2冊ありますが、どちらかでいいと思います。
ツボ単は少し高いのですが内容がかなり充実しています。鍼灸師になったときでも使えるのはツボ単だと思います。
経穴インパクトはインパクトシリーズの1冊です。取っつきやすいし、見やすいと思います。入学前に経穴インパクトを勧められて購入しました。

あと、デジタルデバイスとしてiPadを新たに購入しました。iPadは1台もっていたのですが、容量が少なくて使えなかったので、新しくAirを購入しました。10.9インチでM1チップ。勉強するためだけであればスペック的には十分です。これにGoodNote5を980円で購入しました。
これに、授業用のプリントをAdobe Scan(無料)で取り込んでGoodNote5に入れています。Adobe Scanで取り込むメリットはOCR化してくれるので、検索が簡単にできることと、文字データとして持つことができるので、他のアプリでテキストでCut and Pastすることが簡単にできます。

いま、鍼灸学校を受験しようと思っている人にとって、少しでも役に立てれれば幸いです。医療系の学科は、どこへいっても大変です。最難関は医学部医学科というのは言うまでもないですが、理学療法であれ、看護師であれ、それぞれに大変な仕事です。人の命に関わる仕事ですから。

その中で、道具を使って意図的に他者へ傷をつけることができるのは、医師と看護師(助産師)と鍼灸師の3つだけです。(もちろん治療のためだけですが) 鍼灸師は未病(未だ病まぬ病を治す)を治し、根本を整えるのが鍼灸師の治療だと思います。

悩んでいるようなら、オープンキャンパスへ行くことをおすすめします。
専門学校って、おもっている以上にお金もかかりますので。

久しぶりに書いたら、長くなりすぎました。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

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