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絶望の淵に、私にそんな資格なんてないと彼への絶望と愛を背負った。

この命、貴方にあげる。

絶望の淵で、神様は私をまた強くしました。
痛みを知った。
そして罪を知った。

もしあの時、
全てを散らそうとしたあの時、
腹部に鈍い痛みがなかったら
私は全てを諦めていた。

彼の一部が残っている奇跡に、
運命に。

その運命は私の命に縋り付いた。

誰かを傷つけて、
裏切って
それでも貴方への愛を諦めきれず
私は願ってしまいました。

最近はあまりにも幸せすぎたのかもしれません。

何も気にせず貴方の体に触れられて、
私に触れる貴方の熱い手を抱いて。

当たり前に結ばれることのない二人がいることで、
忘れていました。

貴方に会いたい。

誰かを傷つけて絶望させて、
そうして自分もその罪を背負って

だから貴方を失っても、
私はどこかに絶望を
傷をぶつけることができませんでした。

だって、
これが私への罰だから。


冷たい鉄の感覚に、
彼の血のついたシャツを抱いた時を思い出す。

夏なのに、ノースリーブの腕に当たる鉄の塊が冷た過ぎる。

もしかしたらもう死んでいるのかもしれない。

彼とみたあの光景を追いかけるために走ったおぼつかない足が、
傷だらけで。

私たちは次は、
綺麗な世界で、

誰も傷つけることなく
罪など背負わずに
一緒に
出会えますか?


一緒に悲しんだり、傷ついたり
真っ直ぐに愛せますか。


鈍い痛みが私をまた生きるということへの縋りをくれた。

貴方に会いたい。


普通のR

昼顔の映画を見て、想いにふけすぎたので綴っておきます。

ぜひ見てください最高です。

また神様が私を強くした。
このフレーズがなんとも、響きました。

大人になって見返すと違うものが見えてきて本当に面白いです。

最近はたくさん美しい作品に触れるようにしています。
なかなか楽しいです。
そうして心を動かされたタイミングでパソコンを勢いよく開いています。

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