「教育に関する議論を考える」

教育は誰しもが受けてきたものです。人が成長する限りそこには必ず教育はついて回ります。

その受け取り方は、人の数だけ存在します。それは教育を受けてきた学校の特徴や個人の学力だけでなく家庭の経済状況、住んでいたところの土地柄など、様々な要素が含まれています。また、親や学校の先生、お役人さんや地域の住民など、立場によっても教育への考え方は異なります。

そんな多様な教育観を持った人たちが、一口に「教育」について意見するとき、いったいどのような状況になるかは想像にたやすいでしょう。現在もオンライン化についてや履修主義か修得主義かについて、様々な意見が飛び交っています。

でも、本当に必要なのは、「教育をみんなでよくしていくこと」ではないでしょうか?そしてそのためには、より多くの人の助けが必要です。特に教育への出資額がそれほど多くない日本においては、このことがより重要になってきます。現在もコミュニティスクールという形で学校と地域が連携することが推奨されていたり(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/community/)部活動に外部指導者を入れようとしていたりしています。

さっき上で挙げたような議論は、もちろん教育をよくするためには必要であるとは思います。しかし、その議論で教育業界が分断されてしまい、本当に良い教育を行えないことの方が問題ではないでしょうか?そのようにして考えてみると、上のようなどちらが良いかという議論をして勝者と敗者を作るのではなく、なぜその教育が良いのかの議論をして、お互いが納得して協力しあえる決定をするのが、本当に重要なことのように思えます。

みんなで本当に良い教育を作っていけたら、本当にいいですよね。

FEIS運営 稲澤



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