見出し画像

深川不動堂:お礼参り

節分の日、「深川不動堂」に行ってきました。
例年でしたら節分会で大混雑するはずの日ですが、今年も中止になったようで……。おかげさまでじっくり参拝できました。

深川不動堂は真言宗智山派の寺院で、正式名称は「成田山 東京別院 深川不動堂」、通称として「深川不動尊」「深川不動堂」と呼ばれているそうです。ご本尊は不動明王様。もちろん、成田山新勝寺の不動明王様のご分身ご分霊です。
成田山新勝寺までお参りに伺うのはなかなか難しい、もっと頻繁にお参りさせていただきたい……そんなとき、都内にあるのはとてもありがたいですね。

成田山新勝寺には、何度かお参りしたことがあります。逆に、深川不動堂は初めてで、見るものすべてが興味深かったです。
いつもは神社をお参りすることが多いので、お寺の参拝方法も忘れてしまっています。「お寺のお参りは合掌!」、急に思い出してようやく落ち着きました。お線香の香りがかぐわしかったです。

時間になるとご祈祷が始まり、外にいても真言が聞こえてきます。とても美しい声です。しばらくたたずんで、一緒に聴かせていただきました。
今日は時間が合わなくて参加できませんでしたが、次回はきちんと受けたいです。もちろん、写経も。

この大きな草履、雨風にも御札の重みにも耐えられるように頑丈に作られていました。どのくらいの藁を使って何日かかって仕上げたのでしょうか?

御朱印もいただきました。
「お寺と神社、御朱印帳は分けたほうがよいのですか?」と伺ったところ、「それぞれの考え方次第ですから。一緒でも構いませんよ」とのこと。
嚴島神社と大巌寺(亀居山方光院大願寺)のように、神仏習合の時代は仏教の弁財天と同一視されていたところもあり、今は敢えて一緒にいただいてもよいのかもしれないですね。

御朱印は、書き写したお経を奉納した証として授与されるものです。
いつしかお参りしただけで頂けるようになってしまい(中には、お参りもせず御朱印だけ頂いて神社仏閣をハシゴする方もいらっしゃるし)、簡単に頂けてしまうのはどうなのかなあとも……。
きちんと時間を取って伺うのが大切ですね。

不動明王様には、先日、大量の業を焼き尽くしていただきました。
今日は、その感謝とお礼を込めて、お参りさせていただきました。

ありがとうございました。

スーッと伸びた雲が印象的でした


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?