☆ わたしの 川は、 流れてますか、、、

わたしの川は、流れてますか

山の頂に流した、わたしの涙は届いてますか
今も、こぼれています

風がそちらのようすを、絶え間なく伝えてくれます

日々の労働とつかの間のやすらぎ
その繰り返しの音と静けさに混じって
空騒ぎと嬌声に、おされながら
むなしい高笑いのかげに、ひそみながら
私利私欲の歯車のきしみに、かき消されながら
ふるえる、か細い悲声
嗚咽をおさえた、むせび声
地鳴りのような涙の訴えが、届くのです

そちらでは、あまりにヒトが集まり、重なり暮らし
蟻塚のような建物が増殖し、迷路の中に迷路がつくられ
暮らしの仕組みは、未発達で、バランスに欠け、奇妙です
簡単なことを修正し、改良し、進め通していくのも
ラクダが針の目を通るよりも難しいのでは、、、と思えるほどです

本来、同郷、同族、兄弟であるもの同士の確執
天目の下で、交わした誓約の反古
夕食の食卓の破壊 
心の麻痺とすさみ

そんな中で
貧しいヒトが、、、
弱いヒトが、、、
普通に、関心を寄せられることも、なく
隅の方へ、追いやられています

無邪気さの抜けない、かわいい、小さなヒトさへ
食事の世話さえ、十分ではないのです
あなたのすぐ、後ろにいます
振り向けば、目が合います
あなたの横で、あなたを見上げています

目を見ることを
恐れないでください
無視しないでください
迷わないでください
少しの愛を分けて、あげてください
難儀をチョット、軽くしてやってください
パンを割って、与えてください
食堂を解放し
寝床を用意し
かわいい兄弟姉妹を、引き入れてください

わたしの川の水は、あなたの喉を潤していますか
わたしの涙は、届いていますか。

あなたのこころと体を
わたしの水で満たし、溢れさせ
潤ったこころで、周りをみたしてくれませんか

ほつれてしまった古い約束ごとを、捨て
カビのよう巣くってしまった先入観を、洗い
積もったゴミ、ヨゴレをふるい落とし

わたしの川へ入り
すべてを清め
雲のように軽くなって
山頂を目指してください

黄金に輝く愛を、わたしに、施してくれたことは、忘れません  
わたしは、両手と胸を大きく、ひろげて、まっています
あなたは、成した、施しのわざと、救いの実践を誇って
晴れ晴れとして、飛び込んで来てください 
明日でも、百年後でも、千年後でも、、、  
あなたが納得したら、いつでも、、、
待っているのです

今も、あなたが、来る東の空を見渡して
待っているのです
、、、



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