見出し画像

みんなのフォトギャラリー公開 初夏の花たち2

朝夕かすかにセミの声が聞こえ始め、昼間は30度を越え始めました。
いよいよ夏到来ですね。

先週分のInstagram投稿まとめです。

【悲しみを止める】

かなしい【悲しい】
〔不幸に会った時など〕取り返しのつかない事どもを思い続けて泣きたくなる気持(絶望的な感じ)だ。

三省堂『新明解国語辞典』

生きていれば、いつかきっと
悲しみはやってきます。

大切な人を亡くしたとき、
大切な存在との別れと同時に、
その人の前で見せていた自分の姿も
もう会えない過去のものとなります。

出会いがあれば、別れがある。
いつかは悲しみを受け止めなければならない。

だからこそ、会えるうち、生きているうちに
たくさんの出会いを重ね
思い出をつくっておくことが
生きる支えになるのだろうと思います。


【謙虚】

自分の能力や置かれている立場をありのままに受け入れ、相手の意見を認めてすなおに取り入れたり相手を抑えるような自己主張を控えたりする様子だ。

三省堂『新明解国語辞典』

謙虚さに好感を持てるのは、
自分の力や立場をありのままに
受け入れているからだと思います。

一方的に相手の言いなりになったり
ただ相手に譲ってばかりなのは、
謙譲といいます。

※アベリアの花言葉には謙譲もあります。

自分をありのままに受け入れているから
相手の意見をすなおに聞くことができ、
相手を抑えるような自己主張を
控えることができる。

勝ち負けの思考だとこうはいかないですね。
相手を抑えにいくか、相手に捧げにいくか。
こういうことをしないと生き残れない環境は
(考え方が)まだ貧困ということでしょう。

お互い謙虚に認め合う場。
win-winとか、三方よしという言葉が
実際あるように、それは空想ではないでしょう。
そこは謙虚な人たちであふれていると思います。


【情熱】

目前の目的・対象に全身全霊を傾け尽くして悔いを感じないひたむきさ。

三省堂『新明解国語辞典』

情熱には、ただ衝動的な想いだけでなく
悔いを感じないひたむきさという
丁寧に生きる姿勢がうかがえます。
その場しのぎや、思惑といった代物とは
だいぶ距離感があるようです。

自分の思いに素直な情熱。
生きていくうえで、これに勝る
原動力は無いでしょう。

余計な雑音に気を取られず、
自分の声を信じて進んでいけたら
奪われるものはなさそうです。

他人の邪魔をせず、
人はひと、自分は自分。
もっと自分の生き方を。
そういう土台を前提に
同じ目的に情熱を注げる
仲間がいたら、
生きていくうえで
とても心強いと思います。


【悲しみを忘れる】

わすれる【忘れる】経験したり覚えたりしたことが、記憶から消えて無くなる(ようにする)。

三省堂『新明解国語辞典』

悲しみは何のためにあるんでしょう。

悲しい出来事は、
たいてい取り返しのつかないこと。
そして、生きていくうえで
避けられないことだと思います。

もし、悲しみを全く感じない人がいたら、
その人は幸せでしょうか?

悲しみを感じないということは、
人の悲しみにも共感できません。

人の悲しみに共感できなければ
感情的に人とつながれない。
心から人に優しく接することも
できないと思います。
経済的に生きていけたとしても、
社会的には淘汰されるでしょう。

悲しい出来事に遭った人に共感し、
一緒に悲しみ、温かい声をかけて励ます。
忘れるしかない悲しみに、
新しい記憶を重ねて日常を取り戻していく。

こんな営みを繰り返し、悲しみの感情は
人間同士の結びつきを強くしていきながら
受け止められてきたんじゃないかと思います。


【安らぎ】

自分を取り巻く環境に何の不安も無く、毎日の生活を満ち足りたものに思う気持。

三省堂『新明解国語辞典』

不安の無い生活に最も必要なものは
健康と平和でしょう。

平和とは究極の人間関係、そのものです。

そして健康についても、
人間関係が良好かどうかが影響しているという
研究結果があるそうです。
医療技術が進歩し続けている分、
人間関係が健康に影響する割合は
増えているのではないでしょうか。

健康と平和が保たれていれば、
あとは自分の気持ち次第。
満ち足りているかどうかではなく、
満ち足りたものに思うかどうか、
なんですね。

他人の基準ではなく、
自分が思うかどうか。
本当に主観的です。

そういえば人間関係だって、
他人からみてどうこうではなく、
まず自分が好むかどうかどうか。

他人を自分の思い通りにしようとしたとき
平和が崩れていくような気がします。

人を人の力で強制しなくても
仕事が回り、経済が回る。
一人ひとりが自分の価値観に従って
平和に暮らしていける環境は
ちょっと見方をかえることで
すぐそこまで来ていそうです。

【無垢】

〔仏教で〕煩悩を離れて、汚れが無い状態だ。

三省堂『新明解国語辞典』

「あの人はピュアだよね」
昨日そんな話をしていました。
悪い人ではないのですが
ほめ言葉ではありませんでした。

組織を束ねる人にしては人が良すぎ、
外からの求めを受け入れすぎて
部下の人が苦労をさせられる、
だいたいそんな話でした。

多様な価値観があるいまの時代、
上の人と下の人の価値観が
いつも同じとは限りません。
苦労が本当に自分が負うべき
ものかどうかわかりません。
こういう歪みが積み重なっていくと
人は段々ピュアで無くなります。
予防線とか二枚舌とか、余計なことに
エネルギーを消費します。

経済効率を求めた結果のはずの組織が、
人のエネルギーを無駄に消耗している。
人のための組織か、組織のための人か。
手段は目的に合わせて変えていくのが
本当はいいと思います。

そして人をがんじがらめにする組織は、
少しずつほどけていくように思います。

他人の責任を負うほど人生は暇ではない。
自分が引き受ける苦労だけ引き受け、
やりたい仕事に集中してピュアに打ち込む。
そんな風にできる環境や技術はもう揃っている。

あとは勇気のある人から、自由に向かって
ピュアに進んでいくんじゃないかなと思います。


作品は「みんなのフォトギャラリー」に公開中です。
「写信家 うみやま」で検索してお使いください。
(複製・改変は禁止。みんなのフォトギャラリーからご利用ください)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?