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滋賀大学大学院データサイエンス研究科の入試情報を知りたい方へ(R6向け)

こんにちは。Think / Luminです。

私も入試時期にお世話になった先輩を見習って、それなりに滋賀大大学院データサイエンス研究科の入試情報とか日常とかを発信しております。

そのこともあってか、早期入試も始めることもあり、質問をぼちぼちいただいております。自身が受けた恩義はきちんと絶やさずに続けていく事が大切な気がしています。(他大学の研究室見学する時でも、そこでみんな過去問もらうでしょ。それと一緒。)

そんな中、お世話になっていた先輩がnoteを更新されましたので、追加情報をご提供しておきます。私にも割とそこそこの数の方が相談にいらっしゃったので、そこで出た話題をちょこちょこと共有しておきます。

本noteもあくまでn=1の情報です。大学の公式見解ではありません。一個人の意見に過ぎません。あしからず。

本noteは令和6年度入試をイメージして書いています。まずは入試情報をご一読の上、noteの情報を見ていただけるとうれしいです。


入試データを見てみる

データを扱う研究科ですから、何はともかく入試結果の公開データを見てみましょう。意外と入試情報を見ていない方が多かったので、こういう所を見ておくのは、敵を知るためにも大切です。

令和3年度入試結果
令和4年度入試結果
令和5年度入試結果

まずデータを見る上で、推測と事実を切り分ける必要があります。

まずは事実を考えます。

  • 入学定員より多い人数を合格させている

  • 合格後に辞退する人がどの年もいる

  • 入試倍率は年々向上している※

  • 令和5年度の社会人入試の不合格者は1人のみ

※令和5年度より、早期特別入試(私が受験したもの)と一般入試、派遣社会人入試と3つに別れていますので、その時点でそれまでの傾向とは単純比較はできないものと判断します。単純な算術平均で考えると、令和5年度の全体的な入試倍率は2.0倍程度。

その上で推測できる要素を考えます。

  • 入学定員より多い人数を合格させている
    →他大学受験による、辞退者が発生する前提での合格者設定かな?

  • 合格後に辞退する人がどの年もいる
    →上記同様。私も面接時に併願校を聞かれましたが、その前提はあるでしょう。

  • 入試倍率は年々向上している※
    →特に早期特別・一般入試が倍率が高く、学部上がりの戦いが苛烈に成りつつありそう

  • 令和5年度の社会人入試の不合格者は1人のみ
    →マッチングしないような選択や不義理が無い限りは、社会人はほぼ通る?

なんてことが推測できます。

実際、内部進学で入学されている方は情報・統計に関するスコアは満点が割と多く、TOEICと面接で差が付いている状態になっているそうだとか。

ただし、これはあくまで推測です。本当の所は分かりません。しかし、このようなことが分かると、自分が戦いにどれだけコストをかけるかを見積もる理由にはなるかと思います。

大学院入試の流れを知っておく

まず、滋賀大学以外の理系大学院ですと、指導教官へのご挨拶、在学生へのヒアリング・過去問の入手、研究室への入室許可(という名のマッチング)をいただいた上で、入試を受けることがセオリーだと思います。

よくある理系の大学院進学フロー

このような流れを知らないことが、お話を伺う中で意外に多くございました。もちろん、学内進学の場合はこんなことはほとんど無いと思います。

DS研究科では前期が終わるタイミングで指導教官が決定する方式のため、このような流れを実際に行う必要ありません。(きちんと筋を通せば、話を聞かせてくれる方もいるとは思いますが。)

2023/5/12追記
Twitter巡回で知り得ましたが、教官によっては、難しい場合も明示されています。基本的には滋賀大の受験を考える場合は、教官への相談や挨拶は難しい(行うべきでない)と考えておいた方がいいかもしれません。

しかし、大学院進学を考えるならば、どこかで落ちる事も想定する必要があります。そのためには複数校受けるのが当然です。そのことを考えると、滋賀大学以外の選択肢を残しておくためにも、一般的な大学院入試の流れを知っておくことは重要だと感じています。

こちらについては、下記blogなどで詳しく説明されていたりするので、一読してみると良いと思います。

研究計画書のゆらぎ

前述した話が、こちらに繋がります。研究室訪問や指導教官への挨拶、面談を事前に行うならば、そこで話す内容を準備しておかなかったり、今後の研究題材が決まっていない場合、相手にされる訳がありません。

余談
実際、研究室訪問にて、現時点の研究計画書や概要を提出した上で、面談許可を出す大学の研究室もございます。(私が5年前に連絡を取った研究室の一つは、受験以前の研究室訪問の時点でマッチング不可とされたりも。)

研究題材と先行研究、その周辺論文のサーベイが終わって、研究テーマが決まれば、あとはその研究室で研究するフローを考えることで、だいたいの研究計画書は書けるはずです。

それ故、研究計画書について、いろいろと連絡をいただきますが、大前提に皆様の研究テーマに私のような他人が口だしすること自体、本来はおこがましいはずです。そのため、研究テーマの文面をメールで送っていただいても、私は添削することもコメントすることも行いません。

滋賀大学の場合、MBAのようなカリキュラムベースの大学院ですが、それでも研究計画はきっちり書いたほうが自身の志望度を高めるためにも良いと思います。

また、進学目的の研究計画書の添削について、現在の指導教官に御願いすることは難しい場合もあるかと思います。ひどい場合、現在の研究室への背反行為と見なされることも有るでしょう。

私の場合は、同じく大学院進学を目指す友人がいましたので、そこで回し読みを行ったり、応援してくれていた大学教員や職員、博士課程の方などに協力していただきました。

そのような人がいない場合は、完成までサポートしてくれるサービスを使う事も手です。ここは現代の強みを感じます。このようなサービスはドライですが、お金を払う分、それなりのサービスの質はあると思っています。よって、私も誤字脱字などの抜け落ちチェック、最終チェックに使っていました。

雑回答(簡単な内容や聞かれても困った内容)

志望理由書を見てもらえますか?どう書けばいいですか?

まずこの時期に聞いてきて、かつバックグラウンド的に大学生っぽい人は、まず募集要項を見ましょう。早期も一般も、志望理由書は必要ありませんよ。派遣社会人の方だけです。

この成績で受かりますか?

わからないです。スコアもですが、アドミッションポリシーに合致するかも重要だと思います。

合格した後、蹴っても良いですか?

私に聞かれても困りますが、まあ例年の入学者見て分かるとおり、合格後の辞退者はいるため、個人の権利だと思います。ただ、行く気が初めからないのに受けるのは時間も気力も無駄な気がします。

〇〇学部ですが、大丈夫ですか?

研究計画によると思います。これがアドミッションポリシーに合致していれば、情報系であろうが、計量経済系であろうが、どんな出自でもDS研究科は取ってくれる場所だと思います。実際私も生物工学・応用微生物学専攻で企業の研究者でしたが、合格できています。

仕事を辞めて大学院に進む予定ですが、奨学金はもらえますか?

おそらく、滋賀大学大学院データサイエンス研究科奨学金の事かなと思いました。私は対象外扱いでした。(会社やめたけど、個人事業主・法人役員の場合は対象外とのことでした)

基本的にはこの奨学金は学部上がりの方だけが対象かなと思います。

一応、日本学生支援機構の奨学金は通ったので、会社を辞めてから学生になる場合や社会人学生であっても、一概に奨学金がすべて通らないとは限らないと思います。

猫はいますか?

学内で見かけました。しかし、猫保護サークルとかもないので、そんなに数はいないでしょう。かなしいね。

女の子はいますか?

入試情報を見ましょう。例年10%ぐらいです。

私でもやっていけますか?

分かりません。私も必死です。ただ、なんとかなるでしょう。環境が人を育てます。

最後に

その他、実際の受験当時の情報はこちらに記載しています。気になった方は見てみてくださいね。


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