今日はまたこちらの本に戻ります。
いつものように、解説はChatGPTにお願いしております。
今日読んだところの内容は、ざっくり言うと、
●良い書き手と話し手は、読み手や聞き手について考えることから始める
●Chicago Sun-TImesのスポーツライターが、読者に向けてアメフトの基本のルールについて解説するのは笑い話である
●しかし、もしイギリスのコラムニストがロンドンの読者に向けて、アメフトの説明をするのであれば、詳しく書かなくては分からない
●読み手や聞き手を高く見過ぎてもダメで、低く見過ぎてもダメである
●簡潔に要点をまとめようとして、専門用語を使うのは良くない
●しかし聞き手はそれらに興味がない訳ではない。理解するのに十分な足場となる背景を提示することだ
そんな感じでした。
aphorismは「格言」とかの意味だそうですね。
シカゴ公共ラジオ局のスタジオの壁にあった格言を思い出すというところから、「リスナーが特定のテーマについてどれだけ知っているかを過大評価してはいけない、しかしその知性を過小評価してもいけない」となっています。
これは単純に、そうだなーと思いますね。
まあ、そうは言っても、それが出来たら苦労はしないんでしょうけど。
簡単にできないから、格言みたいになってスタジオに書かれてたんでしょうね。
それは置いておいて、今日気になったのはこちら。
ChatGPT訳:
「それらのトピックを持ち出すときには、リスナーが会話に入り込めるように十分な背景を提供することに注意してください。」
この前のところで、「専門用語(techincal jargon)を使うとリスナーが聞く耳を持たなくなるが、かと言ってリスナーがそのトピックに関心がないということではない」という文脈があります。
それを受けて、「ちょっと専門的な内容について話すときは、相手がすんなり理解できるように取っ掛かりを作っておきましょうね」っていう感じですかね。
"get a hoothold"は、文字通り「足場を作る」みたいなことだと思いますが、一応聞いてみました。
これはけっこう出番が多そうな表現ですね。
かゆいところに手が届く感じの、知ってると使いやすい便利表現な感じがします。
あと微妙なのが"broaching"です。なんだか分かるようで、ピンと来ない。
という訳で聞いてみました。
なるほど…。
ありますよね。
「相手が知ってるのか知らないのか分からない話題で、知ってるのにわざわざ説明したら馬鹿にされた感じになるし、かといって知らないのに話しても困っちゃうだろうし、配慮しながら説明しないとな~」みたいなシチュエーションとか。
人によって反応が分かれるセンシティブな話題のときとか。
「私は気にしないんですけど、気にする人もいるから配慮しないと…」っていう話題。政治のこととか、社会的な問題についてとか。
そういう時ですね!
そうは言っても、これ自体が直接、自分と相手との会話の中で使える感じではなくて、状況の描写とか、「こういう配慮が必要じゃない?」っていうことを、その配慮する相手当人ではなくて、誰かに提案するときって感じでしょうか。
クライエントの対応について、チームで相談するときとか。
「あれに気を付けて話さないといけないよね」みたいな?
ちょっとこれも聞いてみました。
こうやって見ると、やっぱり直接相手に使う言葉じゃなくて、第三者と何か相談するとか、状況を説明するときって感じですね。
こういう心理的なことを含んだ説明ってめちゃくちゃよく使うし大事なことなので、これはけっこう使いそうです。
今日も勉強になりました。