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#008 『鞄談義』 もはや幻の書籍に・・・

 写真は『鞄談義』の裏表紙である。『鞄談義』出版当時、この面を上にして店頭に並んでいる書籍を見つけた人が、「もう新しい『鞄談義』が出たんだぁ〜」と喜んで手に取った。しかし、それが既に発売されている『鞄談義』の裏表紙だと分かった瞬間、幻の『鞄談義』となったという話を聞いたことがある。

 出版から10年。既に『鞄談義』は完売してしまった。在庫の問い合わせを多くいただいており、再販して欲しいという声もいただいているが、今のところ、その予定はない。在庫を保管しておく場所がないという、極めて現実的な理由による。書籍は結構嵩張る。そして重い。
 夢・希望・理想も物理的な現実を前にすると叶わないこともある。

 7人の熱き思いの執筆者による『鞄談義』は、いまや入手することのできない幻の書籍となってしまった。

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