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Ⅰ 〈“月経”について。〉一生で450〜500回あると言われる“生理”の仕組みを詳しく。

私は、小学生の頃“生理”という言葉を知ったとともに、授業中や休み時間に辛そうに痛みに耐える友人の姿を見て、“男にはわからない痛み”のひとつを初めて目の当たりにしました。皆さんは、“月経”についてどのくらい知っていますか?“月経”の仕組みを掘り下げます。

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“月経”と“生理”

言い方が異なるだけで、意味は同じです。正しくは月経”と言われますが、「生理(せいり)」や「女の子の日」と言い換えることもあります。

“月経”は一生で450〜500回ある

初めての月経のことを初経”と言います。初経を迎えて以降、毎月1ヶ月程度の時間をかけて、赤ちゃんができてもいいように準備を繰り返します。

“月経”の仕組み

1、卵子が成長
卵巣では、おおよそ1ヶ月に1個、赤ちゃんのもととなる卵子が成長します。

2、排卵
成長した卵子が卵巣からとび出し、卵管を経て子宮へ移動します。排卵がおこると、赤ちゃんを育てる部屋となる「子宮」の内側にある「子宮内膜」が1cmほどまで膨み、受精卵を受け止める準備を始めます。
排卵後、受精することで、時間をかけて受精卵が子宮内膜に着床。妊娠。と続きますが、今回のテーマとは異なるので割愛します。

ソフィ:生理(月経)のこと、きちんと知っておきたい!ページ内

3、月経(いらなくなった子宮内膜を外へ)
妊娠がおこらない場合、1cmほどまで膨らんでいた内膜はこわされ、血液といっしょに剥がれ落ちます。
このことを、“月経”(生理)と言います。

4、次への準備
月経になると、脳はすぐに「またはじめから準備をしなさい」と命令を出し、次への準備がスタートします。

最後に

きちんとした周期で月経があることは、からだが赤ちゃんをできたてほやほやのベッド(子宮内膜)で迎え入れる準備が出来ている状態といえます。言い換えれば、月経(生理)がなければ、赤ちゃんを迎え入れることが出来ないということです。そのために、一生に450〜500回も繰り返すのです。

世間では、なんとなく、月経(生理)は毎月当然にくるものという理解があるかもしれませんが、『なぜ毎月くるのか』という根源をもう一度考えることが重要な気がします。そうすることで、性別問わず、月経(生理)への理解が深まり、女性の生理期間中の過ごし方やストレスなどの解消にも繋がるのではと考えます。

次回のテーマ

Ⅱ〈“生理痛”はなぜ起こるのか。今すぐ率先して発信すべきこと。〉
一生で450〜500回あると言われる生理”の仕組みを詳しく。

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