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【短編小説】付き合って3年でレスになった私


付き合い始めたのは23歳の時だから、
えっと、もうすぐ3年の付き合いになるのかな。


私が友達に彼氏欲しいって言うとそれから流れるように2つ上の男性を紹介されてそのままLINEを交換したのが付き合ったキッカケ。


彼はとても優しくて一緒にいる空間は心地よかった。


何かあれば話を聞いてくれるし色々な知識もあった。


周りの人から見ても非の打ち所がないような男性で正直私には勿体無いと思ったこともある。


そんな彼氏と付き合って3年。


じゃあ不満がないのかと言われれば、嘘になるかもしれない


ふとスマホのディスプレイを表示する。


時刻は22:30を少し過ぎていた。


明日はお互いが休みということもあり一緒にご飯を食べて彼の家でゆったりとしている。


彼の方に目を向けると彼はスマホでYouTubeを見ているようで時々口元が緩んでいてそれは彼の癖でもあった。


何を見ているのか気になって私は座っているソファから少し移動し彼との距離を近づけた。


視界から何か動きを感じたとったのか、
彼は私の方を向いて


「なに?どうした?」


と私の肩に腕を回して



私を胸の近くに抱き寄せた。



私は彼のスマホの世界にいともたやすく侵入することができた。


目に映ったのは彼の大好きなお笑い芸人。
大阪弁特有の勢いのあるツッコミを画面越しに私たち2人に差し出した。



彼はクスッと笑いながらまるで当たり前のように私の肩に置いた手を移動させて私の頭をさらさらと撫でる。


咄嗟に彼の方をみると私の視線に気付いたようで一瞬時が止まって唇と唇が触れ合う。


チュッとかわいい音がして彼はまた私の頭を撫でながらスマホに目をやった。段々と彼のぬくもりが心地よくなってきて力を抜けば瞼が閉じてしまいそうになる。



___だけどダメだ。今日はすると決めているんだ。




3年も付き合っているとどんなに円満に見える2人でも不満がない方がおかしいような気がする。


もしも不安がないとお互いに言っているのであればどちらかが我慢しているかどちらかが自分を騙して過ごしているだけだと思う。


それだけ一緒に長い時間を誰かと過ごすということは難しい。なんせ血のつながっている家族でさえ考え方は違うし喧嘩することもあるのだから。


ましてや好きという感情を持った他人同士が長い時間一緒にいると不満の1個や2個や3個や4...まぁあって当然だと思う。


『本当に好きならどんなことも大丈夫』なんていう人がいるけど、それは机上の空論かただの何も考えてないあんぱんま…あんぽんたんだ。


こと現実世界において
『本当に好きなら』という言葉が正義なのであればこの世の全員が好きなことをして生き、好きなことをして生活している
はずだ。


でもそうじゃない。


好きだけど理由があって続けられない時なんてあるし
好きだけど理由ができてやめてしまうことなんてこの世の中には腐るほどある。


現に私はピアノが大好きで小学生から10年ほど習っていた。将来は自分の音楽をピアノで表現したいとも思ったことがある。けれど社会人になって現実的に考えるようになりピアノだけで生活できるとは思えず今は趣味にしている。



「いや、今はSNSあるしYouTubeとかで投稿したらいいやん」とも言われた。でも実際SNSで食べていける人なんて人口の何%だろうか。



結局私はリアルの生活と天秤にかけてやめた。あなたもあったはずだ。


それに対して『本当に好きじゃなかっただけじゃね?』と言われようもんなら彼氏の大好きなお笑い芸人ばりに突っ込みたくなるだろう。


『好き』ということだけで全てが解決できるほどこの世界は簡単ではないってことだ。


だけど好きだからこそやっぱり解決したいとおもうこともある。


今回の件がそうだ。実はもう3ヶ月もしていない。


付き合った当初はお互い好き好きチュッチュマンと揶揄され(てはないがきっとはたから見てそう見えたはず)、終わった後は一緒に抱き合って映画を見るのが日課だった。


なのに時の流れというものは残酷で、3年も経つと最初の頃の激しい夜はどこへやら、嵐が過ぎ去った砂漠地帯のように虚しさだけが残っているだけだった。



どこに行った?え?大丈夫そ?ブラックホールにでも吸い込まれた?って言いたくなるくらい静かな夜が続いてしまっている。


もはや夜の時間だけ私たちの存在ごとどこかへワープしたのではないかと思うくらい静かだ。


時々どこからともなく鳴り響く『パキっ』という訳のわからない家鳴りが私たちの関係を示しているかのように部屋中を叩いてくる。そのくらい静かな夜がもう3ヶ月だ。


打破しなければ。打破しなければ。




結婚した女友達が言っていた。


「もう1年もしてない。てかね子供生まれるとマジでしたくなくなるよ。てかね私がしたくても旦那が断ってくるし付き合って長くなったらこういうのって当たり前なのかもね。てかさ...」


会話の接続詞をどこかへ置いてきた女友達は旦那との夜の関係も接続する気はないらしく、結局その話をした2年後に旦那が別の女と浮気したという話を聞いた。


結局レスが原因だと知ったのは、そこからまた3ヶ月のことだった。


夜の営みというのは誰も公には話さないけれど、実は綺麗事では収まらないほど結構社会的には根深い問題なのではないかとその時思った。


あの時、友達が必死に『てかね』と言葉を接続していたように、身体も接続していく努力をしていればまた変わった結果になったんじゃないか。好きだから夜の営みをずっとしなくても大丈夫なんだろうか。


いやむしろ好きなら夜の営みが多くなるのでは?てか夜の営みが減っていくのってなんでなん。私に魅力がなくなっているから?それとも私の魅力に気づかないように呪いでもかけられた?


頭の中で誰にも言えない黒い塊がジトジトと私の精神を蝕んでくる。考えたくもないのに、目の前をブンブンと飛び回って邪魔をする小バエのように私の頭の中を右に左に行ったり来たりしている。


周りに相談なんてしたら『どんだけ性欲強いんw』『夜の営みが全てじゃないってw』なんて言われそうだし何より恥ずかしかった。


そう思われるかもしれないと思う度に


「性欲が強いんじゃない。ただ愛されたい人とずっとつながってる証明が欲しいだけだ。夜の営みは全てじゃないけど夜の営みも関係性を豊かにするための点にはなっているんだ」


と誰にも言わない言い訳を心の中でブツブツと呟いた。
そろそろこんな悩みから解放されたい。



我ながら真剣すぎると思うが、背に腹は変えられず調べてみることにした。どちらにせよ今悩んでいるということは先延ばしにしてたらこれからも迷うということだ。


スマホを見る。彼と会うまで残り1週間。
それまでに少しレスについて調べてみることにした。



うっへぇ….思わず声が出る。


まず、レスで関係が崩れることの多さに驚いた。

女性
離婚を考えたことはない…33.2%
離婚を考えたことがある…31.5%
離婚した…30.9%
離婚する予定でいる…5.4%

男性
離婚を考えたことはない…46.8%
離婚を考えたことがある…29.5%
離婚した…19.9%
離婚する予定でいる…3.8%


まぁこのデータが実際に合っているかはまだわからないから仮定として考えるにしてもやけに多い。


え、もしかして私たちも結婚してレスだったら終わる感じ?オワオワリ?なんて考えながらも存外、私以外にも同じような悩みを持っている人がいるんだという事実に少し安心もしてしまった。


レスの原因

行為に満足できない…8%

マンネリ化12%
肉体的な疲れ…13%
精神的なストレス…12%
生活環境の変化…12%
パートナーとの関係性の変化…8%
パートナーに断られた…12%
パートナーの外見の変化…8%

その他

うーん、その他多いなぁ。もしかしたら子供いる人といない人で分かれるのかも。いない人ってどんな感じなんだろう


義務のような営みが負担
妻との関係がマンネリで飽きてしまった
相手を喜ばせる自信がなくなった


ほうほう。


まぁやっぱりこれが全てではないんだけど、確かに私も元々性欲あるかと言われたらないと思うし時々めんどくさいなって思う時もあるかも。


相手がずっと下手だったらしたいと思わないのもわかるかも。


私が思うってことは相手もそりゃ思うか。
彼女が下手だったら確かにしたくないって思うよね。


彼に聞いたら早いんだけどそもそもなんか聞くの恥ずかしいし、


もし

『ちょっといつも同じだから飽きちゃった』


とかなんとか言われたら私もう穴掘って世界が終わるまで潜り続けるかもしれない。


でもこれ1つ1つ紐解いていくとなんか共通点ありそうな気がする。


自分の現状や悩みをこうして可視化していくと思ったよりも楽しく興味が湧いた。


不安というのは『知らなすぎる』ということからきているのかもしれない。


実際に子供の頃におばあちゃんちで暗い部屋の中で何かにあたり怖すぎて泣いた翌日、同じ場所に行ってみると私が作ったてるてる坊主が飾ってありそれにぶつかっただけ、なんてエピソードもあるくらいだ。



わかっていないから怖いだけで、案外正体がわかると怖くなかったりするし興味がないのではなくやってないだけだったりする。いやちゃうちゃう、今はそんなことはおいといてレスや。あたいはレスになりたくないんや、節子。


そういえば女友達がシてない理由について同じこと言ってたような。


毎回同じ営みだとどっちも飽きると思う。一回旦那が『なんか毎回同じことしてるねー』って言ってた気がする」


確かにマンネリとかってずっと同じようなことをグルグルしてるから段々と慣れや飽きにつながっていると思うし、ずっと同じような営みしてても楽しみもないし義務になっちゃうかもなぁ。


私たちの営みも毎回同じような雰囲気で同じようなことを同じようにしてたような気がする。


だから一緒に旅館行った時はいつもと違う感じでお互い楽しんだっけ...いつもと同じかぁ...確かに私たちってずっと同じ感じなのかも。


楽しいことだったらワクワクしちゃって飽きるとかないもんなぁ...ネイルする時毎回同じ色だと飽きちゃうけど次はどんなネイルにしようかなって考えたらワクワクして早く変えたくなるのと一緒なのかな。


レスに必要なのは変化なのかもしれない

いや、レスだけではない


人生で何かを変えるときにいつだって必要なのは変化だった


打破しなければ打破しなければ。



今日は、調べたことを実践してみた。が正直なところ彼の反応が良かったかと言われると正直わからない。


というのも彼はどちらかというと愛情表現が苦手なのか可愛いとか好きとかあまり言わない。


ああ、それも言ってもらいたいなぁ。私って言ってるっけ。てかそもそも愛情表現って....あ、ダメだこれ。無限ループに陥るやつだ。これはまた別の機会にでも試そう。


全部をいきなり完璧にやる必要なんてない。


今は幸せになるための過程でしかないのだ。


あ、でも今日店員さんに褒められたの嬉しかったなぁ...服似合ってますね!だって!デュフフ...今日のために新調しておいて良かったぜ。彼氏も言っていいんだよ?いや落ち着けもちつけ今は彼の胸の中からどうやって激しい夜に持ち込むか、だ。あ、待って彼氏の服にメイクついたかもヤバい。


考えれば考えるほど不安と緊張が襲ってくる。こんな私をよそ目に平然とお笑いの動画なんか見ちゃってほんと違う意味で笑える。


「ねぇ」


頭の上から彼の声が聞こえる。


「ん?」


彼の方を振り返る。


「今日店員さんとなんか話してなかった?」


彼は動画そっちのけで私の方を向き髪を撫でてくる。


「うん。かわいいって褒められたよ」


いや、まぁ実はかわいいなんて一言も言われてなくてただ単にお客さんである私を気持ちよくして商品を買わせるために店員さんが私を持ち上げてくれて会話が弾んだような気がするんだけど、まぁいっか。


彼は何も反応せず口をムッと尖らせて何かを考えているようだった。


『どうしたの?』と聞こうとしてやめた。考えるということは意識しているということだからだ。


意識するから考えるのではなく考えるから意識する。けど私がどんな会話をしたか全てを包み隠さず言ってしまうと考えるという工程がなくなる。つまり意識が薄れるということ。正解がわからないから人は考える



これは私なりの駆け引きだ。相手の手札を知りたいからと言って自分の手札を曝け出す必要はない。ここはコール。いや、レイズ。もはやオールイン。


けどこれでもし私のことではなくて明日のご飯のことを考えてたりしたらその時はもう爆死する。オールインどころか心まで奪われてる私にとってそれはもう一生のトラウマよ。


恥ずかしすぎて天国にレイズ。


彼が私の髪を撫でるのをやめてクルクルと回し出す。



そして彼のスマホから観客の笑い声がなくなり
スマホのディスプレイが真っ暗になった。



あれ______なんだ_____これ____



気づいたら彼が追いついていない思考をよそに



私の世界に侵入してきた






「___で、結局今の仕事もやめる...と」

「やめはしないよ...やめたいけどね」


やっぱりここのパンケーキは格別だ。美味しすぎてホッペが落ちる


「離婚してから恋愛の方は?」

「いやぁそれがね、恋愛もういいなって時とさびしい時の差がやばくて天使と悪魔、みたいな?結局ワンナイトも後から虚しくなるしかと言ってそれくらい割り切ってるかと言われたらそうでもないし...」



彼女は机に肘をつきハァと息をこぼしながら天井を見上げた。


室内にはそのため息をかき消すかのように最近流行っているアニメの主題歌が勢いよく渦巻いていた。


『それより最近彼氏とどうなん?結婚したいって言ってなかった?』

『あ、うん。前はそうだったんだけどね。今はもう少し後でいいかなって』



私は手癖のように目の前のグラスに入ったストローを持ちクルクルと回した。


『え?マジ?急にどうしたん』


『それは______』





結局あの夜、3ヶ月ぶりに彼氏と重なった。というよりあの一件があってから求められることが増えたような気がする。


同時に終わった後にいつもは言えないようなことや胸の奥にしまっていることなど色々な話をすることが多くなった気がする。


なんていうんだろう。仲がそれほどよくなかった人と一緒にレクリエーションという共通点を一緒にクリアすることでお互いが打ち解けあっていく...みたいな感覚に近いのかもしれない。


今まではしていなかった夜の話も積極的にするようになったし営み自体をどうやって楽しむかお互いが考えるようにもなった。


これは他の人からしたらどう思うのかはわからない。
だけど私たちカップルには必要なことだったんだと思う。



もちろんあの夜に今まではやってこなかったテクニックも披露した。



今まではずっと彼が攻めるだけだったし私も自分のテクニックみを磨かなくても大丈夫だろうと思っていたけれど、試してみると案外彼の新しいかわいい一面も見ることができた。


あの日。オールインした日。私は見事に勝負に勝ったのだ。


いや、すでに勝負をする前の1週間の私の頭のおかしい行動が今の私に導いたのかもしれない。なんにせよ嬉しい。



『で、この後どうするの?』

『ごめん、この後ちょっと用事ある』

『え?珍しいね。何するの?』





『ピアノやろうかなって』

私は自分の手の甲を見つめながら力強く言った。





何かを変えるときに必要なのは変化だ__



あとがき

なんかずっと普通に恋愛相談しても自分も義務感が出ちゃうし、見ている人も飽きちゃうだろうなと思って質問の回答をあえて小説風にしてみました。



何かを変えるときに必要なのは変化だ__



なんてカッコよく言っちゃってますけど、実際に今の現状を変えるって相当勇気いるんですよね。


ぶっちゃけ俺もこんな感じで小説書いたことないのに見よう見まねで書いてるのめっちゃ恥ずかしいし、投稿の感じも前とは一新して動画に挑戦するのもめっちゃ勇気が必要でした。


でもやっぱり同じことずっと続けるのって飽きるじゃないですか。少なくとも俺は飽きます。これは恋愛でも同じだと思って今回は『変化』を題材に書いてみました。


僕が今回の記事で伝えたいことは


・変わることの大切さ
・自分で考えて挑戦することの大切さ


だったりします。


よく恋愛相談でくるんですよ。好きな人がいるけど告白できないとか、好きな人に嫌われたくなくて行動できないとか。


俺も仕事関係で色々気にしたり挑戦することに恐れたりすることあるので気持ちはめっちゃわかるんですよね。



でも、その後に待ってるのって割と地獄なんですよ。少なくとも何もしないで現状がいい方向に変わることはない。


もちろん『しない後悔よりもする後悔!頑張れ!』と根性論を説きたいと思っているわけではないけれど、少なくとも『悩みは待ってても解決はしない』ってことです。


うまくいかなくてもその後にうまくいかなかった理由とか原因を考えて次に活かせばいいんですよ。うまくいかなかったことに対してうまくいかなかったで終わらせるからいつまで経っても良くならないんです。



失敗かどうかなんて実はその時にはわからないんですよ。その失敗を経て次にうまくいったならそれは失敗じゃなくて経験や財産です。


第一失敗せずに何もかもうまくいってる人なんていません。うまくいってる人ほど多くの失敗を経験や糧に変えてるだけなんですよね。



でね、悩みを解決しないまま時間が過ぎるじゃないですか。前よりも年齢重ねるじゃないですか。その時にね、結局早く解決しときゃよかったって思うんですよね。


だから今回は、恋愛で悩みを持った女性が最後には人生でやってみたかったことにも挑戦する姿も書いてみたりして….


恋愛って人生という大きな木の枝ですからね。恋愛って結局、間接的にはお金や仕事や人間関係とか人生で必要な要素から成り立っていたりします。


そうそう忘れてた。


主人公が店員さんと話してる件あったじゃないですか。あれ一見、彼氏が嫉妬しただけの話みたいに思っちゃいそうなんですけど、


個人的に伝えたいのは


関係に慣れたとか恋人を見慣れているっていうのは、いわゆる2人の空間が多く1つの視点でしか物差しを用意できないからそう思うのであって



第3者という異分子を2人の間に介入させることで新たな視点を与えるっていう働きを作りたかったんですよね。


まぁこの場合は嫉妬として現れただけで、もしかしたら『彼女ってあんなふうに他の人と話したりするんだ』とか『いつも俺といる時はあんなに笑顔じゃないな』とかなってたかもしれません。


これってずっと2人だと、新しい彼女の角度に気づいてないんですよね。目の前のリンゴが綺麗でも反対から見たらどうなってるかわからない。これを違う人に見てもらうって感覚です。


だから割とカップルにおいて第3者を介入させるって大事なんですよ。


あとはやっぱり『彼女が離れるかもしれない』という危機感を彼氏は少し持ったと思います。


彼女に店員さんと何を話したかを聞いた時に『褒められたよ』という一言は彼にとってかなり刺さったでしょうね。どうだちくしょう


ここで、彼女が慌てて『でもそんなんじゃないから安心して!大好き大好き』と言わなかったのも大きくて


あえて答えを伏せたからこそ気になってしまった、というわけですね。いや、彼氏可愛いところあるやん。


多分ですが、営みの後にちゃんと彼女側が説明したんじゃないですかね。あくまで自分からじゃなくてもう一回彼氏が聞いてきたら、の話ですが。




でも彼氏側からしたら実は彼女が優しさで言ってるだけで、店員さんにホントに褒められたのかもしれないという疑問は完全には拭えないでしょうから、改めて彼女の存在を認識する一手にはなるってわけです。



こうやって紐解いていくと、全ては点で線としてどう繋げるかってめっちゃ大事だと思いますね。


今回は『夜の営み』という点から発生しただけで、夜の営みという点だけがうまくいってても、普段のLINEとか会った時の点がうまくいってないなら関係性というのはそこから崩れていきます。



逆に普段のLINEとか会った時といった点だけうまくいってても、夜の営みが下手だったり義務みたいになっているのであればここから関係性は崩れることだって大いにあるってことです。


夜の営みについて少しでも気になってる人は
このnote絶対読んでくださいね。


後、今回のnoteがどんな感じだったかDMとか感想もらえると嬉しかったりします。俺もこういう形初めてで今後どうしようかなって思ってるので。


もし好評なら主人公変えたり、主人公がまた違ったとこで登場したりみたいにおもしろくかつタメになる文章を小説チックに描こうと思います


個人的にはこのスタイル、めっちゃ書きやすくて伝えたいことも伝えられるので好きです。性格上堅苦しい書き方よりもクリエイティブに書ける方が好きなんですよね。




それではまた別の記事で。

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