見出し画像

ミシェル・ファイファーの唇が好き

僕たちは日々ストレスに晒されながら生きている。それゆえ、何かしらストレスの発散方法を持っている。その方法は人それぞれだが、代表的なものをいくつか挙げるとすれば飲酒、運動、カラオケとかだろうか。

僕はストレスを感じた時によく映画を見る。映画を見ているときは全神経が映画に集中するので、自然と悩み事が頭の中から消えて楽になる。

最近のお気に入りは「スカーフェイス」という映画だ。アル・パチーノ演じるキューバ移民のトニー・モンタナが、アメリカの暗黒街で成り上がり、破滅するというストーリー。トニーは欲しいもののためならなんでもする。暴力も厭わない。

別にトニーのように生きたいわけではない。ただ、彼が感情を爆発させ、金に取り憑かれ、大切なものを見失い破滅する様を見ていると、僕の悩みがなんだかちっぽけなものに見えてくるのだ。

スカーフェイスが好きな理由はもう一つある。ミシェル・ファイファー演じるヒロインのエルヴィラ・ハンコックである。エルヴィラはトニーのボスの愛人で、美しく、強気で、ミステリアスで、ドラッグに溺れている。

彼女はいつもクールで、セクシーで、コカインを吸っている。まるで早く死にたいと思っているかのように。

作中で彼女のバックグラウンドが明かされることはない。何が彼女にこんな人生を選ばせたのか、何が彼女を、何に駆り立てているのか。何も明かされることがないまま映画は終わる。

そんなミステリアスな女性が全盛期のミシェル・ファイファーの美貌を持っているのである。反則だ。目が奪われない訳がない。

ミシェル・ファイファーの唇が好き。ドレスから覗く鎖骨も好き。
まるで芸術品だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?