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おすすめしてもらった本、読んだよ!

コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画メシ2021」、早くも後半戦。
今回はライツ社の大塚さんをゲスト講師にお迎えした講義。

今回の課題は、こちら↓

「自分の中で絶対いける!」という確信の持てる本の企画をLINEグループに送ってください。企画の趣旨を伝える一言と参考となるニュース記事やSNSなどのリンクをつけて企画を送信してください。


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課題について考える中で、私にとって本ってどんなものだろう、本を選ぶ時の理由って何だろう、と考えてみた。

・救い、助けを求める。誰かに話したくても話せない悩み解決
・心のよりどころ、お守りのようなもの(阿部広太郎さんの本)
・娯楽、楽しみ(猫の写真集、漫画)
・生活をちょっとよくするヒント
・勉強のため(簿記、英語、レイアウト)
・ファッション読書(この本読んでたらかっこいい?とか)
・憧れの著者のことをもっと知りたい
・友達や家族との話題作り
・面白かった映画の原作
・授業の課題図書


本を手に取る理由と一緒に本棚を眺めていると、自分の気の向くままに買った本よりも、友人にお勧めされたとか、周りにいる人のことを知りたくてとか、話題作りにとか、コミュニケーションツール的な役割を果たしているような本が多いような感じ。


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この前も大学時代の友人に勧められた本を読んだ。

久しぶりにその友達に会った時、「そういえば、前におすすめしてくれた本、読んだよ」と言ったら、予想以上に喜んでくれた。

おすすめしてくれた本は、「生きがいについて」という本。分量的にも内容的にも、少し重めなので、おすすめしても実際に読んではくれないかな、と思っていたらしい。

そうか、そうだよな、とじんわりと思った。

人によるかもしれないけれど、「おすすめ本ある?」と聞いて、後日「読んだよ!」と言ってもらえることって意外と少ない。
実際に読んだとしても、わざわざ報告しないこともあると思う。
だからこそ、こうして報告してもらえた時の嬉しさは大きい。

本だけじゃなくて、ドラマも、映画も、美味しいごはん屋さんも、もちろん同じ感情は湧き上がるけれど、人と人の間に「本」が挟まっている時は、なんとなく、より温かみが増す気がする。
(なんでだろう)


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企画メシ当日の講義で、大塚さんが「編集は周りの人を本気にさせるのが仕事」と言っていたのが、すごく印象に残っている。

すぐに返事をする、最初に会う時に本ができた後の話までする、MAXでお金をかける、労力と時間をかける、こまめに進捗を共有する…

普段仕事をしていて、一緒に仕事をしたい!楽しい!と思える人、この人に声かけてみようかな、と思える人って確かにこんな人だな、と思う。

一見仕事には直結しないような、「おすすめの本、読んだよ!」という言葉も、大塚さんの言う「人を本気にさせる」ということにつながる第一歩な気がしている。


これまで、人に本気にさせてもらうばかりだったけれど、私も本気にさせる側に行ってみたい。そんな風に思った講義でした。

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