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【10分間読書】転スラ英語版6日目~「笑う」バリエーション等々と、これからの学習について~

久しぶりの転スラ英語版リーディングです。ChatGPTを使って読んでいます。
英語版はこちら↓

前回は、主人公三上さんが、後輩を庇って通り魔に刺されてしまうシーンでした。その続きです。

この辺はちょっと端折りますが、出血多量で朦朧としている三上さんの頭の中で、見知らぬ声がするようになっています。
《確認しました。血液が不要な体を作成します…》みたいなノリで、機械的な感じの声が描かれるようになります。これが転生の前触れみたいな感じですね。

そんなことが起こりつつ、意識を失いかける中、PCにヤバいデータがあったらしいことを思い出して焦る三上さんは、最後の力を振り絞って、後輩の田村くんにPCを風呂に沈めるように頼みます。
この辺は英語版もけっこうそのままの描写でした。

そして、その後。

英文: It took a moment for my plea to register with Tamura. He gave me a blank stare. Then he snickered.

That Time I Got Reincarnated as a Slime Vol.1より

原文:田村は一瞬何を言われたのかわからなかったのか、きょとんとした顔をした。その後意味を理解した様子で、苦笑を浮かべる。

転生したらスライムだった件 一巻 P11より

こういう場面で"register"を使うんですね。その発想はなかった。
"plea"は初めて見たなとか、blank stareが「きょとんとした」に対応してるんだと思いますが、曖昧なので解説をお願いします。

ChatGPT:
英語の翻訳文では、反応がより簡潔にまとめられています。「It took a moment for my plea to register with Tamura」という文は、田村が話者の訴え(plea)を理解するまでに少し時間がかかったことを示しています。「register」という動詞は、情報が人の意識に「登録される」、つまり理解され始めるというニュアンスを持っています。「He gave me a blank stare」という部分で、田村が無表情でじっと見つめた様子が描かれ、「Then he snickered」と続きます。ここでの「snickered」は、小さく嗤うという意味で、日本語の「苦笑」よりもやや皮肉や軽蔑を含む笑いと解釈されることがありますが、文脈によっては単なる苦笑いと同じように使われることもあります。

比較と解説情報の伝達: 英語版では「It took a moment...」と非常に簡潔に情報伝達の遅延が述べられていますが、日本語ではより詳細な心理描写があります。
表情の描写: 「きょとんとした顔」という日本語の表現は、英語の「blank stare」よりも動揺や困惑が強調されています。英語の表現は比較的に抑えられた感じがします。
笑いのニュアンス: 日本語の「苦笑」は複雑な感情を含む一方で、英語の「snickered」は文脈によりニュアンスが異なる可能性がありますが、通常はもう少し軽蔑的または内心での楽しみを含むことが多いです。

翻訳版は、心理描写よりも写実的な感じに寄っていて、最後の"snickered"でコンパクトに心理的な描写を見せている感じでしょうか。メリハリが効いている感じがします。

ところで、「笑う」系のバリエーションって、英語はたくさんあるよな…と思ったので、この機会におさらいもかねてまとめてもらいました。

ChatGPT:
Laugh - 基本的な表現で、一般的には喜びや楽しみを表すときに使います。
Smile - 笑顔を示す非常に一般的な表現です。優しさや幸せを表します。
Giggle - 軽い、しばしば少し子供っぽいか、照れくさい笑いを指します。
Chuckle - 心からの、しかし抑えた笑いを表します。満足や楽しみの感情が含まれることが多いです。
Snicker - こっそりと、しばしば意地悪く笑うことを指します。
Guffaw - 非常に大声で、ときにはやや粗野な笑いです。
Snickle - 小さな笑い声。GiggleとSnickerの間の何かです。
Beam - とても幸せそうに笑うことを指し、顔全体が明るくなる様子を表します。
Roar with laughter - 大きな声で笑うことを強調し、しばしば群衆の中で聞かれます。
Titter - 控えめで、しばしば緊張したり不安定な状況での軽い笑いを指します。
Cackle - 高く、ときにはやや奇妙または邪悪な響きのある笑い声です。
Howl - 大声で笑うこと、特に笑いが制御できないほどの場合に使います。
Scoff - 軽蔑的な笑いで、しばしば非難の意味合いを含みます。
Smirk - 自己満足や皮肉を含んだ小さな笑い。他人を見下すような感じがすることがあります。

正直に言いますと、この14個中知っていたのは6個だけ(でも実用で使えてるのはたぶん"laugh"と”smile"のみ)、残りは初めましての単語でした。
まだまだ先は長いです。

話を戻して、日本語の原文だと「苦笑する」ですが、英語では "snicker"を使っています。
"snicker"は、「こっそり、しばしば意地悪く」と書かれていますが、もうちょっと突っ込んでみると、「からかうように」というシチュエーションもあるようで、今回はそのニュアンスが採用されてるんでしょうかね。

はい、続きです。
その後、田村くんが「先輩らしい」と返答し、その後の三上さんの脳内のセリフです。

英文: Even if it was just a snicker, it beat having to depart this plane of existence with a grown man blubbering on top of me. I’d take it.

That Time I Got Reincarnated as a Slime Vol.1より

原文:男の泣き顔なんて見たくないしな。苦笑いでも、泣き顔よかマシだ。

転生したらスライムだった件 一巻 P11より

なんだかずいぶん違うような。
真ん中あたりの表現はどこから来たのでしょうか。

ChatGPT:
「it beat having to depart this plane of existence with a grown man blubbering on top of me」は、「この世を去る時に大人の男が自分の上で泣きじゃくるよりはましだ」という意味で、死や極限の状況を連想させる強い言い回しを使っています。これは原文の「泣き顔よりマシ」というシンプルな比較をよりドラマティックに展開しています。最後の「I’d take it.」は、「それでいい」と受け入れる意志を示しており、苦笑いを選ぶことに対する肯定的な姿勢を表しています。

英語の表現の詳細
Snicker: 苦笑いを指し、軽く内心で笑うことを表す。ここでは、直面している状況に対して、皮肉ながらも何らかの肯定的な反応を示している。
Depart this plane of existence: 非常に文学的でメタフォリカルな表現で、この世を去る、つまり死ぬことを意味します。ここでは比喩的に使われていて、極端な不快感を表現しています。
Blubbering: 大声で泣きじゃくること。成人男性が大声で泣く様子を強調しており、一般的には子供っぽく見える行動として否定的な印象を与えます。

この翻訳は、原文のニュアンスを保ちつつ、より具体的で感情的な影響を英語の読者に与えるよう工夫されています。

原文はあっさりしてますが、翻訳版は「死ぬ間際で」という言葉が加えられてますね。
ここはGPTさんに全文の情報をあげていないので、「Depart thi plane of existence」の解説が「極端な不快感」になっていますが、実際ここでは死ぬ直前の場面なので、比喩も何も、文字通りですね。

あと、「 it beat having to」もよく知らない表現でした。
どうやら、直訳では「それは〜することを打ち負かす」という感じですが、日常会話では「〜よりましだ」と訳されることが一般的、とのこと。

こういうのもけっこうスルーしがちなので、要チェックです。

本当に、細々と見ていくとキリがないんですけど、でも細々見ないとスルーして気が付かないことがたくさんあるんですよね~。
気長にやります。


本文と関係ない話

ちょっと余談です。
ここしばらくは英語をコツコツ勉強していて、それは今後も変わらないんですが、仕事で外国語の必要性に迫られるようになりました。

必要性に迫られるというより、自分でそうすると決めてやることにした、の方が正しいんですけどね。

詳細は書きませんが、英語だけではなくて、これまで勉強していたスペイン語、中国語、あわよくばフランス語も使おうと思います。

スペイン語と中国語は、時間をかければ一応読めるし、たどたどしいし時間はかかるし間違えるけど、一応書いたり話したりできるっていうレベル。
フランス語は、文法学習もまだ足りてなくて、基本的な文章しか言えない初級レベル。

ともかく、これまでは趣味で結果を求めずにやってるだけで楽しかったんですけど、悠長なことを言ってる場合ではなく、「使えるものは使わないとダメだな」という状況になった(というかした)ので、下手でもなんでも、とにかくガンガンやっていこうという方針に変更しました。

なので、これから毎日30分ずつ、英語以外の3言語は何かしらの学習をします(英語はすでにやってるし、基本割と触れていることが多いので除外)。

複数言語を同時に学ぶのはあまり勧められていないことが多いですが、でも、たぶんそれって、同時に始める場合は特に、っていうことが多いのかなと思います。

私は同時に始めるわけじゃなくて、どれも既にやっていて、レベルに差があるっていう話だし、それに何より「そんなこと言ってる場合じゃない」という、自分を追い込んでいくスタイルです(笑)。

泥臭い語学学習スタイルになりそうですが、その様子もちょこちょこお伝えしていきます。

それではまた。

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